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レビュー

  • PANASONIC「TH-43LF1」 置く場所を自由に選べるレイアウトフリー
    4Kテレビの視聴スタイルが一気に広がる
    レイアウトフリーを叶えた業界初の4K放送の無線伝送にも注目

    VGP 取材・執筆 / 大橋伸太郎
    2022年10月14日更新

    • VGP審査委員長
      大橋 伸太郎

ライフスタイルに寄り添う4K液晶テレビ

  • 4K液晶テレビ
    PANASONIC
    「TH-43LF1」
    ¥OPEN(実勢価格¥240,000前後)

薄型テレビの登場以来、壁掛けと並んで期待されていたのがモバイル(自由移動)のタイプです。テレビは想像以上に存在感が大きく、大型化が進む昨今は、より存在感が増してしまいます。そして、一度置いてしまうと設置位置の変更が難しいため、インテリアの模様替えもしにくくなり、なによりテレビを見られる場所に絶対的な制約が生まれてしまうのです。

そんなテレビのあるライフスタイルを一気に変えてくれるのが、パナソニックの“レイアウトフリーテレビ”「LF1シリーズ」。キャスター付きスタンドを採用した43インチのモニター部と、新4K衛星放送のチューナーを内蔵し、業界初の4K放送の無線伝送を実現したチューナー部をワイヤレスで接続できるため、4K液晶テレビを家中どこへでも移動させることができます。

“置いてすぐにいい画”を家中どこでも楽しめる

チューナー部は2TBのHDDを搭載しているため放送番組も録画が可能で、モニター部とチューナー部の両方にHDMI入力とUSB入力を装備しているため、他の機器とも接続できます。視聴できるコンテンツ、活用できる場所も広がる要素が詰め込まれています。

画質は、安定感と完成度の高さが同社ならでは。ぽんと置いて、すぐにいい画が出せます。夜景のシーンは、解像感と輝度と色味のバランスが素直なので、少し調整すると良好なバランスとなります。場所と時間と視聴ソースを選ばない、抜群の快適さを備えています。ホームアプライアンスの総合メーカーらしい、ライフスタイルへの洞察力が伝わってくるモデルです。

  • “レイアウトフリーテレビ”の名の通り、ワイヤレス機能とキャスター付きスタンドによってテレビの設置場所を自由に移動できるため、部屋の好きなところに置けて、テレビの視聴方法の幅も広げてくれます。
  • チューナー部は、業界初の4K放送の無線伝送を実現。ディスプレイ部との接続も簡単で、モニターとチューナーの電源を入れ、画面指示に従いながら「かんたん設置設定」を行うだけでワイヤレス接続できます。

SPEC

PANASONIC「TH-43LF1
[ディスプレイ部]
●パネル方式:液晶 ●パネルサイズ:43型(941W×529H/対角1080mm) ●画素数:3840× 2160 ●対応HDR規格:HDR10、HLG、HDR10+、Dolby Vision ●スピーカー:フルレンジ×2 ●音声出力:10W+10W ●主な入出力端子:HDMI入力× 2、USB入力×1他 ●消費電力(待機時):117W(0.3W)●外形寸法:980 W×1182H×492Dmm(スタンド含む)●質量:約24.5kg(スタンド含む)
[チューナー部]
●デジタルチューナー数:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×2 ●主な入出力端子:HDMI入力×1、USB入力2他 ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz、5GHz)●消費電力(待機時):約26W(0.2W)●外形寸法:215W×80H×225Dmm ● 質量:約1.8kg