国内最大級のオーディオ&ホームシアター専門店「AVAC(アバック)」。愛知県岡崎市に店舗をかまえる「アバック岡崎店(ファルコン)」は、ホームシアターのプランニング・施工と、オーディオ・ビジュアル製品全般の視聴・販売をメインとするAV総合専門店です。実際にショップに足を運んで伺った最新のリニューアル情報と、岡崎店ならではの魅力をお届けします。
- 取材に協力してくださった、岡崎店インストーラー兼、店主の猪又義信さん。
まずはホームシアターを体験することから
はじめてお店を訪れたお客さまには、まず「ホームシアターを体験」してもらうのだという猪又さん。スクリーンで観る映像の迫力や、サラウンド音響の包み込まれるような感覚を、見て聴いて、感動してもらってから、一緒にホームシアターの“遊び方”を考えていきます。
シアタールーム(2F)
カスタムを好きに想像しながら楽しんでもらいたい、という思いから、2Fのシアタールームは「もっともシンプルな形で楽しめる」ことをコンセプトにインストール。サラウンドもしくはイマーシブサウンドでコンテンツを体感できるのはもちろん、ステレオ再生でのピュア・オーディオの構築も検討できます。
見た目はすっきりとシンプル、なるべく居住空間に近くなるよう落ち着いた雰囲気にまとめられた室内には、シアターづくりに活かせるさまざまなアイディアと、プロの熟練された技術がこれでもかと詰まっています。
- 視聴方向の壁、床、天井にはダークオークカラーのクロスをつかい、スクリーンに反射して発生する迷光の対策としています。まったく露出していないケーブル類は、向かって左側の壁面をふかした内部で通線させています。
- スクリーンはさまざまな機構、生地、サイズからなる計4タイプ。一番奥が140インチのパネルタイプで、その手前がそれぞれ120インチ、100インチの電動タイプ。一番手前が80インチのサウンドスクリーンとなっています。発色の違いや理想のサイズ感を、視聴しながら検討できます。
- サラウンドは最大7.2.6chで体感できます。普段はB&W「600シリーズ」で統一していますが、機器の特長によってはセッティングを変えるそう。現在は先日開催されたDENON・MARANTZのAVアンプ試聴会のため、B&W「700シリーズ」が配置されています。
- 天井にはMONITOR AUDIOの埋め込みスピーカー6基を設置。フロントハイトスピーカーは黒く塗装して内装に馴染ませています。照明もシステム化されており、タブレットやキーパッドでの遠隔操作、シーン・ゾーニング設定が可能。もちろん実際の施工時にもリクエストできます。
- AVアンプやレコーダー、プロジェクターなどの機器類は入れ替えもあるそう。ソフトの再生はもちろん、地上波やBS4Kなどの放送メディア、音楽・映像ストリーミングも再生可能。「ホームシアターで聴いたらどんなふうになるのか」や、実際の操作手順をまるっと体験できます。
また、シアタールームは2022年春ごろに内装工事を行っています。もともとの構造を活かしつつ、天井や床面を補強する形で遮音・調音設備を整えました。半年ほど経過したころから音の反響も落ち着き、音量も大きくしてもバタつかず、反響音の少ないクリアなサウンドを体験できる部屋に仕上がってきたそう。
住宅においても、既存物件へのインストールは新築より難易度が高いといわれています。しかしインストーラーとは、さまざまな条件下でホームシアターを構築してきたプロフェッショナルなのです。「難しいかも?」と考えている方こそ、ぜひ一度相談してみることをお薦めします。
- 特徴的なカーペットの柄は実は間取りの目安となっていて、一番小さな青い長方形は約6畳、水色が約8畳、赤が約10畳をあらわしています。レイアウトの参考にできるだけでなく、機器操作の利便性、照明コントロールの有無による快適性なども、実際の部屋の広さを想定しながら確認できます。
- 白い壁面にはサンゲツの「プロジェクター用壁紙」を採用しており、壁投写も体験できます。
オーディオ試聴スペース(1F)
1Fは、以前よりも視聴しやすい雰囲気づくりを行なったといいます。展示されているモデルはすべて試聴可能で、スピーカーやブランドによる音色の違いを聴き比べながら検討できます。ホームシアターとピュアオーディオ、どちらでも採用できるモデルであるかが、スピーカーの選考基準のひとつだそう。
「いろいろ聴き比べてみると、スピーカーでこれだけ音が違うんだねとか。お客さまによってのお好みもわかってきます。ブランドやモデルのエピソードを交えながらお話しできれば、これを選んだ思い出にもきっとなりますよね。それぞれのご参考にしていただいて、ご予算も含め、ご満足いくものを選んでいただく足がかりになればいいと思っています」と猪又さん。
- スピーカーのほか、プリメインアンプとCDプレーヤーでシステムを構築しています。最新の設置機材はこちらから
「より使いやすく」がインストールのモットー
岡崎店の魅力は、ホームシアターのプランニングから施工だけでなく、店舗での接客や現場の事前確認にいたるまで、すべてワンストップで対応してくれること。知識不足を不安に思う初心者さんも、マンツーマンで丁寧に相談に乗ってくれます。
ホームシアターで「どういうふうに遊びたいのか?」からスタートして、いろいろなセッティングを試してみたり、シチュエーションをお話ししてみたり。実際にシアターの遊びを体験しながら、システムの詳細や、必要になってくる施工、シアタールームの使い方にいたるまで、要望に対する答えをその場で得ることができるのです。
「敷居の高い店ではないので、気楽に来てもらえればいいなと。お話をしていくと、みなさんの中で『ああ、なんかうちに当てはまるな』と、いろいろ懸念や要望もでてくるものです。その中で自分の遊び方を選択して、納得して導入していただく、というところからご提案を始めるようにしています」と担当の猪又さん。
シアターづくりを検討中の方だけでなく、システムのアップデートをお考えの方や、ゼロからオーディオを始めてみたい方にも、ぜひ足を運んでいただきたいです。アバック岡崎店を「行きつけ」のオーディオショップにしてみてはいかがでしょうか?
ショップ情報
「アバック岡崎店(ファルコン)」
愛知県岡崎市大門2-10-11 <Google map>
TEL:0564-47-8110
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日、水曜日(※年末年始を除く)
駐車場有り(8台)
愛知環状鉄道「大門駅」より徒歩10分
- 「ショップブログ」ではイベント情報や施工例もご紹介しています!
- 猪又さんの手がけたホームシアターは「ホームシアターファイル Vol.75」でもご紹介しています。