憧れの「映画館のある家」
視聴位置背後の造作棚にびっしりと並んだDVDとブルーレイからわかる通り、オーナーのNさんは生粋のシネフィル。学生時代から映画館に足繁く通い、夜通し5本も立て続けに鑑賞するオールナイト上映に行くことも珍しくなかったといいます。
そんなNさんにとって「映画館のある家」は憧れの存在。以前の自宅でもプロジェクターを導入していましたが、新築を機に一念発起。本格的なホームシアターづくりに乗り出しました。
インストールはアバック福岡/Classic博多の木下貴嗣氏が担当。設計・施工を担当した古川建築の古川陽一氏と打ち合わせをしながらNさんの夢を叶えました。
映画も音楽も存分に楽しめる防音室
スクリーンはNさんたっての希望である120インチ。最初の間取りでは難しかったところ、木下氏と古川氏とで細かく打ち合わせをしながら奥行きや天井高を調整して実現しました。
サウンドシステムは、KEF「Q950」を中心とした7.1.2chのドルビーアトモス環境。お部屋は、ダイケンの「スタンダード防音★★プラン」を導入すると同時に断熱材をふんだんに使った防音室のため、近隣に気兼ねすることなく大音量の映画が楽しめます。
また木下氏は、30年来のオーディオ好きでもあるNさんのために、映画再生用のAVアンプに加えてステレオ再生用のプリメンアンプも導入。映画はアトモス再生、CDはフロント2chのステレオ再生といったふうに、ソースに応じて切り替えられるシステムを構築しました。それらの機材は古川氏の造作によるラックにすっきりとレイアウトし、映画もオーディオもハイクオリティで楽しめるお部屋を完成させました。
- 写真上/映画を鑑賞するときは、パナソニックのブルーレイレコーダー「DMR-ZR1」とデノンのAVアンプ「AVR-X4700H」によるドルビーアトモス再生が楽しめる
写真下/CDを聴くときは、デノンのCDプレーヤー「DCD-900NE」と同社のプリメインアンプ「PMA-1700NE」によるステレオ再生に切り替えることができます
新たな映画の思い出を紡ぐ
普段はご夫婦で利用されているというNさん。思い出の作品から最新作まで、一本見始めたら二本、三本と止まらなくなり、何日も連続で籠ることもあるといいます。「没入感が全然違います。映画館に頻繁に通っていた頃を思い出します」としみじみ語ってくれました。ホームシアターによって、ご夫婦の新たな映画の思い出が紡がれてゆくことでしょう。
写真/草野清一郎
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N邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●ホームシアターの広さ:12.2畳 ●画面サイズ : 120インチ+65インチ ●サラウンド:7.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ビクター DLA-V5 ●スクリーン:KIKUCHI SE-120HDCW/K ●テレビ:パナソニック TH-65LZ1800 ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-ZR1 ●AV アンプ:デノン AVR-X4700H ●フロントスピーカー:KEF Q950 ●センタースピーカー:KEF Q650C ●リアスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●サラウンドスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●トップミドルスピーカー:イクリプス TD307MK3 ●サブウーファー:KEF Kube 10b ●プリメインアンプ:デノン PMA-1700NE ●CD プレーヤー:デノン DCD-900NE
INSTALL SHOP
アバック 福岡/Classic博多
〒812-0024
福岡県福岡市博多区綱場町6-2 パークレジデンシャル博多1F
TEL:092-291-0023
営業時間:11:00 – 19:00(予約制)
定休日:火曜日、水曜日
https://corp.avac.co.jp/
ARCHITECT
古川建築株式会社
https://www.furukawa-kenchiku.com/