アルフレックスジャパンがこの春に国内発表した、イタリアの総合インテリアブランドMolteni&C(モルテーニ)の2023コレクションの中から、ホームシアターのあるリビングに提案したい多目的ソファ「AUGUSTO(オーガスト)」を紹介します。
“快適さ”を追求したリビングインテリア
「AUGUSTO」は現代建築を象徴するような金属フレームとふわりとした張地シートの絶妙なバランス。モルテーニのクリエイティブディレクターを務めるベルギー人建築家Vincent Van Duysen(ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン)はAUGUSTOを考案するにあたり、全体的なデザインは快適さと柔らかさからアプローチし、座面および背もたれのデザインを人間工学の観点から徹底的に検討したといいます。
11種ある5mmのグログラン生地のパイピングは、張り地のトーンと合わせて「Tone on Tone」にするもよし、「Contrast」を意識するもよし、空間や好みに合わせて自分だけのAUGUSTOを作りあげることができます。
シート&クッションを自在に掛け合わせ
興味深いのは、建築家らしい数字的なアプローチ。
1cmのアルミベースフレームまでが床から5cm、シートベース部分までが10cm、シートクッションが20cm、アーム幅(厚み)が20cm、アームの高さが25cmと、全て5の倍数になっています。
シートの奥行きは100cmと116cmの2種。さらに奥行き150cmのシェーズロングタイプも備えています。とくに、座る人の体格や、大画面視聴する際の姿勢などに合わせ、幅2種、厚み2種のバッククッション4種類を都度組み合わせて、快適なポジションを探ることができるのも、シアターユースにはもってこいです。
たとえば・・・
(1)奥行き100cmのシートに4.5cmのクッションを組み合わせれば、シートの奥行きの狭さを感じさせない適度なフォーマル感を演出できます。
(2)奥行き116cmのシートに9cmのクッションを組み合わせれば、タブレットや大画面視聴に快適な深さと角度に。4.5cmクッションを加えれば、小柄な人でも最適なリラックススタイルになります。
(3)奥行き150cmのシートに4.5cmと9cmのクッションを重ね使いすれば、身体全体を優しく包み込む至福のリラックススタイルに。大柄な人もゆったり寛げる奥行きとなります。
数学的アプローチから出発しつつ、人間工学を徹底的に検討した結果、シートとクッションの掛け合わせに辿り着いたという論には舌を巻きます。
羽毛を一切使用せずリサイクル素材で構成
注目すべきは、目に見えない内部にも。
アームやバックには木軸に高反発可変密度ポリウレタンフォーム、バッククッションにリサイクル可能なPETポリエステル繊維、シートクッションに独自開発の高反発可変密度ポリウレタンフォーム+リサイクル可能なPETポリエステル繊維を採用しており、
シートは、独自開発のウレタンフォームとリサイクル可能なPETポリエステルファイバーで構成、バッククッションもリサイクル可能なPETポリエステルファイバーを採用しており、抜群の耐久性と快適性を実現しながらも、実は羽毛は一切使用していません。ヨーロッパでは標準となりつつあるSDGsに対する積極的な取り組みにも目を見張ります。
まさに隙がない現代的なソファ。ぜひモルテーニのショールームで体験してみてください。
- 「モルテーニ東京」
東京都港区南青山6-4-6 Almost Blue A棟/B棟
TEL:03-3400-3322
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜日、祝日