ホームシアターのプロが、映画館のある家づくりに役立つ知識・ノウハウをお届けしていく連載企画。
後悔しないホームシアターづくりのために、ぜひお役立てください!
ホームシアターには、何が必要?
「大画面テレビとサウンドバーでもOK」
厳密なルールはありませんが、テレビまたはプロジェクターといった大画面をつくる映像機器と、サラウンドサウンドを再生できるオーディオ機器があるといいでしょう。具体的にミニマムな組み合わせの例として、50インチ程度のテレビとサウンドバーなど。
より迫力を求めるなら、100インチ級の大画面をつくるためにプロジェクターと映像をきちんと映し出せる専用スクリーン、音響は5.1ch以上のAVアンプとスピーカーの導入をお薦めします。
映画監督のジョージ・ルーカスは、映画製作者の意図を再現するには、映像と音のバランスは50 : 50(フィフティー・フィフティー)が理想的だと語っています。そのため、プロジェクターを買った人なら次は同じくらいの予算でスピーカーやAVアンプにこだわるのが理想的なシステムの近道です。
このギモンに回答してくれた専門家
鴻池賢三 氏
VGP審査副委員長
オーディオ・ビジュアル評論家
メーカーにてAV機器の商品企画職、アメリカ・シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手掛けるベンチャー企業を経て独立。THX/ISF認定のホームシアターデザイナーとしても活躍する。