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実例

  • リビングシアターCASE2
    リノベで叶えた大画面シアター
    リビングがスタジアムに

    取材・執筆 / 塚田真由子(ホームシアターファイル プラス編集部)
    2019年6月19日更新

空き家をリノベしてシアターに

戸建住宅やマンションは、ホームシアター導入にとって不利と思われがちですが、ホームシアターのプロの手を借りれば問題なし! ここでは、既存の住まいをリノベーションして美しいリビングシアターに変えた事例をご紹介します。
Aさんご一家がリノベーションしたのは、ご主人のお母様が長年暮らしていた住まい。
「母が亡くなったことをきっかけに、母の家に引っ越し、リノベーションすることにしました」とご主人は振り返ります。
和室が主体で細分化された既存の間取りを広々としたLDKにしたい、せっかくならホームシアターを導入したい。そして、インテリアのイメージは「和モダン」。そんなご一家の「こうしたい!」をぎゅっと詰め込んででき上がったのが、写真のリビングシアターです。

  • 優しげな漆喰壁と床材の組み合わせがどことなく和のテイストを感じさせるリビングに、150インチの大画面がインストールされています。
  • リノベーション前の様子。障子の向こうに廊下がありましたが、構造上取り除けない柱は残したまま障子を取り払い、広々とした空間を実現したことがわかります。

制約があるなかアトモスにも対応

インストールを手がけたのは、東北を代表するホームシアターショップ「のだや仙台店」の野田怜男氏です。リフォームという制約があったものの、機器を美しく設置しつつ、音と映像の臨場感までも追求するという見事な手腕を発揮。細部まで創意工夫が盛り込まれた150インチ&ドルビーアトモス対応のリビングシアターをつくりあげました。
サラウンドはKEFのスピーカー「Qシリーズ」を核にした5.2.4ch。レイアウトの都合上、サラウンドスピーカーとトップスピーカーに高低差をつけられなかったものの、ドルビーアトモスの効果を引き出すためにそれぞれの設置位置にも大いに気を配ったそうです。

  • フロントスピーカーは、KEFのフロア型スピーカー「Q950」をチョイス。サブウーファーは、ご主人が試聴して気に入ったというイクリプスの「TD316SWMK2」。ゆとりを持って鳴らせるよう2基採用しています。
  • 視聴位置後方。壁面が左右対称ではないため、リアスピーカーは埋め込みに。ドライバーユニットの角度を変えられるSpeakerCraftの「Profile AIM5 Three」を選び、視聴位置に向けてユニットの角度を調整しています。

リビングでは破格の150インチ

ご主人が一番こだわったのは大画面。そこで野田氏が提案したのが、映画やスポーツの世界に没入できる150インチのスクリーンと、JVCの4K/HDR対応プロジェクター「DLA-X550R」の組み合わせ。視聴位置や投写距離などのレイアウトからスクリーンの最大サイズを導き出し、150インチの特注サイズをインストールしました。

  • 「できるだけ大画面」というご主人の希望から、リビングとしては破格のサイズ150インチを導入しました。スクリーンはキクチの「Stylist」で、特注で製作しました。
  • プロジェクターはJVCの4K/HDR対応モデル「DLA-X550R」を専用棚のなかにすっきりと収納。将来の買い替えにも備え、棚の寸法はゆとりを持ってつくっているそうです。

映像に浸れる工夫が満載

創意工夫は機器にとどまりません。スクリーン裏の漆喰風の壁紙を迷光対策でダークトーンにする、視聴位置から観て疲れにくいような高さにスクリーンを設置するために最適な高さのAVラックについてもアドバイスするなど、映像の世界を存分に楽しめるようにする、インストーラーの技が詰まっています。

  • スクリーンを上げたところ。スクリーンの後ろの壁は、迷光対策のためにダークトーンの壁紙を採用しています。漆喰風の壁紙を選び、和モダン風のインテリアと調和させています。
  • 機器類はTAOCのAVラック「MSRシリーズ」に収納。機器が収まるサイズであり、スクリーンの高さ、視聴距離とのバランスも考慮して野田氏がアドバイスしたそうです。

毎日の野球観戦に大活躍

Aさんご一家にお話を伺うと、ホームシアターの利用頻度はほぼ毎日なのだとか。
「家族はみんな野球の東北楽天ゴールデンイーグルスのファンなのですが、毎日のように試合のテレビ中継を大画面で観ています。テレビよりも大画面で観た方が圧倒的に楽しいですね」とご主人。
普段は家族団らんの場ですが、ひとたびスクリーンをおろせば、リビングがスタジアムに早変わりする。そんなAさんのようなリビングシアターをつくってみませんか?

  • 家族全員が東北楽天ゴールデンイーグルスのファンだというAさんご一家。「家なら涼しくて快適だし、スタジアム並みの臨場感で観られる」とホームシアターでの観戦をすっかり気に入ったご様子。
  • 野球観戦気分を盛り上げるために、ポップコーンメーカーを導入していたAさんご一家。古きよき時代のアメリカンデザインで、まるでアメリカのスタジアムにいるかのような気分を味わえます。ポップコーンを頬張りながら、大画面で野球観戦できるのもホームシアターならではの醍醐味です。
  • インストールを手がけたのだや仙台店の野田玲男氏。

A邸ホームシアター概要

ROOM DATA
住宅形態●戸建/リフォーム 家族構成●夫婦+子ども1人 ホームシアターの広さ●約20畳 画面サイズ●150インチ+65インチ サラウンド●5.2.4ch インストール内容●機器設置、システムプランニング ほか

SYSTEM LIST
●プロジェクター:JVC DLA-X550R ●スクリーン:キクチ Stylist 150インチ特注●液晶テレビ:東芝 65Z10X ●Ultra HDプレーヤー:OPPO Digital UDP-203 ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BRW1000 ●4K対応チューナー:パナソニック TZ-WR4KP ●フロントスピーカー:KEF Q950 ●センタースピーカー:KEF Q650c ●リアスピーカー:SpeakerCraft Profile AIM5 Three ●トップスピーカー:SpeakerCraft Profile AIM5 Three ●サブウーファー:イクリプス TD316SWMK2

INSTALL SHOP
のだや仙台店
宮城県仙台市泉区八乙女1-3-10
TEL:022-725-5193
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日、第2・第4水曜日
http://www.audio-nodaya.com/