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  • アバック横浜店 アバック横浜店「プレミアム・シアタールーム」
    作りたいホームシアターのスタイルが見つかる
    3つのコンセプトに分かれたシアタールームを体験

    取材・執筆 / 奥田 拓(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2022年3月28日更新

予約制のコンセプトシアタールームが誕生

国内最大級のホームシアター専門店として全国に店舗を展開している「アバック」。そんなアバックの横浜店が昨年12月に、新しく地下一階に「プレミアム・シアタールーム」を開設しました。本稿では、「プレミアム・シアタールーム」でどのようなホームシアターを体感することができるのか、編集部の突撃レポートをお届けします。

  • 「プレミアム・シアタールーム」の受付。黒で統一された空間で、高級感が漂います。

今回新設された「プレミアム・シアタールーム」の各部屋のコンセプトについて、
「地下の『プレミアム・シアタールーム』は、部屋全体でコンセプトを提案しています。1階に設置しているシアタールームとは一味違う、ハイクオリティな空間を提案しており、コンセプトの異なる3つのお部屋に分かれて視聴が可能です。ROOM1は、スピーカーブランドのGENELECのパワーに満ちた音により、今までのサラウンド感覚とは違う新しさをご体感いただけます。ROOM2では、ピュアオーディオも楽しみたい方にお薦めで、ホームシアターとオーディオをハイクオリティで両立したシアターシステムとなっています。ROOM3は、11.1.4chで設置されたスピーカーにより、アバックの中でも最上級のサウンド体感ができる、本格的な映画館を体感できる空間提案となっています。これら3つのコンセプトルームを、ご予約いただければいつでも体感できます。」と菅原氏が語ってくれました。

  • 今回、「プレミアム・シアタールーム」をご案内してくれた、アバック横浜店 店長 菅原義純氏。

ROOM1「スタジオ」~プロの現場をイメージ~

ROOM1のコンセプトは、「スタジオ」。約6畳の空間に、レコーディングスタジオなどプロの現場で活躍しているスピーカーブランド「GENELEC」のアクティブスピーカーを5.1.2chシステムで常設した、日本で初めてのシアタールームです。スピーカーは、「G Two」をフロントLR/センター/サラウンドに、「G One」をトップスピーカーに採用。コンパクトながら、見た目からは信じられないほどのパワー感を持った響き渡るようなサウンドで、またGENELECのスピーカーで統一されていることで、一段と包囲感の高い音空間を体感できます。完全防音室で、大型テレビを配置したデイライトシアターをモチーフにしており、明るい日中などで映画を楽しむことも想定されています。

  • 北欧風をイメージさせるデザインのカーテンが印象的で、ROOM1で採用されたGENELECの本社があるフィンランドを彷彿させるデザイン性にも注目です。
  • GENELECのアクティブスピーカーを5.1.2chで設置しています。「アクション映画が好きな人に体感してもらいたい」と菅原氏。
  • [SYSTEM LIST]
    4K液晶テレビ:LG ELECTRONICS 「86QNED90JPA」
    AVアンプ(プリアンプとして使用):DENON 「AVR-X4700H」
    フロントスピーカー:GENELEC 「G Two」
    センタースピーカー:GENELEC 「G Two」
    サラウンドスピーカー:GENELEC 「G Two」
    トップスピーカー:GENELEC 「G One」
    サブウーファー:GENELEC 「F One」

ROOM2「Hi-Fiミックス」~超弩級のフロントLR~

ROOM2のコンセプトは、「Hi-Fiミックス」。ピュアオーディオのファンから愛されているスピーカーブランド「KEF」のモデルを導入しており、KEFのラインアップの中でもハイエンドクラスに位置する「Referenceシリーズ」からフロア型スピーカー「Reference 3」をフロントLRにピックアップ。サラウンドやサラウンドバックスピーカーにはKEF「T301」、トップスピーカーに「T101」を採用した、7.1.4chのサラウンド環境を常設しています。オーディオとホームシアターのどちらにおいても音質を追求したシアタールームになっており、音にこだわった空間を求めている方に、ぜひ体感してほしいルームです。

  • スピーカーシステムはフロントLRから、トップスピーカー、サブウーファーまでKEFブランドで統一。フロントLRは「Referenceシリーズ」が採用されており、ピュアオーディオファンも唸るシステムになっています。
  • フロントLRに採用された「Reference 3」は、KEFの高級モデルとして代表的なスピーカーであり、その名のとおり、まさに“リファレンス”と呼べる音質を実現しています。
  • [SYSTEM LIST]
    4K液晶テレビ:LG ELECTRONICS 「75QNED90JPA」
    4K Ultra HDブルーレイプレーヤー:REAVON 「UBR-X100」
    プリメインアンプ:LUXMAN 「L-507Z」
    AVアンプ:DENON 「AVC-X8500HA」
    フロントスピーカー:KEF 「Reference 3」
    センタースピーカー:KEF 「R2C」
    リアスピーカー:KEF 「T301」
    トップスピーカー:KEF 「T101」
    サブウーファー:KEF 「Reference 8b」

ROOM3「映画館のミニチュア」~関東で唯一の機器を導入~

ROOM3のコンセプトは、「映画館のミニチュア」。完全暗室/完全防音の空間で、4Kプロジェクター×120インチスクリーンの映像を体験できます。また、関東で唯一となる機器が導入されていることも特長で、その機器がイマーシブサウンドのプロのスタジオでも使用されているStorm AudioのAVプリアンプ「ISP.16 ANALOG MK2」とAVパワーアンプ「PA 16 MK2」です。15.1ch(11.1.4ch)で、スピーカーはモニターオーディオの「Gold200-5G」をフロント、センタースピーカーを「Gold C250-5G」、サブウーファー「Gold W12-5G」としてGoldシリーズで統一し、サラウンドスピーカーはサテライトスピーカー「Bronze FX-6G」で揃えています。部屋に入った瞬間から、一面に広がるスクリーンと、数多のスピーカーシステムに圧倒されます。真っ暗にした際の映像への没入感、どこから音が鳴っているのか分からないほど自然なイマーシブサウンドに包み込まれる、映画館さながらの大迫力を体感できるシアタールームです。

  • 「全ての映画をここで見直したくなります」という菅原氏のコメントに、編集部も頷きました。
  • Storm AudioのハイエンドAVプリアンプ「ISP.16 ANALOG MK2」、AVパワーアンプ「PA 16 MK2」を常設されている、関東唯一のシアタールームです。
  • [SYSTEM LIST]
    4Kプロジェクター:SONY 「VPL-VW575」
    スクリーン:EASTON 「E8K-KP120HD-BM」
    4K Ultra HDブルーレイプレーヤー:REAVON 「UBR-X100」
    AVプリアンプ:STORM AUDIO 「ISP.16 ANALOG MK2」
    AVパワーアンプ:STORM AUDIO 「PA 16 MK2」
    フロントスピーカー:MONITOR AUDIO 「Gold 200-5G」
    センタースピーカー:MONITOR AUDIO 「Gold C250-5G」
    サラウンドスピーカー:MONITOR AUDIO 「Bronze FX-6G」
    トップスピーカー:Unisonic 「AHT-40R」
    サブウーファー:MONITOR AUDIO 「Gold W12-5G」

コンセプトは三者三様で異なりますが、どのシアタールームでも高いクオリティで映像と音声の高い一体感を満喫することができる、それがアバック横浜店の「プレミアム・シアタールーム」の最大の特長です。自身の専用室シアターを作りたいと思っているホームシアターファンは、ぜひ一度足を運んでみてほしいです。きっと求めているホームシアターの姿が、「プレミアム・シアタールーム」に触れることで見えてくるでしょう。