VGP phileweb

レビュー

  • 【PR】NOMVDIC「R150」 ノメディック「R150」でエンタメを持ち歩こう
    VGP金賞のポータブルプロジェクター
    100インチを手軽に得られるバッテリー内蔵&小型軽量モデル

    取材・執筆 / 鴻池賢三
    2023年6月28日更新

    • VGP審査副委員長
      鴻池賢三

大画面のあるライフスタイルを提案する

NOMVDIC(ノメディック)は、都市型の暮らしをおくるユーザーに、ホームエンターテイメントのさらなる可能性を提案することを目的に設立された気鋭のブランドです。

今回ご紹介する「R150」は、その第2弾製品となるプロジェクター。映像と音響によるエンターテイメント提案は変わらず、より手軽に幅広い用途での利用を想定したモデルです。シンプルで手頃な価格帯を実現しつつも、簡単に投写角度の変更で天井投写も可能と、機能を盛り込んだ意欲作です。

こうした提案性は、オーディオ・ビジュアルの総合アワード「VGP2023 SUMMER」で高く評価され、ライフスタイル分科会「ポータブルプロジェクター(ライフスタイル/5万円未満)」部門にて、金賞が授与されました。この記事では「R150」の提案性に焦点を当て、その魅力を紹介していきます。

  • ポータブルプロジェクター
    NOMVDIC
    R150
    新発売限定価格¥39,900 (通常価格¥46,900/どちらも税込)
  • 「NOMVDIC(ノメディック)」は、米国カリフォルニアにて設立されたホームエンターテインメントブランド。2022年に同ブランドの第1弾製品となる「X300」を送り出し、独創的なデザインによる提案性はVGP2023でも高く評価されました。

ワイヤレスで使用可能なスマートモデル

R150はバッテリー内蔵のポータブルプロジェクター。Wi-Fi接続およびネット動画再生も利用可能で、完全ワイヤレス運用が可能です。配線に縛られることなくコンテンツを楽しめる、同ブランドが目指す「エンターテインメントをもっと自由に」という考えに沿っています。

光源はLEDで明るく長寿命。映像デバイスはDMD(DLPタイプ)で解像度は854×480のSDクラスです。飛び抜けた特性はもたないものの、この価格帯の製品としてはまずまずのスペックといえます。

機能面ではWi-Fiを経由した動画再生およびミラーリング再生のほか、HDMIとUSB Type-Cによる有線接続入力も可能です。画面サイズは2.6mの距離で最大100インチが得られ、上下台形補正は自動。フォーカスは手動ですが、レンズ横のダイヤルで簡単に調整することができます。

  • パソコンやスマホ、ゲーム機といった手持ちのデバイスと組み合わせる場合、接続が直感的でわかりやすく画質面でも安心できます。USB Type-Cケーブルが本体に同梱されており、すぐに有線接続が可能。
  • 本体側面にある接続端子。HDMIやUSB-Cのほか、ステレオミニ音声出力、さらに2A対応のUSB Type-A端子を備えているため本体のみでドングルへの給電が可能。幅広い動画配信サイトの映像を楽しみたいならHDMI端子にメディアストリーミング端末を接続するのもお薦めです。ちなみにカバーは開閉できます。

ほか、Bluetooth接続のリモコンが付属するのに加え、リモコンアプリ「NOMVDIC Remote Control」(無償)を利用すれば、スマホでもコントロールできます。

  • 本体は4800mAhのバッテリーを内蔵しているため、外出先でも使用できます。エコモードで最大約4時間の動画再生、約7時間の音楽再生が可能です。
  • 付属のリモコン

本体をねじるだけで天井や斜め投写も!

実際に手に取ってみて実感したのは、小型軽量性。筐体は500mlのペットボトル程度の印象で、手の平にもなじみ持ち運びしやすいデザインです。

特長は円筒型の形状を活かした投写角度の変更。三脚などを別途必要とせず、デスクなどに置いた状態で本体を回転させるだけで映像の高さを無段階で調整でき、同時に上下自動台形補正も機能。本体に三脚用のネジ穴も備えていますが、より“手軽に自由に楽しもう”とするのがNOMVDIC流といえます。

映像の明るさは限定的ですが、暗室であれば100インチの大画面で充分なコントラストと鮮やかな色彩で楽しめます。映像は誇張を感じないナチュラルテイストなのも好ましいポイント。本物志向のVGP審査員も納得の画づくりです。

  • 垂直方向には自動で台形補正が機能するほか、手動では平行方向・4隅調整も可能なため、斜め投写も行えます。

また、音質が優れているのもポイント。Harman/Kardon監修のスピーカーシステムを搭載しており、オーディオ用のBluetoothスピーカーとしても利用が可能です。本体にインストール可能な再生アプリは限定されますが、手持ちのデバイスでキャストするような使い方なら、使い勝手も良好です。

プロジェクターの大画面を、価格と使い勝手の両面でより身近に! 「R150」は、幅広いユーザーにとって、いつでもどこでも映像と音によるエンターテイメントにふれられる機会を提供してくれることでしょう。

SPEC

R150
●投写形式:DLP
●投写デバイス:0.2型DMD
●表示解像度:854×480
●レンズ:マニュアルフォーカスレンズ
●光源:LED
●投写サイズ:24〜100型
●明るさ:150ANSIルーメン(360LEDルーメン)
●主な入力端子:HDMI×1、USB-C×1、USB-A×1、ステレオミニ音声×1 ほか
●ネットワーク接続:Wi-Fi(5GHz)
●消費電力(待機時):51W(0.5W)
●外形寸法:173.0W×81.5H×80.0Dmm
●質量:720g