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実例

  • 専用室シアターCASE6
    遊び心があふれるオールドアメリカン
    レトロな4.7畳に80インチと防音設計を!

    取材・執筆 / 塚田真由子(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2020年5月7日更新

コンセプトはアメリカンダイナー

ラーメン店を営んでいる大貫さんは、昔から映画が好きだったものの、仕事から帰宅してから映画を観ると寝ている家族に迷惑がかかってしまうため、映画を観る頻度が減少。そんな理由から、新築を機にホームシアター専用室づくりを決意しました。住まいの設計を手がけた「のざわ屋」の野澤英之氏の紹介で、栃木県のホームシアターショップであるオーディオ・サトーの佐藤雅次氏を知り、ホームシアターの設計を依頼しました。
ホームシアターのコンセプトは、アメリカンダイナー。レトロな雰囲気を出すため、内装には細部までこだわっています。床は赤と黒の市松模様に。ケーブルを隠蔽した管やメタル素材の椅子、メタルのスイッチプレートなどが小気味よいアクセントとなり、オールドアメリカンな雰囲気を醸しています。

  • 床は赤と黒の市松模様に、壁はブロック調のセメントで仕上げられ、レトロな雰囲気を醸すホームシアター専用室。
  • プロジェクターのケーブルは天井や壁裏に通さず、電線管と呼ばれる管に通してあえて露出させ、無骨な雰囲気を演出しています。

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デザイン性も備えた調音の工夫

さらに防音やルームチューニングにも心配りが。野澤氏は専用室を納戸の隣、角部屋になるような間取りを提案し、家庭内での音漏れに配慮。壁や床、天井を二重にした防音仕様にしたうえで、ドアも防音仕様を選んでいます。また、壁がツートーンのストライプ状に見えるのはデザインだけでなく、調音を目的としたもの。赤いラインが吸音面で、黒いラインが反射面。それぞれを交互に配置することで、心地よい響きを追求したといいます。

  • 専用室の右側は納戸で、左側はどの部屋にも接していないため、間取りを決める段階から音漏れに配慮した設計が進められていたことがわかります。また、ドアにはダイケンのアドバンス(A)防音タイプを選んでいます。
  • 壁面は吸音部と反射部とを交互に組み合わせた構造にするなど、調音の工夫が凝らされています。

張り込みスクリーンで80インチを実現

そんな空間のコンセプトを崩さず、映画館として完成させたのが佐藤氏です。大画面は約4.7畳ほどの空間でインストールできる限りの最大サイズ、80インチの張り込みスクリーンを設置。プロジェクターには設置性に優れたエプソン「EH-TW8300」をチョイス。そして大画面の迫力に釣り合うようにと、スピーカーはJBL「Stage」シリーズを選びました。

  • 約4.7畳の限られた空間ながら、投写距離を稼げる張り込み式スクリーンを採用することで、80インチの大画面を実現しました。「壁を防音仕様にして部屋の幅が元々より狭くなったため、80インチが入るか、フロア型スピーカーが置けるかどうか、こまめに現場を確認していました」と佐藤氏。
  • 約4.7畳で80インチを実現したのはエプソンのプロジェクター「EH-TW8300」。壁際ギリギリに取り付け、大画面実現に腕を奮いました。
  • フロントスピーカーはJBL「Stage A180」をチョイス。「コスパに優れるだけでなく、JBL伝統のホーンユニットを搭載しており、JBLらしいサウンドを楽しめることから、お薦めしました」と佐藤氏。
  • サブウーファーやセンター、フロントハイトスピーカーはJBL「Stage」シリーズで統一しています。
  • Ultra HDブルーレイレコーダーやAVアンプは朝日木材加工のオーディオラックに収め、視聴位置の左側に置いています。

“ホッとする”専用室ならではの心地よさ

ホームシアターが完成して以来、仕事から帰ってきた後はビール片手に、海外ドラマ『24-TWENTY FOUR』や映画などを大画面で楽しんでいるという大貫さん。専用室で過ごすのがあまりにも心地よすぎて、つい眠ってしまうこともあるのだとか。
「仕事でどんなに疲れていても、この部屋で映画を観るのが気分転換になっています」と、大貫さん。
専用室は、日々のなかで「ホッとする」、とっておきの場所になったようです。

  • 小さいが故の程よい“こもり感”を味わえる専用室。ゆくゆくはフィギュアのコレクションを飾れるように、部屋の両サイドには棚を設けています。
  • 大貫さんと息子さん。専用室では息子さんと映画を観ることもあるそうです。
  • 好きな映画を尋ねると、『Mr.&Mrs.スミス』と答えてくれた大貫さん。「『Mr.&Mrs.スミス』は設定もいいし、アクションや笑いどころもあって好きですね」(大貫さん)。他にはジョニー・デップの映画がお好きなのだとか。
  • ホームシアターの施工を担当した、オーディオ・サトーの佐藤雅次氏。電気工事士の資格も持っているため、電気に関すること全般を相談できます。
  • 住まいの設計を手がけた、のざわ屋の野澤英之氏。

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大貫邸ホームシアター概要

ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども ●ホームシアターの広さ:約4.7畳 ●画面サイズ:80インチ ●サラウンド:5.1.4ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、防音アドバイス など

SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-TW8300 ●スクリーン:オーエス PA-080H-01 ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-UBZ2060 ●AVアンプ:デノンAVR-X4500H ●フロントスピーカー:JBL Stage A180 ●センタースピーカー:JBL Stage A125C ●リアスピーカー:JBL Stage A120 ●フロントハイトスピーカー:JBL Stage A120 ●リアハイトスピーカー:JBL Stage A120 ●サブウーファー:JBL Stage A100P ●オーディオラック:朝日木材加工 SN-2060DM ●メディアストリーミング端末:Amazon Fire Tv Stick ●防音ドア:ダイケン アドバンス(A)防音タイプ

INSTALL SHOP
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〒320-0043
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TEL:028-635-6789
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定休日:水曜日
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