30畳のリビングでダイニングからも映像が見える
みんなで映画館に行ったり、休日にはボードゲームを楽しんだり、一家そろってエンタメ好きのKさん家。住まいを新築する際「家族が集まってくつろげる場をつくりたい」との思いから、リビングシアターの導入を決意しました。
- リビングは30畳ほどの空間で、中央は下がり天井になっています。柔らかい照明の雰囲気と木材の温かみが合わさった、家族の憩いの場です。
- スクリーンは視聴距離に合わせた120インチ。降ろした際に、スクリーン後方にある木製ブラインドの左右の幅がほぼ同じになるよう設計されており、細部までプロのこだわりが光ります。
- 視聴位置後方の様子。リビングがスキップダウンフロアになっているため、多人数でもダイニングから同時にホームシアターを満喫できます。昼間は奥様が家事をこなしながら、音楽やライブ映像を楽しむこともあるのだそうです。
天吊りと埋め込みを駆使したスピーカー設置
インストールを手がけたのはヤマデンの山本氏。特にこだわったのは機器のレイアウトです。というのも、K邸のリビングは約80センチほどのスキップダウンフロアになっており、ソファに誰か座っていたとしても、後方に位置するダイニングから120インチの大画面を同時に楽しめるつくりになっています。そのため、7.1chのスピーカーは極力床に置くことを避け、天吊りか埋め込みタイプに。生活動線をふさがないよう配慮するとともに、広いエリアでドルビーアトモスの効果を発揮できるレイアウトを実現しています。さらに建材によってスピーカーのカラーを使いわけ、美観と音質を両立しました。
- プロジェクターはJVCの4K対応モデルである「LX-NZ3」。ヤマデンのショールームで実際に視聴した機器の中から、予算に合わせて選定しました。天井に専用の電源を引いてあるので、いずれはアップデートすることも視野に入れているそうです。
- スクリーンボックスは化粧梁を設けて隠蔽されています。リビング側は天井高が3m以上あるため、スクリーンは上部のブラックマスクを延長した特注仕様。
- 天吊りのフロントスピーカーにはCabasse「EOLE4」をチョイス。サラウンドおよびリアスピーカーはFOCAL「100ICW6」を天井に埋め込むことで生活動線を確保しつつ7.1chを実現しました。
- サブウーファーは、さまざまな置き場所に対応できる、KEFの実力派モデル「Kube 10b Subwoofer」が採用されています。
「完成以来、映画だけでなく音楽ライブやゲームなども家族で楽しんでいます。リビングシアターだから、自然に人が集まってきて、誰かがなにかを始めるとみんなが一緒に楽しめて。作ってよかったなと思える時間ですね。」と照れながらも語ってくれたKさん。おうちでのんびり過ごす時間を豊かに彩る、家族の憩いのリビングシアターです。
- デノンのAVアンプ「AVR-X4700H」のほか、東芝のブルーレイレコーダー「DBRT660」などがスクリーン下の造作家具に収納されています。
- リビング左側にある一見ただの壁のような部分は収納スペースになっており、ソフトラックとして活用しています。普段はソフトをレンタルすることが多く、ラックにあるのはお気にいりの作品なのだそうです。
- インストールを手がけたヤマデンの山本紀之氏。
そのほかの事例>>>「50畳&天井高5m超のLDKに美しくマッチ」
写真/吉田哲昭
K邸ホームシアター概要
HOMETHEATER DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども2人 ●ホームシアターの広さ:約25畳 ●画面サイズ:120インチ+50インチ ●サラウンド:7.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:JVC LX-NZ3 ●スクリーン:キクチ SE-120HDWA(特注) ●液晶テレビ:東芝 50Z20X ●AVアンプ:デノン AVR-X4700H ●ブルーレイレコーダー:東芝 DBR-T660 ●フロントスピーカー:Cabasse EOLE4 ●センタースピーカー:Cabasse EOLE4 ●サラウンドスピーカー:FOCAL 100ICW6 ●リアスピーカー:FOCAL 100ICW6 ●サブウーファー:KEF Kube 10b Subwoofer
INSTALL SHOP
ヤマデン
〒090-0817
北海道北見市常盤町3丁目1番26号
TEL:0157-23-3000
営業時間:10:00〜19:30
定休日:火曜日
https://yamaden-kitami.com/