ホームシアターの環境づくりにきわめて重要な照明環境。とくにLEDの特性を活かした間接照明は、シアタールームをムーディで魅力的な空間に仕立てます。今回は、へび年にちなんだわけではないでしょうが、工夫次第で部屋が大化けしそうな、従来以上に曲がるDNライティングのLEDモジュールライト「FXCシリーズ」を紹介します。

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DNライティングは、縦曲げ／横曲げと曲げ方向が選べる細型フレキシブルLEDモジュールとして、これまでも「FXYシリーズ」をラインアップしていました。断面サイズ11×11mm、粒感のない発光面を備え、直線・曲線に沿いながらも垂直または水平に同じ光量・配光で設置できる、という特徴を持っています。「FXCシリーズ」は、これらの特徴をそのままに、素材を軟質アクリルからシリコンに変更したことで、より長く、より屈曲性を高めたフレキシブルモジュールです。

具体的には、全長2895mmのFXYシリーズに対し、FXCシリーズは6497mmに拡張。最小曲げ半径は、R300mm以上のFXYシリーズに対し、FXCシリーズの縦曲げ「FACT」でR100mm以上（半円ならR50mm）、横曲げ「FXCS」でR150mm以上と、より細かく曲げやすく進化。什器や家具だけでなく、建築物の間接照明にも使いやすくなりました。

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• DNライティング「FCXシリーズ」
  62mmから6497mmまで全144サイズの豊富なバリエーションをラインアップ。切断および連結にも対応します

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• LEDモジュール「FXCS」（横曲げ）

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• LEDモジュール「FXCT」（縦曲げ）

直線・曲面に沿って設置できるアルミレールなど全14種類の取り付けパーツも用意され、多様な設置条件にも対応。埋め込みも可能なので、照明器具自体が目立つことなく建築や造作と一体化が図れます。

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• 全14種類の取り付けレールやサドルを用意。

「Customer Voice into REALITY 〜お客様の声を製品に〜」をテーマに開催された展示会も盛況。東京の照明実験室STUDIO E139で行われた実機見学会は、造作とともに配光の様子と空間における佇まいがよくわかる貴重な機会でした。参加者がもっとも興味を持ったのが今回紹介した「FXCシリーズ」で、来場者の実に59.6％が「関心がある」と回答したとのこと。

個人的にはそのさらなる進化版ともいえる参考出品の「360°フレキシブルLED」がインパクト大でした。これは第2位で52.2％が関心ありと回答しました。

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• 新しい「FXCシリーズ」の曲げ角をアピールする展示

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• 照明収まり位置による見え方の違い。1は光のラインを見せる埋め込み方、2は造作に沿ったコントラストのある間接照明、3はニッチ内部全体を柔らかく光らせる間接照明

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• 1灯で縦曲げ横曲げ可能な、まるでライトセーバーのように360度均一に光る「360°フレキシブルLED」は会場エントランスに

直線・曲線・立体に対応し、大光量を遠くまで届けるウォールウォッシャーモジュール「LINERWASHシリーズ」は吹き抜けのエントランスなどで魅せたいところですし、リボン状のフレキシブルLEDモジュールはハウジングユニットと組み合わせてテレビバックに使えたりと、特徴のあるアイテムだけに、いろいろと使い分けてみたくなります。

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• 大光量3850lm/mを実現する室内用ウォールウォッシャー「LINERWASHシリーズ」は、シンボル展示として展示会場の中心に据えられていました

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• LEDモジュール「FX50」をハウジングユニット「PFS2」と組み合わせてライン照明とし、AVボードに仕込むことで、テレビバックを柔らかく照らすとともに、画面輝度による目の疲れも和らげる効果が

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• スマホで無線調光できる株式会社シンクジャパンのアプリも参考展示

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• 記事内で紹介した新しいライン照明各種は、3月初旬に開催された「JAPAN SHOP 2025」のDNライティングブースにて、一般展示もおこなわれました。イベントで展示された最新のアイテムや、照明デザインの提案は、ブランド公式サイトにある出展レポートにてチェックできます

DNライティングは、LEDモジュールや照明器具類の製造・販売から設計施工まで行う1977年創業の照明メーカー。製品の7割は100％子会社である秋田DNライティングによる国産が占めています。

もともとは蛍光灯を製造していましたが、フレキシブルLEDライトをはじめ、LED時代の到来とともに多様な高品質LED照明を生み出しています。最近では収納家具内部に仕込むディスプレイ照明としてのニーズも高まっているとのこと。

「フレキシブルに変化する空間」をコンセンプトにした予約制のショールームでは、什器・棚下照明、間接照明が簡易的に再現されており、明るさ・色温度・配光や、設置位置・角度をシミュレーションできます。要予約ですが一般ユーザーの体験も可能とのこと。機会があれば体験をお薦めします。

［施設概要］
「照明実験空間 TOKYO STUDIO E139」
東京都品川区西五反田1−3−5
TEL：03-3492-4460
営業時間：10：00 – 12：00／13：00〜17：00（予約制）
定休日：土曜日、日曜日、祝日

「照明実験空間 OSAKA Lab E135」
大阪府吹田市豊津町54−6
TEL：06-6338-1081
営業時間：10：00 – 12：00／13：00〜17：00（予約制）
定休日：土曜日、日曜日、祝日

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• 「照明実験空間 TOKYO STUDIO E139」