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レビュー

  • 【PR】BENQ BenQ「HT3550」導入ドキュメントPART1
    W邸〜カンタン設置で4Kの精細感
    4Kプロジェクター モニターレポート

    取材・執筆 / 長濱行太朗(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2019年9月28日更新

映像チェックもする“大会議室”に導入!

ホームシアターCHANNEL特別企画である「4Kプロジェクターを試せる! BenQ×VGPモニターキャンペーン」にご当選したホームシアターファン歴26年のWさん。ベンキューの4Kプロジェクター「HT3550」を試してもらいました!

  • 4Kプロジェクター
    BENQ
    「HT3550」
    ¥OPEN(実勢価格¥200,000前後)
    4K/HDRへの対応はもちろん、「BenQ CinematicColor テクノロジー」の搭載、信頼性の高いカラー精度を誇る、「CinePrime」シリーズにラインアップされているプロジェクターです。
  • ホームシアターファン歴26年のWさん
    パイオニアの50型リアプロジェクションテレビ(SD-P50EX3)やヤマハのデジタル・サウンドフィールド・プロセッサー「DSP-3000」などでホームシアターを始め、現在はハードだけでなく施工例にも興味を強く持ち、色々と実例の記事を参考にしながら、ホームシアター環境を構築しているそうです。

映像制作のプロダクションを経営しているWさんは、事務所内で打ち合わせに使用していた大会議室に手を加え、大会議室も兼ねたホームシアタールームを作られたそうです。

Wさん「大会議室は仕事の打ち合わせに使用していましたが、違う使い道があるんじゃないかと思ったんですよね。そこで色々とホームシアターの施工例を見ていたら、ここの壁にスクリーンを置いて…、スピーカーはここに置いて…とイメージが湧いてきて、大会議室にホームシアターが作れることに気付いたんです!
大型映像の制作が多いため、実際にプロジェクターによる大画面で映像をチェックしたほうが、映像を流す現場により近い雰囲気をイメージしながらチェックできますね。エディターと共に、ここで編集作業も行い、大画面で見ることで映像の動きなども詰めていってます。もちろん映画も沢山観てますけどね!(笑)」

  • 大会議室の壁には、スティングやデヴィッド・ボウイ、グレースジョーンズやプリンスのアナログレコードのジャケットや、映画作品のポスターが所狭しと貼ってありました。また高く積み上がった収納ボックスには全てCDが。映画は、最近はストリーミング動画配信を中心に見ているようで、Apple TVでは250~300本程の映画作品の購入履歴があるほど、映画への愛情も深いです!

ホームシアターの導入にアグレッシブなWさん。現在、購入しやすい超短焦点の4Kプロジェクターを探していたけれど、なかなか見付けることができず、でも一度4Kプロジェクターを大会議室兼ホームシアタールームに導入してみたく、今回の4Kプロジェクター・モニターキャンペーンにご応募されたそうです!

コストパフォーマンスの高さも重視

約8畳の大会議室兼ホームシアタールームでは、ベンキューの超短焦点・フルHDプロジェクター「W1080ST」を天吊りで使用していました。モニターキャンペーンへの応募理由の一つには、ベンキューのプロジェクターを実際に使用していたこともあったようです。

Wさん「W1080STは、短い距離で簡単に大画面を投写できる点、そしてコストパフォーマンスの高さが気に入って導入しました。導入当初は、テーブル置きで使用していましたが、やはり人が移動すると影が映ったりするのが気になり、途中で天吊りにしました。」

  • ベンキューの超短焦点プロジェクター「W1080ST」を天吊りで使用しているWさん。自身で天吊り用の金具を購入し、設置もWさんが行ったようです。HDMIケーブルの隠蔽も、ホースや部屋の壁に元々あった淵を有効活用して、ケーブルそのものが見えないようにしています。壁には125インチのスクリーン、壁のスペースをギリギリまで使用し、大画面を実現させました。

サウンドは、フロントスピーカーにブックシェルフ型を2ch、センタースピーカー、サラウンド/サラウンドバック用スピーカーに4ch、サブウーファーを2ch設けた、全7.2chによるサラウンドシステムを組んでいます。AVアンプには、レコーダーを始め、Apple TV 4Kなどストリーミング端末も接続されています。SDI to HDMI/HDMI to SDIのコンバーターも接続されており、映像制作の仕事に携わる方ならではの機器も繋がっています。

  • フロントスピーカーとセンタースピーカーは、DALIの「ZENSOR」シリーズを採用。サブウーファーはデノン「DSW-37」を2ch分使用しており、低音再生を重視したシステムになってしました。AVアンプは、ヤマハ「RX-V773」が設置されており、HDMI接続で多数聴きが繋がっています。ゆくゆくはイマーシブサウンドに対応したモデルに交換しようと検討しているようです。
  • サラウンド/サラウンドバックスピ―カーには、JBLとボーズのスピーカーを導入。スピーカーの設置もWさん自身で行っており、設置用金具を自ら手に入れ、壁の淵を活用しながら設置したようです。

イメージ通り設置し準備完了!

今回、HT3550を導入するため、編集部員もお手伝いにいったのですが、着いた時にはすでに設置が…。Wさんご自身でセッティングも済ましてしまい、その所要時間は10~15分ほどしか掛かっていないのでは…。スクリーンのサイズは125インチですが、120インチほどの大画面をしっかり投写されていました!

Wさん「編集部さんが着く30分くらい前にHT3550も到着したんですが、箱から出してセッティングしちゃいました!(笑) 長年ホームシアターをやっていますし、セッティングのイメージもできていたので、簡単に設置できましたね。もう少し後ろに置ければ125インチもいけそうです。今は、襖ギリギリまで置いて、高さを少し調整して投写していますが、120インチは投写できています。」

  • 部屋の入口となる襖の前に、ギリギリまでHT3550を寄せてセッティングされていました。丁度よい高さにするために、台やボックスなどでプロジェクターの設置場所を調整したそうです。
  • ワイド端いっぱいまで使用し、脚の部分も調整し、スクリーンの高さに投写映像を合わせています。レンズシフトは上方向に10%程調整できるため、下の位置から見上げるような形で映像を投写できる環境に適しています。
  • 本体設定で「インストール」の項目を確認すると、「プロジェクタ位置」は「正面机上」、「自動台形補正」をオンにした状態でセッティングしました。自動台形補正は、プロジェクターを置くとすぐに反応してくれて大変便利な機能です。
  • 今回のモニターキャンペーンに合わせて、HT3550ですぐに4K/HDR映像を観られるようにストリーミング端末「Fire TV Stick 4K」も購入していたWさん。編集部員が到着した時に、早速4K/HDR作品を視聴していました!

明るく自然で精細感の高い4K映像

Wさん「映像を出して、パッと見ただけで、おお綺麗!と思いましたね。やはり4Kによる解像感の高さが全然違います。また、非常に明るくてコントラストの高い感じも印象的ですし、色味も自然でヌケもいいのがすぐに分かりますよ。HT3550の後にW1080STの映像を観ると、だいぶ緩い映像でしたし、明るいけれど白っぽく見え、それだけHT3550は精細感とコントラストの高い映像を出せているんだと実感しました。
今、映像制作の現場で使用しているカメラはほとんどが4K以上で、さらに8Kカメラも使用して撮影を行っていますし、映像をチェックするために、HT3550のようなクオリティは必要ですね。」

4K/HDRによる解像感とコントラスト感だけでなく、HT3550ならではの色表現、さらに映像制作の現場の視点からも、HT3550の魅力を語ってくれました!

  • リラックスしながらHT3550の映像を視聴するWさん。4K/HDRの映画作品だけでなく、2Kの映像作品、さらに自身が映像制作を手掛けた作品でも画質のチェックを行い、HT3550の特長を実感していました。

SPEC

[HT3550]
●投写方式:DLP ●表示解像度:3840×2160 ●レンズ:1.3倍ズームレンズ ●レンズシフト:上10% ●投写サイズ:30型~300型 ●明るさ:2000ルーメン ●主な接続端子:HDMI入力×2、USB入力×3 他 ●消費電力:350W ●外形寸法(W×H×D):380×127×263mm ●質量:約4.2kg