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  • 連載 伊尾喜大祐のシン・イオキネマの夜明け
    第17回「目指すべき遮音性能の数値を確認!」

    取材・執筆 / 伊尾喜大祐
    2022年4月26日更新

ホームシアターの総合誌「ホームシアターファイルPLUS」でも執筆されている伊尾喜大祐さんが、夢の映画館「シン・イオキネマ」づくりを決意! 本連載では、映画館づくりを決意したきっかけから完成するまでの模様を完全密着ドキュメントでお送りします。どのタイミングでどんなことが進行するのか? 映画館づくりにどんな想いがあったのか? 読んだらホームシアターを作りたくなること間違いなし!

現イオキネマの音量を確認して目標値を設定

帰宅してさっそくホームシアターの音量をチェック。井上氏に教えていただいたiOSアプリ「Sound Level Analyzer」で、僕のサラウンド再生のレファレンスブルーレイ『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から、爆音といえばここ! というポッドレースのシーンを再生してみました。AVアンプのボリュームを「ちょっと出し過ぎかな?」と感じる程度に設定して計測。すると室内では平均78dBピークで80dBほどとなりました。ショールームでの印象と比べると平均90dBは出ているかと思っていましたが、ちょっと意外な結果になりました。

そして今度は屋外、隣地との境界上で計測してみたところ、平均で53.5dB、ピークで63dBになりました。ピークで「(騒音源)87dBマイナス(求められる静かさ)45dB=(遮音すべき音量)42dB」、平均で「(遮音源)64dBマイナス(求められる静かさ)45dB=(遮音すべき音量)19dB」とシミュレーションした場合、遮音性能の目標値は40dB程度。DAIKENショールームを基準とすれば、50dBのプレミアム★★★防音より、40dBのスタンダード★★防音を目指せばよさそうです。

この結果を踏まえて龍井氏も防音仕様を改めて設計し直し、遂に最終図面が完成! 次なるステップは、いよいよ機器のチョイスに。

  • 防音仕様を盛り込んだ図面がこちら。二重壁構造を採用した外壁という案は変更していないが、新たに部屋の両サイドに下がり天井を設けることになりました。これにより、防音性能は下げずに、間接照明や埋め込みスピーカーを設置することができます。
  • スクリーン側から見た図。元々の案で採用していた防振吊り天井は採用しないで、部屋の両サイドに下がり天井を設けました。なお、ホームシアタースペースの天井は、DAIKENの天井材「オトテン3」「オトテン200W」で仕上げる予定です(下がり天井は除く)。

次回はこちら>>>第18回「ホームシアターを両立する間取り」

前回はこちら>>>第16回「最適な防音性能を体感する」