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ガイド

  • ホームシアターの作り方 STEP1 
    知っておきたい3つのトピック
    後悔しないために、これだけは知っておきたい!

    取材・執筆 / 平野勇樹(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2019年3月29日更新

事前に確認しておきたい3つのこと

これからホームシアターをつくりたい! そんなみなさんのために、事前に知っておきたいトピックを3つ、厳選してご紹介します。備えあれば、憂いなし。いつ、何を準備すれば、自分が求める理想のホームシアターができるでしょうか? 後悔しないホームシアターづくりのために、ぜひ参考にしてください!

  • テレビにサウンドバー(パイオニア「FS-EB70」)を組み合わせたホームシアター。サウンドバーは、手軽でカジュアルに、テレビシアターを始めたいホームシアターファンにピッタリ!
    撮影協力/マスターウォール銀座店
  • 大画面スクリーンを導入した、いわゆるホームシアター専用室。カジュアルなシアターよりも、音楽や映画の世界にさらに没入できる専用室は、ホームシアターファンの夢!
    撮影協力/ホームシアター工房 大阪]

STEP2はこちら>>>ホームシアターの作り方 STEP2「狭くてもできる!」

STEP3はこちら>>>ホームシアターの作り方 STEP3「低予算でもできる!」

コンセプトは決まっている?

千里の道も一歩から。まずは自分自身が求めるホームシアタースタイルを整理して、みんなと共有できるように、コンセプトを固めましょう。そのために役立つのが、5W2Hです。Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、HOW(どうやって)、How much(いくらで)を書き出してみましょう。
たとえば、「家族やゲストと」、「週末の夜」、「リビングで」、「映画やスポーツを」、「家族みんなでワイワイ楽しむために」、「できる限りの大画面で、カジュアルなスタイルで」、「トータル50万円くらいの予算で」。あるいは、「自分ひとりで」、「観たくなったらすぐに」、「個室で」、「映画を楽しむために」、「特に画質にこだわって」、「トータル200万円くらいの予算で」。
ほら、なんとなく、目指すべきホームシアターの姿が、うっすらと見えてきませんか?

  • ホームシアターのスタイルは主にふたつ。リビングにつくるホームシアターと、個室につくるホームシアター専用室です。コンセプトにあわせて好みのスタイル選びましょう。

インストーラーって何?

機器を購入して設置するだけでもホームシアターははじめられますが、クオリティも居心地も追求するホームシアターをつくるなら、ホームシアターのプロである「インストーラー」の手を借りるべきです。
インストーラーとは、日本全国のホームシアターショップに在籍するオーディオ・ビジュアルのコンサルタントのこと。住宅メーカーや建築家、インテリアコーディネーターとコラボしながら、あなたのホームシアターづくりを全面的にサポートしてくれます。インストーラーに「こうしたい」という理想のホームシアタースタイルを伝えましょう。あなたにかわって彼らがシステムプランやお部屋のコーディネートを考えてくれるほか、実際に施工図面をつくったり、工事現場に立ち会ってくれたりもします。

  • 日本全国にあるホームシアターショップでは、インストーラーがみなさんにあったシアターづくりの相談にのってくれます。

はやめの相談が成功へのカギ!〜

スッキリきれいなホームシアターをつくるなら、新築やリフォームのタイミングが圧倒的に有利です。ただし、それは事前にしっかり準備ができればこそ。美しく機器をビルトインするためには、建築図面(実施図面)が作成される前に、ケーブルの配管、補強、電源コンセントの位置指定などを済ませなくてはなりません。だから遅くとも、おおよその間取りが決まった段階で、インストーラーを訪ねるべき。オススメは構想段階からインストーラーのアドバイスを得ること。5W2Hを整理して、思いの丈をぶつければ、さまざまなアイデアを提供してくれます。間取りが固まる前なら、機器の配置や収納、配線をどうするかなど、住まいのプランニングにメスを入れることができ、結果的に満足度が高く、ムダなコストをかけない設計が可能になります。もちろん、いま住んでいる自宅でも、アイデア次第で、素敵なホームシアターをつくることができます。既存住宅ではじめたい方も、あきらめずに、ぜひインストーラーに相談してみましょう。

  • ホームシアターを作る上でスケジュー管理は非常に大切。インストーラーへ相談に行くのが早ければ早いほど、満足度の高いホームシアターをつくることができます。