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  • “好き”で溢れるリビングシアターづくりに! フランスのインテリアブランド「Roche Bobois」 自分だけの逸品で愛着のわく空間を

    取材・執筆 / 遠藤義人
    2023年12月20日更新

    • ホームシアター・コンシェルジュ
      遠藤義人

リビングはメインとなる居室。そこを、ホームシアターという趣味の空間にしようという方は、自分の「好き」を常に飾りたい人だといえます。もっとも、リビングを上質にしようとハイエンドなインテリアブランドを選ぶと、重厚で堅苦しいイメージになりがち。もっとカジュアルに、しかも自分らしさで埋め尽くしたい人にオススメのブランドがあります。2017年4月に日本に上陸した、フランスを代表する「Roche Bobois(ロッシュ ボボア)」です。

自由な発想の多彩なソファ群

リビングシアターになんといってもオススメなのは、ロッシュ ボボアを代表する1971年発売のソファ「MAH JONG(マ・ジョン)」。日常に好きなモノ・コトを取り入れて生活するという同社の「Art de vivre(アール ド ヴィール)」思想を体現した作品で、まさに「好き」を集めて座布団のように重ねたらソファになっちゃった! というようなモジュラー型ソファ。自由でフランスらしいこの逸品、若い世代に人気なのも納得です。

  • 「MAH JONG」のシートは豊富なテキスタイルから、イタリアの熟練の職人の手によりハンドステッチで仕上げられています。自分好みの張地を選んで、ソファを自由にコーディネートできます
  • シートは1枚19cm、2枚重ねると38cm。もしくはプラットフォームと呼ばれる台座仕様も選べます

ファッション好きの人はピンとくると思いますが、ミッソーニ、ジャン=ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ラクロワ、ケンゾーといった様々なデザイナーのほか、アーティスト、建築家とコラボレーションした生地のクッションを組み合わせることで、無限に自分流を楽しめるという趣向です。

  • ジャン=ポール・ゴルチエ
  • アウトドアバージョンのシート。ぱっと見は変わりないものの、アウトドアファブリックを採用し、雨が透過して下から流れ出る仕組みになっているそう
  • 「BUBBLE」はその名の通りの見た目に加え、体にフィットして包み込まれるような座り心地も特長。ボリューミーですが、ほかにはない個性を演出できること間違いナシです。東京ショールームには日本の家屋にも収めやすい「MINI」を展示しています
  • 「ESCAPADE COMPOSITION」は、衝立のように自立する背クッションを自由な位置に置いて使うソファ。背もたれがリクライニングしたり折曲がったりするものは多々ありますが、まさか移動するとは! アイランド型の大きな座面の上で向きを気にせず座ろうという自由な発想に驚かされます
  • 「DIGITAL SOFA」は、ちょっとSFチックなまあるいソファ。着座位置によって奥行きが違うのは、対面に近い形で座れるようにするためです

個性的なベッドルームシアターにも!

寝室を贅沢なシアターとして活用する人には「BACKSTAGE BED」もオススメ。緞帳のようにワイドなヘッドボードが印象的です。よく見ると、アシンメトリーなベース(脚部)はボルトでジョイントするノックダウン式の合理的な作りになっています。

  • 「BACKSTAGE BED」は、各パーツのカラーはもちろん、ヘッドボードのサイドパネルのありなしもカスタムが可能

新作はダイニングテーブル

10月に開催された「DESIGNART TOKYO(デザイナートトーキョー)」で、東京ショールームに目玉として展示されたのは、まるで水の上にいるかのようなファンタジックなガラストップのダイニングテーブル「IROISE」。

  • 展示された「IROISE」の寸法はW2600×H750×D1000mmですが、日本でも近時人気の、伸長できるタイプ(横に400mmずつ合計800mm)も用意されています

上質なインテリアといえば、イタリアのブランドが真っ先に思い浮かぶかも知れませんが、自分らしさを演出できるフランスのブランドにもぜひ目を向けてみてください。自分の家なのだから、もっと「好き」であふれさせましょう!

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