床に機器を置かないスッキリとした空間
オーディオ・ビジュアル機器を住宅に設備化する「ビルトインシアター」は、床にスピーカーを置かないため、空間を広く活用できるメリットがあります。ここ清水邸はサブウーファーまで埋め込みつつ、ドルビーアトモス環境まで整えた、音のクオリティにもこだわるテレビシアターを導入しています。
「わが家は都市部にあり、かぎられた敷地を有効活用するため、3階建てにしました。家族が集うLDKに一番こだわり、2階をすべてLDKとしましたが、スッキリとした空間にしたかったので、モノはできるだけ床置きしたくなかったんです。そうしたこともあり専門業者に依頼したいと考え、図面ができた段階でアバックさんに相談しました」とご主人。
シンメトリーの配置で見た目にも統一感を
担当したのはアバック新宿本店の松本弘典氏。天井も凹凸をつけたくないというご主人の希望を受けて、メインとなるフロントとセンター、サブウーファーは壁埋め込みとし、その他はすべて天井に埋め込んだ5.2.4ch構成を提案しました。また音質だけでなく、見た目の統一感も得るため、スピーカーをシンメトリーにレイアウトするなど、施工担当の同社栗原淳氏とも連携し、ハウスメーカーと打ち合わせを重ねたといいます。
ディスプレイはスクリーンも検討しましたが、日中も明るい部屋だからと65インチの有機ELテレビの壁掛け設置を選択しました。
親子で大画面のアニメやゲームを楽しむ日々
家づくりと一緒にホームシアターをつくるなら、ドルビーアトモスの再生環境がほしかったという清水さんご一家。期待以上の空間が完成し、お子様と一緒にアニメやゲームなどもサラウンドで楽しむ毎日を過ごしているそう。さらに、ご主人は再生コンテンツのフォーマットに合わせてアンプの音場設定を切り替えるなど、かなり本格的に使いこなしているというから驚きです!
床に機材がないスッキリ空間で、ホームシアターの機能は本格派。新築時にホームシアターをつくるなら参考にしたいアイデアです。
写真/広井一成
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清水邸ホームシアター概要
HOMETHEATER DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども2人 ●ホームシアターの広さ:約24畳 ●画面サイズ:65インチ ●サラウンド:5.2.4ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング ほか
SYSTEM LIST
●有機ELテレビ:LG Electronics OLED65CXPJA ●AV アンプ:デノン AVR-X4700H ●フロントスピーカー:KEF Ci4100QL ●センタースピーカー:KEF Ci4100QL ●リアスピーカー:KEF Ci160ER ●フロントハイトスピーカー:KEF Ci160ER ●トップミドルスピーカー:KEF Ci160ER ●サブウーファー:KEF Ci200QSB-THX×2 ●ゲーム機:ソニー PlayStation 5 ●サブウーファー用パワーアンプ:オンキヨー PCA1120×2
INSTALL SHOP
アバック新宿
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