ゆっくりとプライベートな時間を過ごす空間
ホームシアターがあるのは天然木の風合い豊かな21畳ほどの空間。多忙な日々を過ごすNさんは、この部屋では心身をゆっくりと休めてプライベートな時間を過ごすため、好きなものやこれから育てたい趣味を詰め込んだといいます。シアターは日々の喜びになるようにとの思いから導入しました。インストールを担当したアバック新宿の明石昌洋氏は、リビングの意匠を損ねないまま、クオリティにもこだわった総合的なプランニングでその思いに応えました。
部屋の美観と開放感を損ねずレイアウト
スクリーンはプロジェクターの設置位置から最大の投写サイズである120インチ。開放感のあるリビングの天井高は約3メートルもあり、視聴時の目線の高さに合わせると上部のブラックマスクを延長する必要があります。明石氏はスクリーン上の壁をふかして内部にボックスを収納することで、未使用時は存在を感じさせず、下ろした際も部屋の開放感を損ねないよう工夫しました。プロジェクターは明るい環境でも豊かな色表現を描き出すエプソンの4K対応「EH-LS12000」を採用。ふかした天井の幅にぴったり収まるよう天吊り位置を調整し、見た目もすっきりとインストールを実現しました。
さらにセンタースピーカーおよびサブウーファーと、シアター機器を収納するラックは、部屋の雰囲気に合わせた自然素材で造作。視聴方向の壁幅、スクリーンのインチサイズと下ろした際の高さ、そして配線や電源の取り方も包括的に考慮された美しい仕上がりです。サラウンドはBowers & Wilkins「703 S3」をフロントに据えた5.1.2ch構成。ショールームで実際に視聴して気に入ったというモデルに、カラーは木目が映えるモカをチョイスしました。
どこで過ごしても心が凪ぐ住まい
完成したのはケーブル類が一切露出せず、機器の圧迫感も感じさせない、上質な空間デザインにすっきりと調和するリビングシアター。自宅の映画館でくつろぐ時間は、Nさんのこれからを豊かに彩る一つになることでしょう。
写真/水谷綾子
ほかの実例>「機器を床に置かない5.2.4chテレビシアター」を見る
N邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:セカンドリビング/新築 ●ホームシアターの広さ:約21畳 ●画面サイズ:120インチ+75インチ ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、セットアップ一式ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-LS12000 ●液晶テレビ:シャープ 8T-C75DX1 ●スクリーン:キクチSE-120HDWA ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-4T402 ●AVアンプ:デノン AVC-X6700H ●フロントスピーカー:BOWERS & WILKINS 703 S3 ●センタースピーカー:BOWERS & WILKINS HTM72 S3 ●リアスピーカー:CSC SP-525IC ●トップミドルスピーカー:CSC SP-525IC ●サブウーファー:KEF Kube8b Subwoofer ●ゲーム機:ソニー PlayStation 5 ●ゲーム機:任天堂 Nintendo Switch ●バスルーム用テレビ:TOTO EKK30177/PTZ0080N
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アバック新宿
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