自宅のホームシアターをさらに刷新
Aさんが新築の住まいに簡易防音仕様のリビングシアターをつくったのは2008年のこと。プロジェクターや110インチスクリーン、B&W「802D」を中心とした5.1chサラウンドによるホームシアターを楽しんでいました、プロジェクターの買い替えを機に、システムの刷新を決意したAさん。上田市のショップ、オーディオコアを訪れました。
- 北米の伝統的なプレーリースタイルでまとめられたインテリアに、プロジェクターやリアスピーカーなどの機器がさり気なくインストールされています。リアスピーカーはLINN「Classik Unik」で、2008年新築時に設置されたものです
ピュアオーディオとホームシアターを共存
インストーラーの友野氏はAさんがB&Wの「800 Series Diamond」の初代機を使用していたことから、フロントとセンタースピーカーには第4世代「800 D4シリーズ」の「801 D4」、「HTM81 D4」を提案。また、AさんはこれまでマランツのAVアンプ「SR8015」でスピーカーを駆動させていましたが、801 D4の駆動力を引き出すために、TADのステレオパワーアンプ「TAD-M2500MK2」を組み合わせ、映画鑑賞時はAVアンプ、オーディオの時はパワーアンプで駆動できるようにしました。
TADのパワーアンプは、801 D4との相性はもちろん、数年前のリフォーム時に造作したラックに収まるサイズを考慮して選びました。プロジェクターはビクターの8K対応機のフラグシップ「DLA-V90R」をチョイス。新築時に住友林業が設計した棚に収めました。
- 写真左/フロントスピーカーにはB&W「800D4シリーズ」の「801 D4」をチョイス
写真右/サブウーファーはB&Wの「ASW855」。ソファの裏のクローゼットの下を掘り込み、普段はサランネットで覆っています
- ステレオパワーアンプはTAD「TAD-M2500MK2」で、オーディオ再生時にフロントスピーカーを鳴らすように設定されています。「TADのアンプは正確性があり、空間表現に優れており、B&Wのスピーカーとの相性のよさから選びました」と友野氏
アクセサリーのグレードアップで音質を底上げ
どうしてもスピーカーやプロジェクターに目がいってしまいますが、それ以上にA邸が素晴らしいのが、アクセサリーによるグレードアップです。TADのパワーアンプにはティグロンの電源ケーブルを組み合わせたうえで、ケーブルインシュレーターで制振を図っており、オーディオ専門店ならではの提案に唸らされます。
こうして十数年ぶりに刷新したリビングシアターを前に、「スピーカーを変えただけで、音の透明感が上がったのがわかりました。こもった感じがなく、すごく広がりがありますね」と奥様も顔を綻ばせました。出会ったことのない音や映像に出会い、心を震わせる。これこそホームシアターやオーディオの醍醐味です。
写真/水谷綾子
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A邸ホームシアター概要
HOMETHEATER DATA
●住宅形態:戸建/既存 ●家族構成:夫婦 ●ホームシアターの広さ:約19.2畳 ●画面サイズ:110インチ+65インチ ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ビクター DLA-V90R ●スクリーン:オーロラ NHE-110RW ●液晶テレビ:ソニー KD-65X9500B ●AV アンプ:マランツ SR8015 ●ステレオパワーアンプ:TAD TAD-M2500MK2(オーディオ用) ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-4X1000 ●SACDプレーヤー:TAD TAD-D1000TX ●フロントスピーカー:B&W 801 D4 ●センタースピーカー:B&W HTM81 D4 ●リアスピーカー:LINN Classik Unik ●サブウーファー:B&W ASW855 ●ラインセレクター:ラックスマン AS-55
INSTALL SHOP
オーディオコア
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