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  • 「セレクトファニチャーA+」で空間ごとコーディネート! マルチに選べるAVシステム収納 空間にマッチするテレビの置き方とは?

    取材・執筆 / 遠藤義人
    2023年8月23日更新

    • ホームシアター・コンシェルジュ
      遠藤義人

テレビラックという“モノ”だけなら選べても、その周りのインテリアをどう組み合わせていったらいいかは、実は難しい問題です。そんなとき、オーナー自身が組み合わせを選択することで、空間を1から設計できるセミオーダー収納家具こそ、旭川家具メーカーのタッグによる「セレクトファニチャー」。AV機器のシステム収納家具としても長年親しまれてきたラインアップを発展させ、2021年末にリニューアルされたのが「セレクトファニチャー A+」です。

セレクトファニチャー A+とは

北海道・旭川の家具メーカー、カンディハウスとWOW(旧メーベルトーコー)がタッグを組んで、互いの実績とノウハウを生かし開発されたシステム家具が「セレクトファニチャー A+(エープラス)」。

その名のとおり、オーナーがあらかじめ与えられた選択肢に従って選ぶことで、用途やスペースに叶ったプランが完成します。既製品の寄せ集めではなく、製品自体はオーダーメイド品質なのが特長。通販サイトで条件を検索していけばできあがるような手軽さでシミュレーションできるというわけです。

  • CONDE HOUSE
    Select Furniture A+
    セレクトプランをベースに、ちょっとしたサイズやオプションの変更・追加(カスタマイズプラン)にも対応してくれます。ブランドサイトではコーディネート例も紹介されていますので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

木部は100%天然素材の旭川クオリティ。2社による国内一貫管理生産で、素材や仕上げも多彩な樹種や塗装色から選べます。また、住まいに応じたシステムをパーツで出荷・搬入するので、既製のハイクオリティな大型家具を持ち込めないと諦めていたマンション住まいの方こそ、検討してほしいところです。

テレビ周りはどうアプローチする?

たとえばテレビ周りの組み合わせでいえば、大型の扉をスライドさせることで「見せる」と「隠す」を使い分ける「Sliding door cabinet(スライドドアキャビネット)」にははっとさせられるでしょう。テレビを見ないときや来客時などに引き戸を閉じれば、木質感あふれる飾り棚に。あしらった小物たちが空間を演出してくれます。

  • スライドドアキャビネットは画像のような両開きの大型タイプをはじめ、サイズ違いや片側に開くタイプなど計5種をラインアップ。もちろん樹種や塗装色は自由に組み合わせられるため、建築の意匠や空間デザインを考慮して選択できます。
  • 引き戸を閉じたようす。こういったシーンチェンジを演出するアイテムは、ブラウン管時代にテレビを隠す収納として、観音開きのストレージがホテルのスイートルームなどでよく見られたのを思い起こさせます。

空間にアクセントを加える新シリーズも

このA+では、これまで露出型のテレビボードとして放熱や赤外線を通すための横スリットをあしらったキャビネットが長らくラインアップされていましたが、この夏、浮遊感を強調した新アイテムが追加されました。

縦スリットの木材に、細い金属の脚部をあしらった新シリーズ専用のデザインで、対にすると空間にアクセントを与えるサイドボードも同時発売。スライドドアキャビネットと合わせて、テレビ側の壁面全体の収納家具の組み合わせとして、ぜひご一考を。

  • TVボード
    W2000/1800/1500×H405×D450mm
    ¥484,000〜¥691,900(税込)
  • サイドボード
    W2000/1800/1500×H765×D450mm
    価格:506,000〜842,600円(税込)
  • 遠藤義人 氏
    ホームシアターのある暮らしをコンサルティングする「fy7d」代表。編集者として数100件のホームシアターを訪問、住宅インテリアブランドを取材した経験から、大画面&高音質と住宅インテリアを組み合わせたホームシアターの普及・啓蒙のための活動を幅広く行う。

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