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レビュー

  • TCL「C815 series」 “QLED”でTCLならではの映像表現
    抜群のパフォーマンスで魅せる4Kテレビ
    ドルビーアトモス対応のサウンドバーもAndroid TVも搭載!

    取材・執筆 / 鴻池賢三
    2020年12月30日更新

    • VGP審査副委員長
      鴻池賢三

最新世代の量子ドット技術「QLED」を搭載

  • 4K液晶テレビ
    「C815 series」
    55C815 ¥OPEN(実勢価格¥90,000前後)
    <受賞モデル一覧>
    4K液晶テレビ(60型以上70型未満/4Kチューナー別売モデル) 65C815
    4K液晶テレビ(60型未満/4Kチューナー別売モデル) 55C815

世界最大級のテレビブランドとして名を馳せるTCL。巨大パネル工場を擁し、そのスケールメリットによって、圧倒的なコストパフォーマンスを実現し、国内でも存在感を増しています。VGP2021では、最新世代の量子ドット技術「QLED」を採用した4K/HDR対応の液晶テレビ「C815 series」が企画賞を受賞し、そして65型と55型はともに部門受賞を獲得しました。QLEDは、量子ドットLED技術を活かして光の波長変換を行うことによって高効率を実現しており、明るく色鮮やかな色表現や、高輝度でコントラストの高い映像を実現できます。

  • 直径2~10nm(ナノメートル)サイズの極小の半導体粒子を駆使することで、バックライトの光の波長を変換するQLED(量子ドットLED)技術。色再現のロスが少ないため純度が高く豊かな色彩表現が可能で、さらに明るく高コントラストな表現も実現しています。

映像も音もダイナミック!

音質面もこだわりの技術を導入しており、立体サラウンドのドルビーアトモスに対応したサウンドバーを搭載しています。Android TV搭載も注目。YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixをはじめとする動画配信サービスに対応しているため、テレビ一台で人気コンテンツから高画質な4K/HDRタイトルまで、高音質とともに臨場感たっぷりに楽しめます。

実際に視聴すると、QLEDによる4K映像はバックライト部分制御の性能も合わさって、ピーク輝度と深く沈み込む漆黒が共存したダイナミックな映像は圧巻です。また、テレビに搭載されているドルビーアトモス対応サウンドバーによって、クリアで広がりのあるサウンドも堪能できます。画質も音質も機能もしっかりとしたパフォーマンスを成し得た、バランスに優れたモデルです。

  • フロントサウンドバーと背面のサブウーファーによって、広がりと迫力を兼ね備えたサウンドを実現。さらにドルビーアトモス対応で3Dサラウンドも楽しめます。
  • YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluなど多数の動画配信サービスに対応。Android TVによって、映画やスポーツ、音楽も、豊富なコンテンツを堪能できます。
  • 放送で4Kを楽しみたい方には4Kチューナー内蔵モデルの「P815 series」もおすすめ。こちらもVGP2021で部門受賞を獲得したモデルです。

SPEC

TCL「65C815
●画素数:3840×2160 ●接続端子:HDMI入力×3、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×2、LAN×1 他 ●外形寸法:1446W×934H×366Dmm ●質量:27kg