CONTENTS
・「お、ねだん以上。」のニトリを取材
・シアターチェアを選ぶ基準とは
・ワイワイ楽しむならカウチタイプ
・座り心地&座面高を選べる
・リクライニングの寛ぎは別次元
・自分だけの寛ぎがほしいならコレ
「お、ねだん以上。」のニトリを取材
ホームシアターは、大きなテレビやサラウンドシステムを揃えて終わりだと思っていませんか? ホームシアターの楽しみはそれだけで終わりません。インテリアにこだわると、ワンランク上の快適なホームシアターを楽しめます。そこで、連載「シアターインテリア探検隊!」では、ホームシアターファイルプラス編集部員のソレガシ、塚田がインテリアショップを探訪。映画やスポーツを楽しめるだけじゃない、快適なホームシアターを体感させてくれるインテリアを、実際に”見て””触れて”、お薦めアイテムを紹介していきます!
- ニトリ赤羽店
住所:東京都北区神谷3丁目6-20
営業時間:10:00〜21:00
記念すべき連載第1回目は、「お、ねだん以上。」のコピーで知られる大手家具チェーン「ニトリ」を訪ねてきました。1967年に「似鳥家具店」としてスタートし、いまでは国内外で約590店(2019年5月8日現在)ほどの店舗を構えるニトリは、「住空間をトータルコーディネート」するホームファニシング業態をいち早く確立した企業としても有名です。なかでも赤羽店は都内でも屈指の大型店。広々とした店内には、”家じゅうまるごとコーディネート”が楽しめる、家具、インテリア、季節用品など、安心価格のアイテムが、空間ごとに展示されています。
- 教えて頂いたのは
株式会社ニトリホールディングス
広報部
大江美幸さん
- 2フロアからなる赤羽店。2階にはソファやベッドなどの大型家具がずらりと並んでいます。
- リビングやダイニングといった空間別にアイテムがコーディネートされ、実際に家具を置いた様子がイメージしやすくなっています。
PART2はこちら>>>シアターインテリア探検隊!PART.2「Ikea(イケア)<前編>大画面テレビやプロジェクターを置きたい!」
シアターチェアを選ぶ基準とは
ニトリのソファやチェアは、本格的な革張りのものから、カジュアルなものまで、空間や生活スタイルに合わせて選べる豊富なラインアップが魅力です。そこで、ニトリ赤羽店にお願いして、ホームシアターにぴったりなソファとチェアを紹介していただきました。
インテリアショップでホームシアター用のソファやチェアを探す際、なんとなく座るのではなく、ホームシアターチェアとして使うこと踏まえたうえで基準を設けるのがベターです。ホームシアターチェアとして大切な3点を踏まえ、実際に試してみました。
1.広い面積で体を支えられるかどうか
長時間座っていても疲れにくい椅子とは、広い面積で体圧を分散させられるものです。座面や背もたれが、体圧をバランスよく分散できる硬さ・素材・形状であるかどうかをチェックしましょう。背もたれの高さや肘掛けの有無も確かめてみました。
2.背骨のS字状カーブを保てるかどうか
人間の姿勢で最も安定した疲れにくい姿勢は、まっすぐに立った時に背骨がS字のカーブを描く姿勢といわれているため、座った姿勢でも背骨を自然なS字形状に保ちやすいかどうかが重要です。骨盤を支えられるような形状になっているか試してみました。
3.画面を観やすい角度かどうか
座った時に、画面を見上げるような角度だと疲れやすくなってしまうので、視線が自然とスクリーンやテレビ中央を向くようなベストな座面の高さに合わせましょう。
- 直立姿勢の時の自然なS字カーブを保てるのが正しい姿勢。猫背のような悪い姿勢は前方に骨盤が回転してしまうため、背骨に余計な負荷がかかります。
ワイワイ楽しむならカウチタイプ
リビングでの長時間にわたる映画鑑賞、スポーツ観戦には、座ったり、横になれたりもできるカウチソファがオススメ。脚をソファの上に投げ出せるので、リラックスできます。大江さんにご紹介いただいたのは、セミハイバック仕様のソファ「ロゾ」。背もたれの高さが46㎝あり、肩まで支えてくれるので、長時間座っていても疲れにくいのが特長です。低く大きな肘掛は枕代わりにもなり、寝転びやすいのも魅力です。
- 「ロゾ4」
2人用 ¥69,900(税抜)、3人用 ¥79,900(税抜)、L字型 ¥115,000(税抜)
<塚田真由子の一言>
背もたれが高いので、上半身全体が受け止められ、安定感があります。また、背もたれにはウレタンが2段にわけて充填されており、腰に負担がかかりにくいのもグッド。腰痛持ちの私も安心して座れました。
- オプションのヘッドレスト ¥7,990(税別)を組み合わせれば、頭までしっかり支えられます。
※ロゾ4専用オプションです。ロゾ3にはご使用できません。
座り心地&座面高を選べる
「Nポケット A12」は、積層合板を使った丈夫な木枠フレームや、快適な姿勢を保ちやすいポケットコイルスプリングを座面に採用するなど、座り心地にこだわったソファです。座面高は少し低めの38㎝と少し高めの42㎝の2種類設けているのもポイント。前者は日本人の標準身長(男性169.2㎝、女性156.4㎝)から導き出した座面高なんだそうです。また、座面の硬さを選べるのも魅力です。
- 「Nポケット A12」
2人用(座面高ロータイプ) ¥64,723(税抜)、2人用(座面高ハイタイプ) ¥65,649(税抜)、3人用(座面高ロータイプ) ¥73,982(税抜)、3人用(座面高ハイタイプ) ¥74,908(税抜)
<塚田真由子の一言>
身長154㎝の私は、座面38㎝、かためタイプの方が座りやすいと感じました。かためタイプの座面には3種類のウレタンを使われているためか、じんわりとした弾力性のある感触が心地よかったです。
- 荷重を分散して快適な姿勢を保ちやすい「ポケットコイル」を座面に採用。
リクライニングの寛ぎは別次元
「ビリーバー3」は、中央部分の座席を前に倒せば、飲み物などを置けるテーブルになる電動式リクライニングソファ。壁から約10㎝離せば設置できる省スペース設計も魅力です(最大リクライニング時の奥行きは約156㎝)。背もたれとフットレストの角度は、側面の埋込式ボタンで無段階に調整可能。リクライニング機能は椅子ごとに独立しているため、数人座っている時も一人ずつ好みの角度に調整できて便利です。
- 「ビリーバー3」
電動テーブル付き3人用 布 ¥99,000(税抜)、電動テーブル付き3人用 本革 3月11日から5月12日まで¥107,408(税抜)・5月13日から¥109,000(税抜)、電動テーブル付き3人用 厚革 ¥149,000(税抜)
<塚田真由子の一言>
映画鑑賞時にこのようなリクライニングソファがあれば、好みの姿勢に自由に変えることができ、長時間でも比較的ラクに座り続けられます。背もたれと角度の調整もボタンを押すだけで簡単です。コスパも抜群!
- 3人掛けは中央の座席を手前に倒すとテーブルになります。リモコンや飲み物を置くのに便利。
自分だけの寛ぎがほしいならコレ
ホームシアターの専用ルームなどでじっくりと映画や音楽の世界に浸りたい方には、パーソナルチェアがオススメ。こちらもソファ同様、リクライニングできた方がベター。ニトリ赤羽店では5〜6脚のパーソナルチェアを試しましたが、「ラルフ」はホームシアターにピッタリ! 背もたれを一番下まで倒すとフルフラットになり、ベッドのような寝姿勢も可能。脚を伸ばして寛げるオットマンも付いています。
- 「ラルフ」
¥36,945(税抜)
<塚田真由子の一言>
「ラルフ」を選んだ理由は、ヘッドレストが耳を隠すようなデザインでないこと。ホームシアターならではのポイントとして、後方からのサラウンドの音も逃さず聴けるよう、ヘッドレストのデザインもチェックしましょう!
- 左右どちらでも取り付けられるタブレットホルダーまで付いています。
今回、ニトリ赤羽店を訪れ、デザインからサイズ、カラーまでバリエーション豊かな点に驚きました。店内ではデザインのテイスト別に空間がコーディネートされているので、ホームシアターのインテリアのイメージづくりにも役立つと思います。また、とにかくリーズナブルなのも魅力。ホームシアターをはじめるうえで、力強い味方になってくれるでしょう。取材にご協力いただいた大江さん、ありがとうございました!