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  • ホームシアターづくりの基礎知識
    PART2「いくらかかる? 予算配分の目安」
    インストールには諸経費が必要

    取材・執筆 / ホームシアターCHANNEL編集部
    2023年8月25日更新

後悔しないホームシアターづくりの基礎知識PART2は「予算配分について」です。PART1でホームシアターをつくるときに「インストーラー」に相談することをお薦めしました。この場合、機器の購入費に加えて「インストール費」が必要になります。ここでは、機器の費用とインストール費を、どれくらいの割合の予算で考えるとよいのか。また全体の予算感についても解説します。

PART1「ホームシアターのプロを探そう!」を読む

ホームシアターにも諸経費が必要となる

ホームシアターをゼロからスタート、新築の家に導入する場合、オーディオビジュアル機器の販売価格に加えて、インストーラーが図面を作成する費用や実際の工事費などが必要になります。クルマの購入時のように、ホームシアターも諸経費がプラスされることを知っておきましょう。

では、具体的にどのくらいの予算を想定すればよいのでしょうか。機器の価格にもよるので一概にはいえませんが、編集部調べですと全体の予算として100万円から150万円程度がボリュームゾーンのようです。これはあくまでもホームシアターの機器をスタンダードな部屋にインストールした場合の価格です。ユーザーの好みやどこまでクオリティを追求するかによって機器の費用は上下します。求めるホームシアターと予算との兼ね合いを、インストーラーとしっかり相談しましょう。

  • インストール費とは?
    インストールは、プランニングや配管図面の作成、ハウスメーカーとの交渉や打ち合わせ、機器の設置など多岐に渡る業務です。その対価となるのが「インストール費」です。これに加えて、各種ケーブルの費用や設置金具代、アクセサリー代なども必要になります。こういった諸経費も鑑みて予算組みをしましょう。
  • 機器を壁や天井に取り付ける場合、固定するためには専用の金具が必要です。機器をインストールする際には本体のみならず、設備化するためのアクセサリーの費用もかかります。

「映像1:音響1:インストール費1」の割合を想定しよう

ルーカスフィルムが定める認定規格THXの規定にもある通り、「映像と音響の配分は偏りがなく、1対1が望ましい」です。実際、臨場感が高まるので、編集部もお薦めしています。しかし、予算には限りがあるものです。必ずしも均等に割り振れるわけでもありません。その際は、埋め込みや天吊りといった施工が必要なものや、使用頻度が高い機器から順番にコストを配分するとよいでしょう。また諸経費となるインストール費も多めに見積もってください。店舗からの移動距離や現場確認の回数によって費用が変わるため、できる限り自宅から近いインストールショップに相談するのがお薦めです。

  • ボリュームゾーンである150万円前後でホームシアターづくりをインストーラーに依頼した場合、「1:1:1」前後の割合を想定しておくとよいでしょう。

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