前編はこちら>>>ディズニープラス観るべき4Kタイトル よしひろまさみちが選んだBest10[前編]
画質・音質にもこだわる仕様がプラスに
- ディズニープラス
¥990(月額/税込)すべての作品が見放題
ディズニープラスは、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作・話題作が、見放題で楽しめる定額制公式動画配信サービスです。さらに、スターブランドとして、大人が楽しめるドラマや映画も充実。ここでしか見られないオリジナル作品が続々と登場します。
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昨年後半からグイグイと加入者を増やしているディズニープラスの急進は、米国ウォルト・ディズニー・カンパニー本社の2021年10~12月期決算発表で明らかになりました。それは昨年10月27日にローンチした「スター」ブランドと4K/HDRやドルビーアトモス、IMAX Enhanced採用、などの新サービス追加が成長を後押ししたとされています。ディズニープラスの強みは根強いファンを幅広く有する強力タイトルを抱える5ブランド、そのほとんどの作品が定額で見放題というのがセールスポイントでした。そこに20世紀スタジオとHuluを中心とした傘下のタイトルを含む、各国の買付作品をオールインした「スター」が加わったことはリニューアルのキモになりました。
- ディズニープラスの作品を4K/HDRで楽しむためには、設定画面にある「データ使用量」を自動に設定しておきます。再生デバイスが対応していれば、最高画質(4K UHDで最大7.7GB/時)で出力することが可能。
とくに注目だったのは、4K/HDRやドルビーアトモス、IMAX Enhanced対応タイトルです。これまでそこに対応していなかっただけに「画にはそれほどこだわりのないファミリー向け」というイメージがありましたが、一気に払拭されました。高画質・高音質を求められているタイトルから徐々に対応作品を拡充していますが、ホームシアターファン待望の仕様がプラスされたことで、ディズニープラスのイメージはガラリと変わりました。ぜひ大画面とイマーシブサウンドのシステムで楽しんでいただきたいです。
- IMAX Enhancedのフォーマットを採用している作品は「バージョン」内に通常の「ワイドサイズ」と共に「IMAX Enhanced」のバージョンがラインアップされており、対応デバイスで再生することで4K/HDRでIMAX版拡大アスペクト比で楽しめます。
『フリーソロ』
- 『フリーソロ』
ディズニープラスにて配信中
●配信年:2018年 ●監督:エリザベス・チャイ・バサルヘリィ、ジミー・チン ●出演:アレックス・オノルド ●原作・制作:リトル・モンスター・フィルムズ、アイティネラント・メディアパークス、ナショナル ジオグラフィック ●本編映像:100分、HDR10 他
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驚愕のカメラワークで迫力満点
ナショナル ジオグラフィックの名作ドキュメンタリー。命綱なしでのロッククライミング=フリーソロ・クライミングに挑み続けるクライマーのアレックス・オノルドが、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にあるロッククライミングの名所「エル・キャピタン」という一枚岩の踏破に挑む様をとらえました。第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を獲得したほか、数々の映画賞を獲得したことでも有名な作品です。このようなネイチャー系ドキュメンタリーは、大画面・高音質のホームシアターでの鑑賞が最適といえます。驚愕のカメラワークで、クライマー視点の映像と音響を体感していただきたいです。
『ボバ・フェット』
- 『ボバ・フェット』
ディズニープラスにて独占配信中
●配信年:2021年 ●監督:ジョン・ファブロー ●出演:テムエラ・モリソン、ミンナ・ウェン ●原作・制作:ジョージ・ルーカス/ルーカスフィルム ●脚本:ジョン・ファブロー ●シーズン:シーズン1(全7話) ●本編映像:Dolby Vision 他
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高次元の映像表現で世界観を演出
「スター・ウォーズ」(以下SW)ブランドで展開している、SWフランチャイズのドラマ最新作となります。人気キャラクターであるバウンティハンター、ボバ・フェットを主人公に、銀河の裏社会で暗躍する彼らの活躍が描かれています。SWの劇場用長編全作と関連アニメーション作品が観られるだけでなく、オリジナルで制作されたスピンオフが楽しめます。ホームエンタテインメントの枠には壮大過ぎるとされてきたSWの世界観ですが、現在のハイスペックなシステムでなら、その高い次元の映像表現を満足いくレベルで体感できるでしょう。先に2シーズン配信されている『マンダロリアン』とあわせて楽しんでいただきたいです。
『ミラベルと魔法だらけの家』
- 『ミラベルと魔法だらけの家』
ディズニープラスにて配信中
●配信年:2021年 ●監督:バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ ●声の出演:ステファニー・ベトリス ●原作・制作:ウォルト・ディズニー ●脚本:ジャレド・ブッシュ、シャリース・カストロ・スミス ●本編映像:109分、Dolby Vision
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原点に立ち返ったミュージカル形式
南米コロンビアの集落を舞台に、一家の中でただ一人、魔法のギフトを与えられなかった少女ミラベルが、一家を襲う脅威に立ち向かう、というストーリー。日本では21年秋に劇場公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編最新作が、はやくも見放題に登場しました。アカデミー賞長編アニメーション賞候補にもなり話題の一作です。スタジオ60作目となる記念碑的作品であり、その原点に立ち返ったミュージカル形式で制作されています。コロンビア独自の自然や衣装などにみられる色彩豊かな美術設計と、ブロードウェイの寵児リン=マニュエル・ミランダによるオリジナル楽曲のカラフルさは、それを再現できるホームシアター環境が必須といえるでしょう。
『私ときどきレッサーパンダ』
- 『私ときどきレッサーパンダ』
ディズニープラスにて独占配信中
●配信年:2022年 ●監督:ドミー・シー ●声の出演(日本語版):佐竹桃華、木村佳乃 ●配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ●脚本:ドミー・シー ●本編映像:100分、Dolby Vision 他
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モフモフの毛流の再現も見逃せない
トロントのチャイナタウンに暮らす思春期の少女メイは、伝統を重んじる母親のプレッシャーから自分を見失い、巨大なレッサーパンダに変身してしまいます。ところが、その騒動はメイの一家に隠された秘密が関わっていました。ピクサー・アニメーション・スタジオの長編アニメーション最新作となる本作は、20年のオスカー作品『ソウルフル・ワールド』や21年のアカデミー賞候補作『あの夏のルカ』と同様に独占配信されます。ピクサーといえば、『モンスターズ・インク』シリーズで開発された、CGによるモフモフの毛の表現が魅力的です。レッサーパンダになったメイが、アイドル化するほどかわいく見えるよう、見事な毛流の再現がなされています。
『ワンダヴィジョン』
- 『ワンダヴィジョン』
ディズニープラスにて独占配信中
●配信年:2021年 ●監督:マット・シャックマン ●出演:エリザベス・オルセン ●原作・制作:ジャック・カービー、ジョン・バスセマ/マーベル・スタジオ ●脚本:ジャック・シェイファー ●シーズン:シーズン1(全9話) ●本編映像:Dolby Vision 他
© 2022 Marvel
壮大なビジュアル・エフェクトが炸裂
『アベンジャーズ』シリーズで活躍したヒーロー、ヴィジョンとワンダを主人公に、その後の彼らを描く異色シリーズ。21年に配信が始まったMCU初のドラマシリーズで、フェーズ4として初めてお披露目された作品です。すでに『エターナルズ』など、フェーズ4の劇場用作品が公開されましたが『アベンジャーズ』シリーズ後の世界はここからスタート。往年のシットコムの形式で始まる本作は、白黒による映像の作り込みが非常に細かくなされています。また、後半からはネタバレ厳禁だけに具体的なことは言えませんが、MCUらしい壮大なビジュアル・エフェクトが炸裂します。大画面・高画質で再チェックしたい作品です。