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  • 短期集中連載 ホームシアターQ&A
    PART.22「ホームシアターが出てくる名作は?」
    プロが疑問に答えます!

    VGP 取材・執筆 / 大橋伸太郎
    2022年10月28日更新

    • VGP審査委員長
      大橋 伸太郎

ホームシアターのプロが、映画館のある家づくりに役立つ知識・ノウハウをお届けしていく連載企画。
後悔しないホームシアターづくりのために、ぜひお役立てください!

ホームシアターが出てくる名作は?
「スクリーンがキーになる作品がいっぱいです」

ラスべガスをつくったギャングを描いた『バグジー』はスクリーン越しのラブシーンが悩ましい作品。1950年代を舞台に男と女の人生のシーソーゲームを描いた『スタア誕生』(1954)には、スクリーンを下ろすと映写機の電源が自動で回り出すマクロ動作のホームシアターが登場します。必見はドラマ『刑事コロンボ』。ジャネット・リー主演の「忘れられたスター」はホームシアターにいたと主張する犯人のアリバイを突き崩すコロンボが見所です。

上の画像はジュディ・ガーランドが一世一代の名演を見せるミュージカルドラマ『スタア誕生』(1954)。作品ではマクロ動作をプログラミングしたホームシアターも登場。ホームシアターがアメリカのセレブ社会の象徴であったことがわかります。

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このギモンに回答してくれた専門家

大橋伸太郎 氏
VGP審査委員長
オーディオ・ビジュアル評論家
本誌の前身となる雑誌「AV REVIEW」と「ホームシアターファイル」の元・編集長を務めた後、評論家として独立。音楽、文学など、コンテンツについて広範な知識をベースにした批評に注目が集まる。