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ガイド

  • ホームシアターの作り方 STEP2
    せまくてもできる!

    取材・執筆 / ホームシアターファイル プラス編集部
    2019年3月29日更新

せまくても諦めないで!

ホームシアターをつくる際、多くの人が頭を悩ませるのが「場所」です。ホームシアターの場合、大画面になればなるほど大きな壁が必要となり、スピーカーの本数が増えれば増えるほど、居住空間に使えるスペースが物理的に限られてしまいます。そうした理由から、広い間取りを確保しやすいリビングにシアターを構築する人も多いのです。では、狭小空間ではホームシアターはつくれないのでしょうか?答えは「NO」です。機器の進化は目覚ましく、実は6畳あれば100インチの大画面が導入できるのです。
そもそも100インチの画面サイズは横幅約2.2m。スクリーンならケースを入れても2.5mほど。一方で一般的なプロジェクターの投写距離は約3m前後。畳の寸法は地域で多少異なりますが、短辺2.7m、長辺3.6mの6畳間があれば100インチの大画面は、設置可能な範囲なのです。

  • プロジェクターの投写距離はおおよそ3mあれば大丈夫! 機器自体も小型化し、省スペースでも設置が可能になりました。

大画面も4Kも夢じゃない

大画面を実現する機器の価格も、近年は一段とお求めやすくなっています。“高嶺の花”だと思われがちなプロジェクターはいまや5〜20万円でも十分な品質のものが手に入ります。たとえば、ベンキューのバッテリー内蔵モバイルプロジェクター「GV1」は、片手で持ち運べるサイズ。Android搭載でWi-Fi対応、本体だけで Netflixも再生が可能。それでいて5万円未満という驚異的な価格です。LGエレクトロニクス「HF85JG」は、100インチのフルHD大画面を約12cmの投写距離で実現しつつも、実売想定価格は20万円前後。また「4K」に加えて、輝度の幅を拡大する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」対応のプロジェクターも、低価格化が進んでいます。なかでも、エプソン「EH-TW8400」は4K/HDRに対応しながら、30万円前後の価格を実現した注目のアイテムです。

  • 手のひらサイズのWi-Fi対応プロジェクター、ベンキュー「GV1」。
  • 4K/HDRに対応しながら実売30万前後の価格を実現したエプソン「EH-TW8400」。
  • 12cmの投写距離で100インチの大画面を投写できるLGエレクトロニクス「HF85JG」。

狭小空間ならではのメリットもある

また、狭小空間ならではのメリットもあります。それは音量です。迫力を求めると大音量になりがちで、家族や近所の反応が気になるところ。ですが、6畳なら必然的に近接視聴となるため、音量を抑えても適度な迫力を楽しむことができるのです。それでも近隣への音漏れが気になる方は、サラウンドヘッドホンを活用するのも手です。

  • 狭小空間だから必然的にスピーカーと視聴位置との距離が近くなるため、大音量でなくても迫力を感じやすくなります。