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  • 注目のスタジオモニターがアクティブ化! FOSTEX「NF06A」をInterBEEで発見 2025年秋の発売見込み

    取材・執筆 / 遠藤義人
    2024年11月22日更新

    • ホームシアター・コンシェルジュ
      遠藤義人

11月13日から15日まで幕張メッセで開催された音と映像の見本市「Inter BEE 2024」。2023年のこの場で世界初披露し、2024年8月に発売されたFOSTEX(フォステクス)ニアフィールドスピーカー「NF06」。そのアクティブ(アンプ内蔵)バージョンのプロトタイプが登場しました。

FOSTEX「NF06」登場時の試聴レポートはこちら

フラットで見通しのいいサウンドを引き継ぐ

昨年創立50周年を迎えたフォステクスが、プロ向けのニアフィールドスタジオモニターを刷新して発売した「NF06」。2024年2月にプロトタイプを取材しましたが、その後発売までさらにチューニングを重ね、発売にこぎ着けています。

8月の発売以降、プロのスタジオにも入り始めていますが、実は一般ユーザーからも引き合いが多く、一部量販店でも販売されています。

  • ブックシェルフ型スピーカー
    FOSTEX「NF06
    ¥OPEN(実勢価格¥277,200前後/1台)

そんな「NF06」の脇に、グリーンのカラータイマーを抱いた似て非なるものが。それが、「NF06」のアクティブバージョン「NF06A」です。会場では、同社のラインセレクター「IS205」を使ったワンタッチで、パッシブ型の「NF06」とアクティブ型の「NF06A」を聴き比べできました。パパッと切り替えても、フラットで癖のない見通しのいいサウンドテイストに違いは見られず、すでに完成度は高そうです。

「NF06」を開発した時点で、技術的に追い込まれていることもあり、アクティブ化のハードルはさほど高くなさそう。発売は来年の秋を見込んでいるとのことでした。

  • 左が「NF06A」、右が「NF06」。正面から見ると、電源ランプ以外は同じに見えます
  • アンプを抱いている分、奥行きを増加し、エンクロージャーの容積を変えないようにしています
  • 仕様は未定ですが、アナログ(XLR、RCA)入力を想定しているとのこと

アクティブスピーカーは、もはやプロだけのものではありません。パワーアンプを用意しなくていいため、近年増えているDAC&プリアンプ、ネットワークプレーヤー&プリアンプといった、ハコ物を省いてシンプルにコンポーネントを組みたい一般ユーザーのニーズにもマッチします。また、スピーカーとアンプの相性といったものも考えなくていいメリットも大きく、トータルでのコストパフォーマンスにも優れるといえます。

これを機にアクティブスピーカーのよさが認知されると、ユーザーの裾野が広がると思うのです。

  • 遠藤義人 氏
    ホームシアターのある暮らしをコンサルティングする「fy7d」代表。編集者として数100件のホームシアターを訪問、住宅インテリアブランドを取材した経験から、大画面&高音質と住宅インテリアを組み合わせたホームシアターの普及のための活動を幅広くおこなっています

問い合わせ先

フォステクスカンパニー
東京都昭島市つつじが丘1-1
www.fostex.jp

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