新築のタイミングを逃すとホームシアターづくりはできないのでは、とお考えの方もいるのではないでしょうか？ そんなことはありません。新築の予定がない方も諦めないでください！ 既存物件であっても、美しいホームシアターをつくることができます。ホームシアターの設備化には施工が必要ですが、既存物件でも、後付けで天井裏や壁裏にケーブルを通すといった工事は可能です。新築時がより自由度が高い工事ができるのは事実ですが、リフォームやリノベーションのタイミングなら、新築に近い条件で工事をすることができます。既存の住まいの天井裏や壁裏の状況によっては、ケーブルの隠蔽や機器の埋め込みに制限がある場合もありますが、その場合は造作家具を活用する方法もあります。

今回は、リフォームでつくったホームシアターの成功事例を３つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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• 既存物件でも後付け工事は可能です。写真は既存マンションで、埋め込みスピーカーを設置するために、天井に穴を開け、スピーカーケーブルを天井裏に通しているところ。

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• 天井裏や壁裏の状況によってはケーブルを隠蔽できないこともあります。そんな時は壁全体を覆う壁面収納家具を活用すれば、ケーブルを隠蔽でき、機器もすっきりと設備化できます。

窓から望む美しい借景にセンスのよいオーダーメイドのインテリア。ここに壁一面に広がる100インチ強の大画面と5.1.2chを構成する7本の埋め込みスピーカーが設備化されています。高い完成度のホームシアターですが、実は既存のマンションにリノベーションでつくられました。

マンションを購入したオーナーは「既存物件だから」と心配しつつトムテックの浅田友英氏に相談。浅田氏はまず部屋の下見を行い、正確に部屋のサイズを採寸。機器配置のための図面を作成しました。ダウンライトを外して天井裏の様子を確認するなどし、梁の位置を特定。梁を巧みに避けながら機器をレイアウトしました。その甲斐あって、スクリーンの中央とプロジェクターのレンズが揃い、スピーカーも左右対称に配置された、新築と見紛うようなホームシアターが完成しました。

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• 借景が美しいウッドデッキのあるマンションをリノベーションしたホームシアターです。オーダーメイド家具のセンスが光る、リビングにつくられました。

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• プロジェクターを中央に、埋め込みスピーカーをシンメトリーに配置しています。これを既存物件に導入するのは難しいことですが、浅田氏が綿密な図面を作成し、梁を巧みに避けながら機器をレイアウトすることで実現しました。

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• できる限りの大画面を実現するため、スクリーンは壁いっぱいになるサイズ、107.5インチを特注で用意しました。エアコンの位置も動かし、風がスクリーンに当たらないようルーバーの調整もしています。

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ホームシアターのトムテック
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-16-15竹美コーポレーション 1F
TEL：03-3200-4450

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HOMETHEATER DATA

●住宅形態：マンション／リフォーム ●家族構成：独身 ●ホームシアターの広さ：約13.8畳 ●画面サイズ：107.5インチ ●サラウンド：5.1.2ch ●インストール内容：機器設置、システムプランニング など

SYSTEM LIST

●プロジェクター：エプソン EH-TW8400 ●スクリーン：ナビオ 680-107.5C4KW ●Ultra HDブルーレイレコーダー：パナソニック DMR-SUZ2060 ●AVアンプ：デノン AVR-X2500H ●フロントスピーカー：B&W CCM362 ●センタースピーカー：B&W CCM362 ●リアスピーカー：B&W CCM362 ●トップミドルスピーカー：B&W CCM362 ●サブウーファー：DALI SUB E9F ●ゲーム機：任天堂 Nintendo Switch ●メディアストリーミング端末：Apple Apple TV 4K ●オーディオラック：Quadraspire Q4D

この実例の詳細はこちら＞＞＞「プチリノベでもシアターが作れた！」を読む

２つ目もマンションの実例です。しかし、ここでホームシアターの舞台になったのはホテルを彷彿とさせる寝室。オーナーがお仕事の関係で別邸として使っていたマンションのリノベーションを進めているときにホームシアターづくりを思い立ち、トムテックのインストーラー、森文孝氏に相談しました。

注目ポイントはヘッドボードを活用したアイデアです。プロジェクターやAVアンプ、ゲーム機などの機器は、ヘッドボード上部にまとめ、ケーブルはヘッドボードのなかに隠蔽することで、見た目をすっきりとさせました。フロント、センター、トップミドルスピーカーは天井に埋め込んで設置。リアスピーカーにはスリムなKEF「T301」をスタンド設置することで、生活の動線を邪魔することなく、100インチ&5.0.2chのホームシアターが実現しました。

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• 玄関を入ってすぐのドアを開けたところにある、約8畳の寝室のホームシアターです。ヘッドボードを活用してすっきりと機器がインストールされています。市販のシェルフなどでも活用できそうなアイデアです。

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• リビング側から見た寝室の様子。ヘッドボードによって、リビングと寝室とをゆるやかにゾーニングしています。

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• 左の奥に見えるのがリビングとダイニング。ヘッドボードが間仕切りとAV機器置き場を兼ねています。「リアスピーカーを耳の高さに置くと、ドルビーアトモスも楽しめるし、臨場感が増す」という森氏のアドバイスにより、リアスピーカーはスタンド設置しています。

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• スクリーンはヘッドボードから投写できる最大のサイズの100インチ。スクリーン裏のクローゼット開閉の邪魔にならないように天井を掘り込んで設置しており、入り口のドアにもかかりません。フロントおよびセンタースピーカーは、JBL「C-6IC」を天井に埋め込んで設置しています。

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ホームシアターのトムテック
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東京都新宿区高田馬場1-16-15竹美コーポレーション 1F
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HOMETHEATER DATA

●住宅形態：マンション／リフォーム（セカンドハウス） ●家族構成:夫婦＋子ども2人 ●ホームシアターの広さ：約8畳 ●画面サイズ：100インチ ●サラウンド：5.0.2ch ●インストール内容：機器設置、システムプランニング ほか

SYSTEM LIST

●プロジェクター：エプソン EH-TW7000 ●スクリーン：ナビオ 680-1004KW ●ブルーレイレコーダー：パナソニック DMR-2W100 ●AVアンプ：デノン AVR-X2700H ●フロントスピーカー：JBL C-6IC ●センタースピーカー：JBL C-6IC ●リアスピーカー：KEF T301 ●トップミドルスピーカー：JBL C-6IC ●メディアストリーミング端末：Apple Apple TV 4K ●ゲーム機：ソニー PlayStation 4

この実例の詳細はこちら＞＞＞「ホテルライクな寝室をホームシアターにリノベ」を読む

３つ目は、誰もが羨むような劇場さながらの空間。スクリーンは壁いっぱいの120インチ。スピーカーは5.1.4chのドルビーアトモス対応で、防音仕様まで備えます。このホームシアターもリノベーションでつくられました。

舞台はオーナー宅リフォームの際にできた11畳の空き部屋。リフォーム工事は住友林業ホームテックに依頼。他のお部屋に音漏れしないよう本格的な防音室を施工し、造作家具やミニバーもコーディネートしました。シアターのインストールは、アバック名古屋店の明石昌洋氏が担当。図面作成時の相談だったこともあり、防音室にベストな配管指示図面を作成。機器の寸法も事前にアドバイスしたため、スピーカーやAVアンプは造作家具にきれいに収納できました。オーナーと施工業者、インストーラーが綿密に打ち合わせをすることで、映画好き垂涎の本格シアターがリノベで誕生しました。

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• ダイケンの建材をふんだんに使った本格的な防音室のホームシアター。ひと目で映画好きのオーナーとわかる、誰もが羨む空間です。スクリーンは、天井に掘り込みをいれてケースが隠れるように設置しています。

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• フロント、センタースピーカーやサブウーファー、AVアンプまで造作家具にキレイに収納されています。事前に明石氏が機器の寸法などのアドバイスを行ったため、排熱などの処理もきちんとされています。

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• 窓には遮光カーテンを降ろし、調光装置も導入。利用シーンに合わせて部屋の雰囲気を演出できます。

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• 視聴位置後方の様子。ソフトラックにはぎっしりと盤が収まっており、様々な作品のフィギュアも陳列。写真左側にはミニバーも見え、遊び心満点の部屋です。

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アバック 名古屋店
〒450-0003
愛知県名古屋市中村区名駅南1-11-28 BRIO名南1F
TEL：052-571-8810

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ARCHITECT

住友林業ホームテック

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HOMETHEATER DATA

●住宅形態：戸建／リフォーム ●家族構成：二世帯 ●ホームシアターの広さ：約11畳 ●画面サイズ：120インチ＋55インチ ●サラウンド：5.1.4ch ●インストール内容：機器設置、システム ●プランニング、造作家具アドバイス ほか

SYSTEM LIST

●プロジェクター：ソニー VPL-VW255 ●スクリーン：キクチ SE-120HDWA ●有機ELテレビ：パナソニック TH-55FZ950 ●Ultra HDブルーレイレコーダー：パナソニック DMR-UBZ2030 ●Ultra HDブルーレイプレーヤー：パイオニア UDP-LX800 ●AVアンプ：ヤマハ RX-A3080 ●フロントスピーカー：Monitor Audio Silver 300 ●センタースピーカー：Monitor Audio Silver C150 ●リアスピーカー：LINN CLASSIK UNIK ●トップフロントスピーカー：LINN CLASSIK UNIK ●トップリアスピーカー：LINN CLASSIK UNIK ●サブウーファー：Monitor Audio Bronze W10

この実例の詳細はこちら＞＞＞「リノベーションで映画館さながらの防音室」を読む