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レビュー

  • SENNHEISER「AMBEO Soundbar」 ゼンハイザーのプレミアムサウンドバーで
    究極の立体音響を
    5.1.4ch対応の音質ににこだわるユーザー必聴のアイテム

    VGP 取材・執筆 / 山本 敦/高橋 敦/海上 忍
    2021年7月7日更新

    • VGP審査員
      山本 敦

    • VGP審査員
      海上 忍

    • VGP審査員
      高橋 敦

最先端技術”AMBEO”が届ける究極のサウンド体験

  • サウンドバー
    SENNHEISER
    「AMBEO Soundbar」
    ¥OPEN(実勢価格¥357,500/税込前後)

ヘッドホンやマイクの分野で世界をリードする、ドイツのオーディオブランド「ゼンハイザー」が手がける革新的なサウンドバー「AMBEO Soundbar(アンビオサウンドバー)」が、この夏、ついに日本上陸。欧州最大の研究機関、フラウンホーファーとの共同開発による、独自の音響テクノロジーが搭載されているという触れ込みにも期待が高まります。

  • 究極の立体音響体験を目指す、ゼンハイザーの「AMBEO」。このサウンドバーだけでなく、マイクやヘッドホンなど様々なハードウェア、そしてソフトウェア開発まで全方位的にプロジェクトが進められています。そう、ゼンハイザーは3Dオーディオに本気なのです!

ハードウェア的には、総合アンプ出力500W、プレミアムクラスのスピーカーを全13基内蔵するという豪華仕様。サブウーファー要らず、シンプルなワンボディ構成となっています。ドルビーアトモスやDTS:Xといった3Dオーディオフォーマットを再生できる5.1.4ch対応で、ステレオや5.1chからのアップミックス再生にも対応。

  • 30Hzクラスの重低音まで再生できる4インチ口径のパワフルなロングスローウーファー6基、忠実な再現性を追求した1インチ口径のトゥイーター5基、そしてフルレンジの上向きトップファイアリングスピーカー2基、合計13基のスピーカーを内蔵しています。

さらに、試聴環境で最大のパフォーマンスを発揮できるように、独自の高性能マイクを活用した約3分程度のキャリブレーションを実施する機能も搭載しています。また、使い勝手を高めるために、大画面テレビとHDMI(eARC)で接続できるだけでなく、スマホアプリで気軽にサウンドをカスタマイズすることもできるとのこと。

  • 測定のための高性能マイクも同梱されています。
  • スマホアプリ「Sennheiser Smart Control」を使えば、細かくEQ設定もできるほか、ワンタッチで音漏れに繋がる重低音を軽減する「ナイトモード」に変更できたりもして便利です。

なお、ゼンハイザーによれば、迫力十分な低音を味わうためには、設置に理想的な部屋の広さは40㎡以下としています。また、壁反射を利用するために、左右と背面の反射面にカーテンなどの吸音する素材がないことが望ましく、上向きのスピーカーも内蔵しているので、テレビボードの棚の中のように本体上部を塞ぐような設置は好ましくありません。
ちなみに本機の横幅はほぼ55インチクラスのテレビに相当する長さとなっていて、大画面テレビとの組み合わせで本格的なホームシアターづくりを目指しているユーザーには必聴のアイテムと言えます。

VGPアワードのライフスタイル分科会では、実際に弊社の試聴室でその音を体感された審査員各位が高得点をつけて、もっともプレミアムな価格帯のカテゴリーで、見事に部門金賞に輝いています。ついにベールを脱いだ、サウンドバーの王者。その真価をぜひご体感いただきたいです。

山本 敦~3D音響を圧倒的な臨場感で楽しめる

少し大きめなサウンドバーですが音質は超が付くほど高音質。イマーシブオーディオのコンテンツだけでなく、ホームネットワークにあるNASに保存した音源、SpotifyやAmazon Musicの再生から、ソニーの360Reality Audioの技術により制作された立体音楽コンテンツも圧倒的な臨場感で楽しめる逸品です。

ゼンハイザーではAMBEOのハードウェアだけでなくコンテンツ製作も手がけています。スイス・チューリッヒの人気ジャズクラブMoods(ムーズ)とともに、通常のステレオヘッドホン・イヤホンでAMBEOの没入感あふれるサウンドの世界観が楽しめる音楽配信も行っており、ユーザー登録や視聴は日本からでもできます。AMBEOの体験入門としても最適です。今後はカーオーディオやゲーミングの世界にも広がるAMBEOは、次世代の高音質体験としていま最も注目したい技術です。

高橋 敦~映画のサラウンド音声の潜在力を引き出す

サウンドバーとしては突出して高価で、また大柄な製品でもあります。だがしかし、それらを納得させるだけの音を備えています。この製品を推薦する理由は、本当にそこに尽きます。

特にサラウンド、空間表現の部分をサウンドバーにも強く求めるユーザーにとって、予算が許すならこれ以上の選択肢はないはずです。ブルーレイなどに収められた映画のサラウンド、そのポテンシャルを1本のサウンドバーだけで引き出せることだけでも驚かされますが、さらに楽しみなのはその先の将来性。Dolby Atmos、DTS:XやMPEG-Hといったイマーシブオーディオへの対応、その再現性の高さから、それらを利用したコンテンツが、映画だけではなく音楽系も含めてぐっと充実してくるであろう今後にこそ、この製品の真価はさらに発揮されてくるはずです。あらゆるソース、さまざまなコンテンツと組み合わせて堪能しまくるべし!

海上 忍~バランスに優れたサウンドながら使い勝手もよし

サウンドバーで立体的な音場を再現するには…という問いに対するゼンハイザーの回答が「AMBEO Soundbar」です。マイクをはじめ、立体音響に対応する製品やサービスを幅広く手掛けていて、サラウンド/オブジェクトオーディオに対する並々ならぬ意気込みを感じさせます。

上質かつ存在感のある筐体から放たれる音は、サウンドバーに対する固定概念を軽く裏切ります。1インチのトゥイーター5基と3.5インチのハイト2基、そして4インチのウーファー6基からなる計13基のスピーカーは、眼前に、そしてリスナーの周囲に立体的な音場を描き出します。ウーファーは重低音の迫力もさることながら、緻密でキレのいい中高域とのバランスに優れ、開発チームのしたたかな計算も伺わせます。開発期間は長いですが、eARCやChrome castビルトインなど、使い勝手を高める技術やサービスに対応することもポイント。長くともに暮らせる1台となるはずです。

SPEC

SENNHEISER「AMBEO Soundbar」
●総合出力:500W ●スピーカー構造:13.0ch ●ユニット構成:4インチウーファー×6、1インチトゥイーター×5、フルレンジ×2●接続端子:HDMI出力×1(eARC)、HDMI入力×3、光デジタル音声入力×1、アナログ音声×1 ●外形寸法:1265.6W×134.4H×171Dmm ●質量:18.5kg ●付属品:リモコン、キャリブレーションマイク、HIGH SPEED HDMIケーブル(1m)、電源ケーブルほか

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