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  • 連載「折原一也の4K8K番組“太鼓判”」 “こじるり”がナビゲート!
    ダイビング体験が味わえる4K番組
    『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!4』
    2020年1月19日(日) 19:00~20:54放送

    取材・執筆 / 折原一也
    2020年1月15日更新

    • VGP審査員
      折原一也

小島瑠璃子さんがダイビングをナビゲート

ドラマや音楽、報道などの様々な4K番組を放送している「BS日テレ4K」。昨年9月の4K放送開始に備え、2K放送用の一部番組も4K撮影が実施され、4Kアーカイブの充実化を図ってきました。

なかでも、ドキュメンタリー番組『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!』は、2018年に放送された第1回から4K制作されている人気シリーズです。今回は、その番組プロデューサーを務める佐藤明香氏に、シリーズのコンセプトや2020年1月19日(日)に放送予定の最新作についてのお話を伺いました。

  • オーディオ・ビジュアル評論家の折原一也氏が、放送&配信コンテンツの中から“太鼓判”を押す旬な4K8K番組を、制作に携わった方の解説も交えながらご紹介する本連載。今回は(株)BS日本 編成局 制作部 主任 プロデューサーの佐藤明香氏(写真、左)にお話を伺いました。

海に潜るダイビングを疑似体験できることが魅力の『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!』シリーズ。ナビゲーターを務めるのは、これまでに100回以上のダイビング経験を持つ、タレントの小島瑠璃子さんです。

「番組のテーマは、ダイビングの擬似体験。海中に潜ると“何が困難で、何が魅力的なのか”、その気持ちを情感的に、実体験も交えながらナビゲートすることが重要だと考えていました。そこで白羽の矢を立てたのが小島瑠璃子さんです。経験豊富な彼女のコメントは、いつもダイバーの気持ちを代弁してくれます」

さらに、フランスの海洋ドキュメンタリー映画『オーシャンズ』(2010年公開)にも参加した世界的な水中カメラマン、奥村康さんが撮影&解説で番組をサポートしています。

  • シリーズのナビゲーターを務める、タレントの小島瑠璃子さん。実は幼少期から数多くのダイビング経験があり、シリーズの第2弾と第3弾では実際にダイビングにもチャレンジしています。

神秘的な海中映像に注目!

第4弾となる最新作の舞台は、オーストラリア南東部のジャービス湾。湾内には70箇所以上のダイビングスポットを擁しています。ダイビングスポットへと向かい入水(エントリー)。そして、水から上がる(エキジット)前には、体内に溶け込んだ窒素を排出するため安全停止をするなど、ダイバーなら誰しもが体験する過程まで番組では紹介しています。

「私自身もダイビングの経験がありますが、日常から海中への非日常へと飛び込んでいくエントリーの瞬間はいつも興奮しますね。その感覚を視聴者の皆様にも味わってもらえるように、番組ではあえてエントリーからエキジットまで、全てのプロセスを放送するようにしています」

放送開始以来、現役ダイバーはもちろん、ダイビングを離れてしまった視聴者まで、多くの反響が寄せられているとのこと。スタジオからは、小島さんの情感あふれるナビゲーション、カメラマンの奥村さんの穏やかで明快な解説で番組は進行していきます。

  • 奥村 康さんは、英国BBCの人気ドキュメンタリー『Blue Planet II』や、仏の海洋ドキュメンタリー映画『オーシャンズ』では、日本人として唯一のカメラマンとして参加。 写真は、沈船に隠れた魚を捉えたもの。

「ジャービス湾は固有種が多い海です。四角い顔が特徴的なポート・ジャクソン・シャークや、タツノオトシゴの亜種、ウィーディー・シードラゴンといった、同じ地球の生物とは思えない、“海中にはこんな不思議な世界があるのか!”という驚嘆の数々が待っています」

と、ジャービス湾の特長を語ってくれた佐藤氏。海中の神秘的な映像は圧巻。最初の沈船(レック)ポイントでは、揚錨機に生えたジャイアント・シーチューリップと呼ばれる色とりどりの巨大なホヤを発見。そのようなオセアニアの海でしか観られない貴重な生物の数々が、4Kカメラで鮮明に捉えられているのです。

  • 写真は、オースラリア固有のネコザメ科に属するポート・ジャクソン・シャーク。産卵時期の8月〜9月には、海中の浅いところまで上がってきて、数万匹が卵を産む準備をするとのこと。

オセアニアの海に飛び込んだ感覚を味わえる

筆者が番組を鑑賞してまず目を奪われたのが、海底へと進んでいく雰囲気と巨大なスケール感。4Kの海中撮影だからこそ表現できるダイバーの細かな気泡も臨場感が高まります。ゆったりと海中を進んでいく様子はその先にどんな世界が広がっているのか、ワクワクさせてくれます。オットセイの歓迎を陸上から受け、海中でダイバーを待ち構えてカメラの周りをオットセイがぐるぐると遊びまわる姿も幻想的。

地上では見られないような鮮やかな色彩のウィーディー・シードラゴンと共に、海底の珊瑚や海藻が画面いっぱいに広がります。視聴している筆者までもが、海中の世界にいるような感覚を覚えるほど、美しい映像に没入してしまいました。

  • ジャービス湾の外海では、オットセイのコロニーに遭遇。好奇心が強く、撮影時もダイバーが吐く泡をくぐり抜けたりとご機嫌の様子。毛並みまで見えるほど接写した映像は、ぜひ4Kでお楽しみください!

「海中は、透明度が高いほど、宇宙遊泳をしているような感覚になるそうです。その海を世界で活躍する奥村さんが、4Kカメラで克明に記録しています。そういった意味でも、ぜひ4Kの美しい映像で番組を観てほしいですね」

ダイビングの醍醐味が詰まった 『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!4』。ダイビング経験者も未経験者も、ご自宅のホームシアターから、オセアニアの海の世界に飛び込んだ感覚をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!4』のココに“太鼓判”

  • 今回で第4弾となる本シリーズ。 美しい海中映像を堪能しながらも、エントリーからエキジットまでダイビングの全てが楽しめる。これまでにグアムや、伊豆の大瀬崎、沖縄の八重山諸島などを紹介しています。
  • 全シリーズの撮影は、30年以上のキャリアを誇る水中撮影の第一人者、奥村 康さんが担当。海の中では、いかに間合いをつめて自然な姿が撮れるかがカギといわれていますが、奥村さんの卓越した技量やノウハウから、撮影が困難な決定的瞬間の数々を収めています。一流の水中カメラマンが映す4Kの映像美に注目です。
  • シリーズ初紹介となる南半球の海、オーストラリアのジャービス湾。沈船の残骸に生えているホヤに海綿が付着することで、ピンクや緑、紫など色鮮やかに発色するジャイアント・シーチューリップをはじめ、マオリ・ラスやイースタン・ブルー・デビルといった、オーストラリア固有の魚も数多く登場します。

番組情報

『至極の楽園 世界の海をのぞいて見よう!4』
●放送チャンネル:BS日テレ4K ●放送日:2020年1月19日(日) 19:00〜20:54 ●ジャンル:国内ドキュメンタリー ●映像:4K/HDR ●音声:2ch ●ナビゲーター:小島瑠璃子

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