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実例

  • リビングシアター CASE5
    プチリノベでもシアターが作れた!
    工期1日で完成したマンションの
    ビルトインシアター

    取材・執筆 / 井田有一(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2019年11月13日更新

この美しい空間をプチリノベで?

窓から望む美しい借景、オーナーのセンスのよさを感じさせるオーダーメイドのインテリア。ここU邸に誰もが羨むリビングシアターがあります。スクリーンは壁一面に広がる特注の107.5インチ。スピーカーは7本すべてを天井に埋め込んだビルトインシアターです。しかもスクリーンの中央とプロジェクターのレンズがぴたりと揃い、スピーカーもシンメトリーに配置されています。非常に完成度の高い空間ですが、相談しはじめたのが完成のわずか1ヶ月前だったというから驚きです。

  • U邸は購入時にマンションをリノベーションした物件です。住みはじめた当初は写真中央のタイル(エコカラット)の壁に55インチのテレビを壁掛けしていたそうです。今回のホームシアター計画で、家具の配置も見直しました。
  • Uさんにとってマンション購入の決め手の一つになったウッドデッキの様子。高層階だから街を見渡せる眺望も素晴らしく、ウッドデッキに出て、お酒を飲みながら過ごす時間も素敵です。
  • プロジェクターを中央に配置でき、埋め込みスピーカーもシンメトリーに配置できていますが、これは既存物件に導入する時には、なかなか難しいことです。ホームシアターの導入を手掛けたトムテックの浅田友英氏が、梁を巧みに避けながら機器をレイアウトしたからこそ実現できたことです。

せっかくなら設備化したい

施主のUさんが相談したのは、ベテランインストーラーであるトムテックの浅田友英氏。Uさんが何より驚いたのが浅田氏のスピードで、店舗に足を運んで部屋の写真を見せたその場で、配置図のラフを浅田氏はつくったそうです。イメージを具体的に共有できたUさんは、すぐに導入を決心しました。「マンションを数年前に購入したときに、一緒に全室リノベーションしました。当時は55インチのテレビを壁掛けしていましたが、プロジェクターを入れたいと思って調べていくなかで、プチリノベするくらいで設備化できるなら、やってみたいと思いました」と、Uさん。

  • 浅田氏が最初の打ち合わせの時に手書きで説明した設置イメージラフ。Uさんはご自身で情報を集めていくなかで、4K映像とドルビーアトモスに対応したスピーカー設置を行いたいと考えていたそうです。既存物件だから、できるか心配していたそうですが、浅田氏のレイアウト案を見て導入を決意したそうです。
  • U邸はスクリーンを設置するために、エアコンの位置を動かしました。できる限り大画面にするためには、プロジェクターの投写距離の関係から、今の設置場所がベストだと浅田氏が判断した結果です。

開放感と大画面を両立した特注スクリーン

Uさんは雑誌で短焦点プロジェクターの記事を見かけ、「わが家にも置けるかな」と思ったそうです。できるだけ大画面がほしい一方で、窓を背にして壁に映像を投写しても100インチに満たないサイズにしかならない。そのため、あえて窓の前にスクリーンを下ろしたレイアウトにしたそうでう。ですが、これが正解で、結果的に風景も一緒に楽しめる最良の選択となりました。

  • 壁いっぱいにスクリーンを垂らすことで、大画面らしさを演出しています。そのためスクリーンは特注の107.5インチを用意しました。ちなみに、エアコンの風がスクリーンに当たらないよう、ルーバーを調整しているこだわりようです。
  • レコーダーやAVアンプなど再生、音量調節に使う機器はスクリーン下にラックを用意して設置。音質を重視してUさんは、Quadraspireのオーディオラック「Q4D」にスパイク設置しています。
  • プロジェクターはエプソンの4K対応モデル「EH-TW8400」を選びました。映像が美しいことや、白い天井に設置しても目立ちにくいことなど、総合力が高いことから選んだそうです。

既存物件に導入するアイデアとは?

U邸は既存物件のため、浅田氏はまず部屋の下見を行い、正確に部屋のサイズを採寸。ダウンライトを外して天井裏の様子を確認するなどし、梁の位置を特定。スピーカーも対称配置にできるように図面を用意しました。また、マンションは基本的に天井裏のスペースが少ないですが、U邸に合わせたベストな機器選定も行って、まるで新築物件のような仕上がりになりました。しかも、設置工事にかかった時間はわずか6時間。ホームシアターのプロである「インストーラー」の手を借りれば、完成度の高いシアターはつくれます。U邸はまさにそのお手本といえる好例です。

  • スクリーンを上げるとUさんのもう一つの趣味、アクアリウムがあります。水槽にピタリとあったシェルフに設置されていますが、これはオーダーメイド。ちなみにダイニングテーブルもオーダーメイドするなど、Uさんのセンスのよさも光る空間です。
  • オーナーのUさん。
  • ホームシアターの施工を担当した、ホームシアターのトムテック代表取締役の浅田友英氏。ホームシアターが広く普及する以前から活躍するベテランインストーラーです。

U邸ホームシアター概要

ROOM DATA
●住宅形態:マンション/リフォーム ●家族構成:独身 ●ホームシアターの広さ:約13.8畳 ●画面サイズ:107.5インチ ●サラウンド:5.1.2ch
●インストール内容:機器設置、システムプランニング など

SYSTEM LIST
●プロジェクター:エプソン EH-TW8400 ●スクリーン:ナビオ 680-107.5C4KW ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-SUZ2060 ●AVアンプ:デノン AVR-X2500H ●フロントスピーカー:B&W CCM362 ●センタースピーカー:B&W CCM362 ●リアスピーカー:B&W CCM362 ●トップミドルスピーカー:B&W CCM362 ●サブウーファー:DALI SUB E9F ●ゲーム機:任天堂 Nintendo Switch ●メディアストリーミング端末:Apple Apple TV 4K ●オーディオラック:Quadraspire Q4D

INSTALL SHOP
ホームシアターのトムテック
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-16-15竹美コーポレーション 1F
TEL:03-3200-4450
営業時間:10:00〜20:00
定休日:年末年始
http://www.e-hometheater.jp/