映画館のある家に憧れつつも「いろんな機器がリビングにあると見栄えがよくないのでは」「操作が難しくて家族で使えない」と、“美観と使いこなし”をハードルに感じている方は多いのではないでしょうか? 実はネットワーク環境を整えることで、そんなお悩みを一挙解決できるかも。ここでは暮らしを便利にするネットワーク構築にも応じるショップ「GLANCE(グランス)」をご紹介。代表の松﨑圭志さんに整備のメリットやプランニング時のこだわりを伺いました。
快適性アップ! ネット整備の3大メリット
そもそもネットワークをどんなときに利用しているか考えてみると、ほとんどの方は「毎日つかっている」とお答えになるはずです。とくに家の中ではWi-Fi経由でインターネットを利用して、テレビやスマホでネットコンテンツを楽しんだり、スマート家電の操作をおこなったり、リモートワークで業務をこなしたりと、多様な用途に役立てる方も多いのではないのでしょうか?
メリット1 使用時にストレスを感じなくなる
そんなとき接続が途切れやすかったり、部屋によってつながりにくかったりすると、もちろん使いづらいと感じます。ネットワークを整えると、そういった使用時のストレスの原因を根本からすっきりと整理できます。使用感の改善からワンステップ進んで、ネットワークの存在を意識せずに日常使いできるようになるのです。
メリット2 トラブル発生時も相談先に困らない
ネットワークの構築をプロに依頼すると、使用に違和感を感じた際も、プロから迅速かつ的確な診断を受けることができます。使えなくなると暮らしに大きな支障が出るのがネットワークですが、その不具合の原因はささいなミスであることも。ユーザー自身の操作で解決できるケースも多く、自宅のシステムに精通した“相談相手”がいることで、より早く、手間も少なく済む可能性は大いにありえます。
- GLANCEではYAMAHA「ネットボランチDNSサービス」を活用した状況把握とプログラム書き換えに対応。遠隔でもリアルタイムで機器および有線LANポートの状況を把握できるため、電話一本ですぐに的確な一次診断をおこなうことができます
メリット3 見た目もすっきりと美しい空間に
生活に欠かせないとはいえ、居住空間にネットワーク機器やケーブル類が散らかっていると部屋の美観を損ねることになりかねません。用途に適した機器を効果的に配置した上で、見た目は美しく。一連のトータルプランニングはホームシアターにおけるカスタムインストールの魅力の一つでもあり、もちろんネットワークの配管と隠蔽においても発揮されます。
- 実際にネットワーク、ホームシアター/BGMシステム、オートメーションを導入した物件。視聴方向や動線上など集中したいシーンや人の出入りがある場所はもちろん、壁コンセント付近も機器やケーブル類が露出していません
- 普段さわらないネットワーク関連の機器は情報分電盤の中へまとめて収納。使い勝手に直結する無線のアクセスポイントは使用する部屋に設置する必要があるため、テレビ裏や天井裏、家具の内側に隠蔽するなど、アイデアを駆使します
誰でもかんたんにシアターを使えるように
GLANCEの本領はホームシアターのインストール。ネットワークを整えることで得られる3つのメリットは、実はホームシアターの“美観と使いこなし”にも効果的です。
使いこなしとしては、タブレット端末でシステムの一括オンオフ、音量調整や再生/停止といった基本操作がおこなえるほか、照明や電動カーテンとの連携も設定可能。組み合わせればタップ1回でホームシアターの上映準備が完了するというわけです。
- 実際の操作画面の一部。項目や動作は任意にプログラムできるため、要望にあわせて使いやすいメニュー画面を作成してくれます。遠隔でプログラムの書き換えも可能なため、機器を新しく入れ替えた際もすぐにシアターを使用できるとのこと
またAMXオートメーションは、部屋の美観を保つの工夫としても有効です。
収納家具の扉をしめたり、機材室を別に設けたりなど、ホームシアターを使わない時は機器を完全に隠蔽し、建築やインテリアの意匠にあわせて空間に調和させることができるためです。反対にシアターを起動している時は、映像と音声だけに集中できる環境をつくることができます。こういった設定と連携、そして安定した動作にも、ネットワークは欠かせません。
- 通常のリモコン操作では機器の赤外線受光部を露出させる必要がありますが、AMXをはじめとするオートメーションシステムを採り入れると、設置の工夫しだいで操作端末とシアター機器が物理的に隔たれていても動作に支障なくなります
- 住宅設備や機器の連携を緻密にプログラムしても、操作をおこなうタッチパネルの信号がネットワークを通じてコントローラーに届かなければ、うまく動作しません。実際に使うときの快適さを求めればこそ、ネットワークは重要なのです
さらにネットワークが安定すると、YouTubeなどの動画/ライブ配信コンテンツやNetflixやAmazon Prime Videoといったストリーミングサービスで作品を視聴する際、映像や音声の伝送に不具合が生じにくくなり、快適な画質音質で楽しむことができます。GLANCEでは蓄積されたノウハウを活かして、たとえばスマホで動画を視聴しているタイミングだとホームシアターの調子が悪くなる・・なんてトラブルも起こらないようシステムを構築します。
- 実際の配線の一例。AVアンプの動作の安定性を保つためには定期的な電源の抜き差しが有効ですが、この物件ではそういったメンテナンスがの頻度が少なくなるよう、リブーターを接続してシステムの安定性を向上させています
とくにリビングに導入する場合、住まいの中心にあるシアターを“操作できないから使えない”のはもったいない! 誰でもかんたんに、好きなタイミングで映画と音楽を楽しめるようにするために、インストーラーはプランニングの際、かならずAMXオートメーションシステムの導入も提案するといいます。
- AMXとは制御デバイスを製造する米国発の専業ブランド。長期間に渡り安定して動作する堅牢なデバイスと、幅広い用途に対応する柔軟なプログラムから、多くのショップから支持を獲得し、病院や官公庁、ホテルやアミューズメント施設といった長期間の安定動作が求められる現場でも採用実績を持ちます
そしてGLANCEは、AMXの正規プログラマーが在籍する認定ディーラー店でもあります。AMX製品のプランニングから販売、プログラミング、メンテナンスまでを一貫しておこなえるほか、輸入代理店であるエレクトリから定期的にトレーニングを受講しており、最新機器に関する知識も保持しています。
ショップが現在にいたるまでAMXシステムを導入した物件数は、104件にものぼるといいます。ゼロから構築した物件、他社から引き継いだ物件、他社プログラムを修正した物件など、さまざまなステータスのプログラムを手がけた実績を持つので、要望に合わせたプログラム構築やメンテナンスに幅広く対応。また、輸入代理店経由での依頼も受諾しているそうです。
- GLANCEのインストーラーは「AMX Control Assciate Programmer(ILC)」資格を取得しています。また、ショップが販売するAMX製品はすべて正規品のため、修理の際は輸入代理店のエレクトリに依頼が可能。トラブル時も安心です
住宅もシアターも“長く”住みよく使いよく
建築や間取り、工事の有無によっても適したプランニングは異なります。住みよく、使いよい家をつくるなら、カスタムメイドのサービスを提供するプロに一任するのが好手。
「僕はネットワークのことを住宅のインフラと考えています。たとえばスマホをつかうとき、バッテリー残量と同じくらいネットの速度や安定性は大事ですよね。ネットワークを整えると、使用感の快適さが劇的に変わります。
ホームシアターも住宅設備の一つですから、お風呂やキッチンと同じくらいのハードルで、気軽に使って楽しんでいただきたいです。より使いやすくするためにオートメーションやネットワークのような手段があり、かんたんに導入するためにインストーラーのようなプロがいますから。
実際に起こったトラブルをもとにしたノウハウの蓄積も豊富にありますので、困った時の一次診断先としても、未然に防ぐ専門家としても、ぜひ一度ご相談いただきたいです」と松﨑さん。
新築/既存住宅にかかわらず“長く”快適に使える環境づくりをおこなうなら、どのように使いたいか改善したいか、要望にあわせてプランニングを受けられ、またアフターサポートにも優れたGLANCEのサービスが適しています。ぜひ一度、ショップへ相談に赴いてみてはいかがでしょうか。
ショップ情報/ショールーム詳細
SHOP INFORMATION
「GLANCE(グランス)」
〒649-6246
和歌山県岩出市吉田68-35
TEL:0736-60-8904
E-MAIL:info@glance-designs.jp
営業時間:10:00 – 18:00(予約制)
定休日:木曜日、日曜日、祝日
SHOWROOM SYSTEM
ホームシアターシステム ●プロジェクター:エプソン EH-LS10500 ●スクリーン:キクチ Grace Matte 100 ●プレーヤー/レコーダー:パナソニック DMR-4W101 ●AVアンプ:LINN KLIMAX EXAKT DSM+MAJIK EXAKTBOX-I(Katalyst UPG) ●フロントスピーカー:LINN AKURATE 242 ●リアスピーカー:TruAudio SP-6
ネットワークシステム ●有線LANルーター:ヤマハ RTX830 ●8ポートHUB:ヤマハ SWX2200-8G ●24ポートHUB:ヤマハ SWX2300-24G ●無線LANアクセスポイント:ヤマハ WLX212
オートメーションシステム ●コントローラー:AMX NI-3100 ●コントロールボックス:AMX AXB-REL8+AXB-IRS4 ●ユーザーインターフェース:AMX TPControl