シアターで過ごす時間を家族の思い出に
週末に家族でわいわい映画を楽しんだり、親戚が集まる休暇にはみんなで映画館に出かけたり。子どものころの家族の思い出には、いつも映画があったというOさん。お子さんの小学校への入学を契機に自宅の新築計画を始めると当時の記憶が蘇り、家族と過ごすリビングにホームシアターをつくりたいと考えるように。ハウスメーカーとの打ち合わせが始まる家づくりの初期段階で、Fist Sound旭川を訪れました。
共有スペースとしてリビングの美観は保ちつつも、ホームシアターは没入感たっぷりに楽しみたかったというOさん。インストール担当の園田幸一氏は、リビングの大空間を映像音響にも活かすプランで応えました。
- 開放的なリビングでシアターの没入感も追求したホームシアター。家全体の内装のテーマカラーとして、黒、白、木の色を採り入れ、ナチュラルモダンな雰囲気に仕上げています。建築の意匠に機器がすっきり溶け込み、モダンな雰囲気を醸し出します
- 視聴位置後方の様子。リビングはミサワホームの「蔵のある家」のスキップフロアデザインを採用しており、後方に階段踊り場にある中2階の窓が見えます。書斎として作業しながら、リビングのようすもわかるスペースとなっています
広さが活きる130インチ&7.1.2chを実現
スクリーンは部屋のどこにいても大画面を楽しめる130インチ。プロジェクターはショップで体感した4K映像に惹かれ、JVC「DLA-V5」を採用しました。大迫力で映像を満喫できる機器はどちらも巧みに隠蔽し、使わないときは存在を感じさせないよう配慮しています。
サラウンドは7.1.2ch構成。リスニングエリアを広範囲にカバーできるKEF「Q950」をフロントに選び、リアスピーカー以外はサブウーファーを含めてKEFで揃え、音の繋がりを持たせています。臨場感たっぷりの立体音響をつくりあげました。
- 写真左/リアスピーカーはデザインが気に入ったというB&W「M-1」を選定
写真右/フロントスピーカーにはKEF 独自のUni-Qドライバーを備えた「Q950」をチョイス。天井の埋め込みスピーカーにはユニソニック「AHT-650IW」を選び、内装に馴染むようグリルを黒く塗装しました。迫力の映画サウンドを体感できます
内装と遮光カーテンの工夫でこもり感も演出
さらにOさんがこだわったのは部屋の遮光性です。遮光カーテンのレールは天井より上に掘り込むことで上方からの光漏れを防ぎ、スクリーン裏にある2つの窓には枠付きのロールスクリーンを採用。普段は大きな窓から陽光が射す開放感のある空間ですが、映画を楽しむときはこもり感のある暗い環境にシーンチェンジが可能。視聴方向の壁面を黒色に揃えたのも、没入感をアップさせたいというOさんの案によるものです。
「子どもが予想以上に気に入ってくれて、つくってよかったと実感する日々です。これからもっとみんなと集まる機会をつくって、輪を広げていけたらなと考えています」。美観と機能性を見事に両立した、こだわりのリビングシアターです!
写真/吉田哲昭
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O邸ホームシアター概要
HOMETHEATER DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども1人 ●ホームシアターの広さ:約14畳 ●画面サイズ:130インチ+65インチ ●サラウンド:7.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:JVC DLA-V5 ●液晶テレビ:ソニー XRJ-65X90J ●スクリーン:キクチ TGE-WL130HDCW ●AV アンプ:マランツ SR6015 ●フロントスピーカー:KEF Q950 ●センタースピーカー:KEF Q250c ●リアスピーカー:B&W M-1 ●トップミドルスピーカー:ユニソニック AHT-650IW ●フロントハイトスピーカー:KEF Q50a ●サブウーファー:KEF Kube10b Subwoofer ●Ultra HDブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-FBT2100
INSTALL SHOP
FIST Sound旭川(アバック旭川店)
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