オーナー自らデザインしたリビング
ホームシアターの舞台となったのは、まるでモデルルームのようなスタイリッシュなリビング。音楽や映画のみならず、インテリアもお好きだというオーナーの小野さん自ら指揮をとって、この空間をコーディネートしたそうです。無垢材の床や石材の壁、デザイン家具など、小野さんの好きなものを好きなように組み合わせながら、全体としては統一感のある空間に仕上げています。
この住まいを建て始めたのはコロナ禍で外出が制限されていたころ。小野さんは「家族と家で過ごす時間をより楽しいものにしたい」との思いから、リビングで楽しむ2ウェイシアターの導入を決意。サウンドテックの三宅宏明氏に相談を持ちかけました。
生活動線を損ねず機器をインストール
三宅氏は、小野さんこだわりの空間に機器が調和するよう、ハウスメーカーとやりとりを重ねながらプランニングを行ないました。要望通り、ディスプレイは130インチスクリーンと65インチテレビの2ウェイ。スクリーンケースは垂れ壁によって隠し、テレビは壁掛けとすることでお部屋の美観を保っています。
フロントスピーカーにKEFの「Q750」を設置。お部屋の雰囲気とマッチするようにウォールナットを選びました。リアとトップは、同社の埋め込みタイプ「Ci160ER UTB Uni-Q」を天井に配置。スタイリッシュなインテリアに溶け込ませ、かつリビングの生活動線を損ねずに、5.1.2chのドルビーアトモス環境を実現しました。
- 写真上/スクリーンは130インチ。壁の広さや両隣のフロントスピーカーとのバランスを鑑みて割り出した最大サイズです
写真下/スクリーンを上げると、ソニーの4K液晶テレビ「XRJ-65X90J」が石材の壁に設置されています
家族団欒がもっと楽しくなる
こうして、空間に見事に調和した2ウェイシアターが完成。以降は小野さんはもちろん、奥様やお子さんそれぞれが利用したり、休みが合うときには一緒に映画を見たりと、一家の生活を豊かにしているそうです。「ホームシアターのおかげで家族と過ごす時間が増えました」と、嬉しそうに語る小野さん。
空間のデザインや機能性を損ねることなく生活に溶け込み、そこで過ごす時間をかけがえのないものにしてくれる。リビングで楽しむ2ウェイシアターのお手本のような実例です。
写真/草野清一郎
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小野邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:約33畳 ●画面サイズ:130インチ+65インチ ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-TW8400W ●スクリーン:オーエス EP-130HM-MRK1-WF204 ●テレビ:ソニー XRJ-65X90J ●ブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-FBW2100 ●AV アンプ:マランツ SR6015 ●フロントスピーカー:KEF Q750 ●センタースピーカー:KEF Q650C ●リアスピーカー:KEF Ci160ER UTB Uni-Q ●トップスピーカー:KEF Ci160ER UTB Uni-Q ●サブウーファー:KEF Kube 10b ●アナログプレイヤー:テクニクス SL-1500C ● AV ラック:QUADRASPIRE Q4D
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サウンドテック
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