VGP phileweb

ガイド

  • あかりのギモン解決Q&A
    ホームシアターのあかり入門バイブル
    プロがホームシアターのあかりに関する疑問に答えます

    取材・執筆 / 塚田真由子(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2022年9月16日更新

空間を明るく照らすだけでなく、そこで過ごす時間をスペシャルにしてくれるのが“あかり”。映画やスポーツを臨場感たっぷりに楽しめたり、家族と一緒にいる時間が心地よくなったり。ここでは、ホームシアターづくりの際によくある、あかりに関する疑問にお答えします。

Q1/ホームシアターに最適な光の色は?

A/暖かみのある電球色でくつろぎ感を出そう

最近は調色できる器具が増えており、ホームシアターにはどんな光の色が最適なのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか? パナソニックの﨑山氏によると、映画上映までのくつろぎ時間を心地よいものにするには、電球色のような暖かい色がお薦めです。
黄色く暖かみのある電球色ならくつろいだ雰囲気に。白く自然な昼白色なら活気あるイメージになり、キッチンや子ども部屋などのあかりに最適なのだとか。光の色も上手に使いわけましょう。(教えてくれた人/パナソニック(株)エレクトリックワークス社 﨑山昌治氏)

  • 左はだんらんに最適な光色で、リビングに電球色の光を広げて、しっとりとした雰囲気を漂わせています。右は昼に最適な光色で、昼白色で空間全体を明るく照らし、すっきり明るい活動的な雰囲気を演出しています。
  • PANASONIC
    シンクロ調色対応 ダウンライト
    「XAD3100K CU1」
    ¥20,680(税込)
    明るくすると白い色の光に。明るさを絞ると暖かい色の光に。人間が心地よいと感じる、明るさと光色の心地よいバランスを簡単に再現できるLED照明器具です。操作するには適合ライトコントローラーが別途必要で、調光スイッチで調光と調色を簡単に行うことができます。

Q2/いまある部屋で照明の雰囲気を変えるには?

A/工事なしで付けられる照明器具に替えよう

賃貸などの既存物件で、電気工事をすることなく、いまある照明の雰囲気をよくしたい。それなら、シーリングライトなどを調光・調色対応の照明器具や電球にリプレイスするのがお薦めです。リモコンやアプリなどで明るさや色合いなどを調整できるものが多数登場しており、暮らしのシーンや気分に合わせてあかりの演出を気軽に行うことができます。(編集部)

  • Philips Hue
    「フルカラースターターセット」
    ¥OPEN(実勢価格¥22,880前後)
    1,600万色以上のフルカラーを調節できるスマートLED電球。Bluetoothに対応し、スマートフォンからライトのオン/オフ、色・明るさの変更などの操作が可能。さらに、同梱の「Philips Hue ブリッジ」と接続すると、曜日ごとに点灯・消灯時間を決められる「スケジュール機能」も利用できます。
  • スケジュール機能を活用すれば、日中は仕事に集中する光、夜はリラックスする光へと自動で切り替えることができます。
  • popIn
    「popIn Aladdin 2」
    ¥99,800(税込)
    プロジェクター付きシーリングライト。調光100段階、調色100段階のなかから、自分好みの明るさや色温度に調整することができます。プリセットとして「昼光色」「電球色」「昼白色」「常夜灯」が用意されています。

Q3/ホームシアターをカッコよく演出するには?

A/建築化照明ならカッコよさは段違い!

ホームシアターをカッコよく演出したい。そんな方にお薦めなのはズバリ「建築化照明」です。建築化照明とは、建築物の一部として天井や壁面に照明器具を埋め込み、光のグラデーションにより上質な空間を演出する手法のことをさします。天井面や壁面を広く照らし、空間に心地よい明るさ感をもたらすことから、ホームシアター事例では、スクリーンやテレビ背面の壁などに用いられることが多いです。

「テレビ背面に建築化照明を導入するなら、調光できるようにした方がよいでしょう。テレビを観る時にまぶしさを感じにくい明るさに調整できないと、快適性が損なわれてしまいます」と照明士の﨑山氏。建築化照明の導入には、設計段階での綿密なプランニングが大切なので、設計士やインストーラーらとしっかり打ち合わせましょう。(教えてくれた人/パナソニック(株)エレクトリックワークス社 﨑山昌治氏)

  • テレビ背面の壁を建築化照明で照らした事例。スクリーンとともに幕板の裏に仕込まれたコーニス照明が、石材のテクスチャーをドラマチックに引き立てています。
  • コーニス照明を縦に仕込み、テレビ背面を照らしている事例。照明器具の上下が空いているので、あかりがきつすぎず、絶妙なバランスです。