大画面テレビを設置するAVボード、あなたは何を基準に選びますか? 気になるインテリアショップを訪ねてみても、果たして見た目だけで選んでいいのか心配になりますよね。今回はデザインとスペックの両面から自信を持ってお薦めできる、日本を代表する家具メーカー「アルフレックスジャパン」の考え抜かれたAVボードをご紹介します。
高級ライフスタイル家具の先駆け・アルフレックスの初のAVボード
1969年創業の家具メーカー、「アルフレックスジャパン」。イタリア「arflex(アルフレックス)」を日本に広めようと“ライフスタイル提案”を積極的に推進した先駆けで、創業当初より、日本の家にマッチするオリジナル商品を展開してきました。北海道・旭川の自社工場で職人が丁寧な手仕事で仕上げるのも特長で、高級ブランドのイメージがありますが、「家具は道具で使い勝手こそ重要」とあくまで謙虚です。
注目は同社としては珍しい、シリーズに属さない単体モデル「VISTA(ヴィスタ)」。実は初のTVボードで、価格も426,800円(税込)からと、高級ブランドの家具としては、思ったほど高価ではありません。サイズは高さ390mm、奥行き421mmで、幅1600、1900、2200に、最近2400mmが加わりました。
- アルフレックス
「VISTA(ヴィスタ)」
興味深いのは機能性。配線に手前からアクセスできるよう、脚部にはマグネットキャッチのカバーがあり、それが鏡となっているので向こう側まで床が抜けているように見えます。背面には、壁コンセントへの切り欠き、巾木を避けて壁ピタできる構造も。さらに、天板にはリモコンの赤外線信号を収納機器へと伝播するエミッターも用意するなど、カスタムインストーラーに勝るとも劣らない、細やかな配慮が行き届いています。
- 正面のキャビネットの真下に見える鏡部分が脚部のカバーです。正面から配線作業を行えるほか、マグネット式で簡単に着脱できます。
- 背面の切り欠きはボード外部への配線もすっきりと見せられるほか、巾木を避けてボードと壁面の隙間を無くすことができます。埃が入りにくくなることで火災の原因にもなるトラッキング現象の危険性を下げることができます。
- 天板は力強い木目が印象的なオーク材のほか、キッチンのワークトップなどにも使われる「ラミナム」と呼ばれるモダンな印象のセラミックカラーから選べます。
- 遠藤義人 氏
ホームシアターのある暮らしをコンサルティングする「fy7d」代表。編集者として数100件のホームシアターを訪問、住宅インテリアブランドを取材した経験から、大画面&高音質と住宅インテリアを組み合わせたホームシアターの普及・啓蒙のための活動を幅広く行う。