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レビュー

  • BENQ BenQ「HT3550」導入ドキュメント PART2
    F邸〜SF映画とも相性バッチリ!
    4Kプロジェクター モニターレポート

    取材・執筆 / 長濱行太朗(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2019年9月28日更新

リビングシアターをDIYで実現!

ベンキューの4K/HDR対応プロジェクター「HT3550」を自宅で試せる、ホームシアターCHANNEL特別企画の「4Kプロジェクターを試せる! BenQ×VGPモニターキャンペーン」。この特別企画にご当選した、ホームシアターファン歴23年のFさんのご自宅に、「HT3550」を導入してきました!

  • 4Kプロジェクター
    BENQ
    「HT3550」
    ¥OPEN(実勢価格¥200,000前後)
    ハリウッド映画制作の現場でも採用されている超広域カラースペース「DCI-P3」に準拠する「BenQ CinematicColor テクノロジー」を採用し、色表現の高さでも注目の4K/HDR対応プロジェクターです。
  • ホームシアターファン歴23年のFさん
    ソニーのワイドブラウン管テレビと5.1chセットのサラウンドシステムでテレビシアターを開始。それから現在のお住まいに転居し、長年の夢だったホームシアターを自身で構築したというFさん。日々、ホームシアター環境のブラッシュアップを図っているそうです。

“賃貸などでもDIYすることで楽しめる”をコンセプトに作られたFさんのリビングシアター。システムの至る所に、Fさんならではの“こだわり”が表れています!

Fさん「映像や音声で新しいフォーマットに合わせて頻繁に機器を交換したり、思い立ったら模様替えやケーブル交換などをすぐに実践して試行錯誤してみたいと思うんですよね。だから、個人的にやりがいがあるDIYでホームシアターを作ることにしました。いつかリフォームする際には、インストーラーさんにお願いしたいとも思っているんです。」

  • 『スター・ウォーズ』、『プレデター』などのSF超大作や洋楽/K-POPアーティストの音楽ライブなどをリビングシアターで楽しんでいるFさん。リビングシアターの壁には、『スター・ウォーズ』や東方神起のコレクターアイテムが飾ってありました。

Ultra HDブルーレイ(以下、UHD BD)だけでなく、4K放送も始まり、4K/HDRの高画質で楽しめるコンテンツが増えてきました。そこでFさんは、新たに4K/HDRコンテンツが視聴できるリビングシアターにレベルアップさせたいという思いから、今回のモニターキャンペーンにご応募されたそうです。

4K放送開始で本格的にシステムの変更を!

約8畳のリビングシアターには、10数年前に発売されたフルHDプロジェクターが、DIYで作った専用台に設置されていました。

Fさん「画質の良さはもちろんですが、設置性の高さに惹かれて購入しました。TFT透過型液晶デバイスが搭載されているモデルです。設置台は、ホームセンターなどで棚受けレールや台に使用する板を買ってきて、自分で作ってみました!」

  • プロジェクターを設置する高さを細かく調整できる金属製の棚受けレールを活用。交換するプロジェクターのボディサイズが大きくなってもセッティングができるよう、広めの置台を使用しています。

スクリーンは、エリートスクリーンの100インチ・電動タイプを設置。実は、ベンキューのプロジェクターは、製品開発の際にエリートスクリーン製のモデルで映像のチューニングを行っているため、HT3550と相性バッチリです。

スピーカーは、フロントスピーカー、センタースピーカー、サラウンドスピーカー、サブウーファーはJBLブランドで統一されています。サラウンドバックにはボーズのコンパクトスピーカーが採用されています。そして以前使用していたヤマハのスピーカーをハイトスピーカーとして活用しようと試みており、7.1.2chや5.1.4chのようなイマーシブサウンドに対応できるシステムになっています。

  • エリートスクリーンの電動タイプは、以前購入されたハミレックスのスクリーンスタンド「SH-A100」を活用して設置しています。さらにDIYによってプロジェクターを固定するための機構を実現。フロントスピーカーにはJBL「S2400」、センタースピーカーには「S1400 Center」、フロント側でシリーズを揃えています。
  • サラウンドスピーカーに使用しているJBL「Stage A120」は、サブウーファー「Stage A100P」と同じく「STAGE」シリーズからチョイス。サラウンドバックはボーズの「Acoustimass 3」シリーズ、そしてハイトスピーカーの位置にヤマハ「NS-M225」が導入されています。壁にスピーカーが設置できるよう突っ張りポールや板、ボックスやメッシュパネルを使いこなし、白壁に馴染むカラーで統一されています。

放送番組のエアチェックにも積極的なFさん。レコーダーを中心とした再生環境で、併せて以前VHSに録画した作品のDVDアーカイブも。また3D作品も好きで、現在はフルHDの液晶テレビで楽しんでいるようです。ゆくゆくはプロジェクターで3Dコンテンツを視聴したいということもあり、その点も次のプロジェクター候補としてHT3550が上がった理由のひとつでした。AVアンプは、イマーシブサウンドに対応しているデノンのエントリーモデルを。コストパフォーマンスの高さがお気に入りのようです。

  • ラックには、多数の機器が揃っています。ソニーの3D対応テレビを始め、デノンのAVアンプ「AVR-X4400H」、レコーダーはパナソニックの「DMR-BWT520」と「DMR-BRZ2000」、VHSの映像をDVDにアーカイブするため、シャープ「DV-HRD30」とビクター「HR-VX11」を活用しています。そして、さらに今回のモニターキャンペーン中に、パナソニックの4Kダブルチューナー搭載のレコーダー「DMR-4W200」が追加され、4Kコンテンツへの対応が着実に進んでいます!

FさんがDIYでリビングシアターを構築する際に大切にした“メンテナンスのしやすさ”には、機器以外の部分に多数表れています。

Fさん「自分でメンテナンスがしやすいように、キャスター付きのラックを導入したり、またスピーカーを置ける台を別途手に入れて、そこにキャスターを付けるなど、DIYによって工夫を凝らしました。音質のこと考えるとデメリットになってしまうと思いますが、色々と試せるホームシアター環境が欲しかったので、機器を移動させやすい仕組みにしましたね。」

  • レコーダーやAVアンプが入っているラックにも、さらにフロントスピーカーを置く台にもキャスターが付いていることで、スムーズに機器を移動できるようになっています。また、スピーカーケーブルやHDMIケーブルなどは、モールを使って壁に這わすことで、できるだけケーブルが目立たないような工夫が施されています。

手元に置いて100インチの4K/HDR

元々プロジェクターを設置していた場所にHT3550を置けるかどうか挑戦してみましたが、高さを合わすことが難しく、そこは断念。しかし、ソファにあるドリンクホルダーに置いてみると、100インチのスクリーンに投写映像が収まるようセッティングができました。

Fさん「BenQのホームページにもHT3550をテーブルに置いて視聴しているシーンがありましたが、まさに手元に置いて4K/HDRを楽しむプロジェクターというコンセプト通りのセッティングに落ち着きました。」

  • 視聴位置にあるソファのドリンクホルダーを活用してHT3550をセッティングしてみると、見事にすっぽりと収まりました。スクリーン映像を投写してみると、ズームを少し調整するだけでほぼ100インチに。レンズシフトも微調整するだけで投写することができました。
  • 本体設定の「プロジェクタ位置」は「正面机上」、「自動台形補正」はオフにして、ほどよいセッティングができました。視聴位置からセッティングすることに最適化が図られている設計であることを、強く実感させてくれます。

視聴位置のすぐ近くに置いて、100インチの大画面で投写できる。設置性という面で、HT3550は4K/HDRの高画質をカジュアルに楽しむホームシアター向けであることが、実際にセッティングしてみるとよくわかります。より本格的なホームシアター環境には、上下60%/左右23%のレンズシフトがついている「HT5550」の方が設置性に優れています。Fさんが現在と同じようなセッティングで楽しみたい場合には、こちらも選択肢になるかもしれません。

SF映画の特殊効果がよく映える!

Fさん「暗いシーンの多いSF映画が好みなので、プロジェクターにはコントラストの高さを求めるのですが、HT3550が描くコントラスト感はとても優れていると思います。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、レイのアップシーンで肌や皺、艶の感じがよく表れていて、青と赤のライトセーバーが振り回されるバトルシーンの明るさがとても印象的でした。
『プレデター』(UHD BD)は、カモフラージュしているプレデターの特殊効果の表現や、鬱蒼とした暗いジャングルの中で見えない襲撃者と対峙している俳優の汗の質感などに、リアリティの高さを感じました。
さらにアニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 4Kリマスター』(UHD BD)も観てみたのですが、エンディング近く、サイコフレームの光に包まれているシーンでは、4K/HDRならではの鮮やかさと解像感の高さで、宇宙の暗いシーンから爆発する明るいシーンに切り替わる場面では、HDRによるコントラストの高さが顕著に表れていたと思います。」

Fさんが愛してやまないSF映画作品から、アニメーションにおいても4Kならではの高い描写力と、HDRだからこそできる光の煌めく表現など、UHD BDの作品を中心にHT3550の映像を楽しんでもらえました!

  • SF映画でよく見られる、宇宙の暗闇のシーンから、爆発やバトルによって発生する明るいシーンに一気に切り替わる場面では、4K/HDRの描写、さらに明るさの中にある色表現の高さも重要な要素。HT3550は、それらを見事に表現できていたようです!

SPEC

[HT3550]
●投写方式:DLP ●表示解像度:3840×2160 ●レンズ:1.3倍ズームレンズ ●レンズシフト:上10% ●投写サイズ:30型~300型 ●明るさ:2000ルーメン ●主な接続端子:HDMI入力×2、USB入力×3 他 ●消費電力:350W ●外形寸法(W×H×D):380×127×263mm ●質量:約4.2kg