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レビュー

  • TCL「C728 series」 確かな映像技術で抜群のパフォーマンス
    QLEDならではの色鮮やかさを実現
    TCLの中核シリーズのクオリティをチェック!

    VGP 取材・執筆 / 大橋伸太郎
    2021年12月22日更新

    • VGP審査委員長
      大橋 伸太郎

QLEDならではの鮮明な色再現性

  • 4K液晶テレビ
    TCL
    「C728 series」
    ¥OPEN
    <受賞モデル一覧>
    4K液晶テレビ(70型以上80型未満) 75C728
    4K液晶テレビ(60型以上70型未満) 65C728
    4K液晶テレビ(55型以上60型未満) 55C728

存在感が日に日に高まっているテレビブランドがTCLです。4K液晶テレビの代表モデルである「C728シリーズ」は、VGP2022で75インチ/65インチ/55インチの3つのサイズが受賞を獲得しました。そして、シリーズ全体で「コスパ大賞」を受賞する快挙を成し遂げました。

C728シリーズは、同社独自の量子ドットLED技術「QLED」を搭載しているのが大きなポイント。青色LEDの波長を、直径2~10nm(ナノメートル)サイズの量子ドットのフィルターに照射し、違う色の波長に変換する仕組みで発色のロスが少なくしています。その結果、従来の白色LEDのバックライトを採用した液晶テレビでは再現できなかった、鮮明な色再現を実現しています。

  • TCLの上位モデルで長年培ってきた、量子ドットLED技術「QLED」を搭載しており、従来の同社4Kテレビから色域が拡張され、さらに輝度表現も向上しています。

伸びのあるHDR表現や精細感が格段にアップ

それに加え、画面を1296ゾーンに分割し、明暗や階調といった映像情報をリアルタイムで分析し、映像表現にフィードバックするマイクロディミング機能で、実景を目視するかのようなリアリティを生み出します。HDR10、HLG、ドルビービジョンといったHDRフォーマットへの対応も万全です。

そしてAndroid TV搭載で、YouTube、Amazonプライムビデオ、NETFLIXといった多数の動画配信サービスも手軽に視聴できるのも魅力。C728シリーズの画質は、従来モデルから着実に進化しており、自然な精細感、明るく元気な発色、伸びのあるHDR表現など、4Kテレビとしてのレベルが格段にアップしています。

  • HDRフォーマットの「HDR10」や新4K衛星放送で採用されている「HLG」、さらに「DolbyVision」にも対応しており、最新のHDRフォーマットもカバーしています。
  • 120Hz対応した倍速駆動技術「MEMC」によって、動きの速いスポーツやレーシングなどのシーンでも、残像感のないなめらかな映像を楽しめます。

SPEC

65C728
●画素数:3840×2160 ●接続端子:HDMI入力×3、光デジタル音声出力×1、USB入力×2、LAN×1 他 ●外形寸法:1447W×892H×302Dmm ●質量:20.1kg