いま、ホームシアターファンが見るべき4K Ultra HDブルーレイの注目タイトルを、プロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。2023年12月時点で発売中の新作『クリード 過去の逆襲』と『ザ・フラッシュ』について、画質音質チェックの見どころを大橋伸太郎氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックしました。
『クリード 過去の逆襲』
- 『クリード 過去の逆襲』
¥7,480(税込)
ワーナー/NBCユニバーサル
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●製作:2023年/米 ●ジャンル:洋画ドラマ ●本編ディスク:116分、スコープ、HDR10、ドルビービジョン ●本編音声:英語ドルビーアトモス、英語ドルビーデジタル5.1ch ●字幕:日本語、英語
© 2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
CREED is a trademark of Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.
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●ストーリー
現役を引退し静安な日々を送るクリードに過去の古傷が襲いかかる。チャンピオンになろうと誓い合った兄貴分デイムが刑務所を出所したのだ。2人はかつて暴力事件を起こし、クリードは逃げ果せたが、デイムは服役。その胸中にはかつての友への復讐の念が渦巻いていた。
- ●監督・出演:マイケル・B・ジョーダン ●出演:テッサ・トンプソン
●特典:同梱のBDに収録/撮影の舞台裏、かつてないライバル、未公開シーン集
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ボクサーの光る汗や躍動する筋肉を見事に描き出す
リングシーンのカメラの自由自在な動きやバックとの巧みな合成に、デジタルCG時代のボクシング映画を実感させます。エンドロールに「原案シルベスター・スタローン」がクレジットされますが、『ロッキー』シリーズと異なり、すべてアフリカ系アメリカ人俳優によって演じられるドラマです。ボクサーの褐色の肉体が主要な被写体ですが、曇りや濁りがなく地肌の差異を描き分けます。最後のタイトルマッチのシーンは、照明を落とした屋外スタジアムのリングのロープの中に、褐色の皮膚が発汗して濡れて輝きを増し、充血し興奮した筋肉が躍動する描写が見事。都会の夜のシーンは黒浮きや暗部ノイズがなく、しっとり落ち着いた烏の濡れ羽色。階調に優れボトムに近い暗部が潰れず、夜の奥まで見通せるような情報に富んでいます。(大橋伸太郎)
- ボクサーの肉体が主要な被写体ですが、曇りや濁りがなく地肌の差異を描き分けます。
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- 『クリード 過去の逆襲』画質/音質傾向
『ザ・フラッシュ』
- 『ザ・フラッシュ』
¥8,580(税込)
ワーナー/NBCユニバーサル
1000831004
●製作:2023年/米 ●ジャンル:洋画アクション ●本編ディスク:144分、1.9:1IMAXデジタルサイズ、HDR10、ドルビービジョン ●本編音声:英語ドルビーアトモス、英語ドルビーデジタル5.1ch、日本語ドルビーデジタル5.1ch ●字幕:日本語、英語
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●ストーリー
超高速移動の能力を持ち、人々を救ってきたヒーロー・フラッシュ。妻殺しの容疑をかけられた父の無実を証明し母を取り戻すため、過去へタイムトラベルする。しかし、もう一人の自分と遭遇し、マルチバース宇宙へ迷い込んでしまう。
- ●監督:アンディ・ムスキエティ ●出演:エズラ・ミラー ●特典:メイキング、マルチバース、伝説の復活、チェイス・シーン、決死の救出 ほか
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最速ヒーローのアクションを電光とアトモスで魅せる
DCコミック由来の最新のスーパーヒーロー映画でマルチバース映画。主人公が雷光のパワーで生まれた設定であるため、電光を放つシーンが頻出しますが、撮影監督が「アニメーションと実写の合成の基準となるものは光」と語る通り、光がこの映画の影の主役と言えるでしょう。HDR(なるべくドルビービジョン)で見ることをお薦めします。実写シーンは近年の傾向で過剰なグレーディングを避け、俳優のスキントーンなど自然なカラーバランス。サラウンド(ドルビーアトモス)は移動表現中心。映像演出に見合ったスピード感と明瞭さが求められます。CH8のブルース・ウェイン邸、CH9のソ連の秘密基地でカル・エルを救出しようとするシーン、CH14のゾッド将軍の率いる軍団との最終決戦で音のアクション演出が全開になります。(大橋伸太郎)
- 戦闘シーンでは、ドルビーアトモスのアクション演出が全開になります!
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【2023年11月版】いま見るべき4K Ultra HDブルーレイソフト 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ほか1作品、画質音質チェック