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レビュー

  • FOCAL「FOCAL CIシリーズ」 どんな部屋でも使える
    FOCALの埋め込みスピーカー
    インストーラーが語る①「ホームシアターのAURAS」

    取材・執筆 / 井田有一(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2022年2月10日更新

FOCAL(フォーカル)の埋め込みスピーカー「FOCAL CIシリーズ」が2021年末に日本に上陸しました。そこで今回から3回にわけて、いち早く試聴したホームシアター・インストーラーの方にFOCAL CIシリーズの印象を伺いました。第一回目は「ホームシアターのAURAS」の代表である山岡裕和氏です。

  • 埋め込みスピーカーは機器の存在を感じさせずに、上質なホームシアターを構築できます。FOCAL CIシリーズは埋め込んだ佇まいも美しいです。

FOCALは欧州随一のスピーカーブランド

私、山岡はカーインストーラーだった30年前にFOCALのスピーカーを扱っていましたが、その当時からFOCALのサウンドが好きです。FOCALは1979年にフランスで設立されたヨーロッパを代表するスピーカーブランド。そのためスピーカーの種類が非常に豊富なのが特長です。日本ではHi-Fiオーディオ用、プロ用、カーオーディオ用などが輸入されていて、それぞれファンの間で高い評価を受けていますね。

  • インウォール・スピーカー
    FOCAL
    「100 IW 6」
    ¥37,400(税込/1本)
  • インシーリング/インウォール・スピーカー
    FOCAL
    「300 ICW 6」
    ¥62,700(税込/1本)
  • インウォール・スピーカー
    FOCAL
    「1000 IWLCR Utopia」
    ¥1,043,900(税込/1本)

2chのサウンドはフロア型にも負けない

そんなFOCALの埋め込みスピーカーのFOCAL CIシリーズが日本で発売される話を伺い、大きな期待を寄せました。というのも、FOCALは用途が異なっても「インバート・ドーム・トゥイーター」など根幹となるドライバー技術は共有することが多く、定評あるサウンドがきっと埋め込みでも再現されるだろうと考えたからです。

  • FOCALは革新的なユニット開発を行うメーカーとしても知られています。ユニークなのは、一般的なドーム型の形状を反転させた「インバート・ドーム・トゥイーター」。優れたトランジェント、低歪を謳うFOCAL独自技術です。

音を聴かせてもらいましたが、率直にいって圧倒されました(笑)。デモルームが43.2chという3Dオーディオ対応のスピーカー構成になっているのも驚きましたが、それ以上に再生された繊細でありながらも柔らかいサウンドは、まさに私が知るFOCALの音でした。「1000 IWLCR Utopia」をメインとした2ch再生が特に素晴らしく、Hi-Fi用と言われても驚かないクオリティの高さがありました。

  • 山岡氏が2chで試聴した「1000 IWLCR Utopia」には、Hi-Fi用のハイエンドモデル「Grande Utopia」の開発で培った「Wサンドイッチコーン」技術が採用されています。剛性と内部損失を両立するこのユニットは、シリーズの垣根を越えて上位グレードの製品に採用されています。

音の繋がりがよいサラウンドサウンド

サラウンドサウンドが自然に繋がるのにも驚きました。話を伺うとシリーズが異なっても、FOCALのスピーカーは音の特性が揃う推奨の組み合わせがあるそうで、43.2chという数になっても音のバランスが整っているのは新鮮な体験でした。

  • 今回はCIシリーズの取り扱いを行うメディア・インテグレーションのスタジオ「MIL(Media Integration Lab)」にて試聴。スタジオの詳細は前回のスタジオレポートをご覧ください。

ホームシアターのインストールでは、建築的に埋め込み場所が限定されることもあれば、ダウンライトなど照明器具とスピーカーの並びを揃えてほしいといった希望も多く、必ずしも理想的なスピーカー配置にできません。その点もFOCAL CIシリーズなら、まず種類もサイズも豊富ですし、ドライバーユニットが動くモデルもあるので、リスニングエリアに合わせてセッティングを追い込めるのは、インストーラーとしては嬉しいポイントです。音よし、設置性よしの高い総合力を持ったブランド。それがFOCALです。

  • コメントを寄せてくださったホームシアターのAURAS 東京店の山岡裕和氏。自家用車には今でもFOCALのカーオーディオを使っているそうです!