賃貸住宅でも音をグレードアップしたい…
筆者は賃貸住宅にてデスクトップ環境で2chのスピーカーを設置しており、ここで音楽や映像コンテンツを楽しんでいます。YouTube MusicやNetflixのコンテンツを楽しんでいると、もっと音を良くしたいと思うようになりました。とはいえ賃貸では音の大きさも限られるし、大掛かりなルームチューニングも困難です。そこで日本環境アメニティの“オトノハ”を使ってみました。
音響拡散体「オトノハ」
オトノハは、スピーカーの音を乱反射させ、フラッターエコーなどの音響障害を抑制する音響拡散体。複雑に配置された立体には、効率的に音を拡散すべく、黄金角や黄金比を用いた数学的デザインが用いられています。
- 日本環境アメニティ
「オトノハ Ivy wall」
ホワイトグレー:¥10,780(税込)/グレージュ:¥10,780(税込)/チャコールブラック:¥11,880(税込)
「置くだけ簡単! 音響拡散パネル『オトノハ』でサウンドの透明感をアップ」を見る
今回使用したスタンダードモデル「Ivy wall」は、おしゃれなデザインでサイズも300mm×300mmとコンパクト。狭い部屋やデスクトップに置きやすく、圧迫感もありません。カラーはホワイトグレー、グレージュ、チャコールブラックの3色。筆者は部屋の白い壁紙に合わせてホワイトグレーを選択しました。
今回はタブレットスタンドを用いて設置します。大きさ300mm×300mm、重さ約600gのIvy wallが置けるタブレットスタンドを用意しましょう。筆者はGIBSON HOLDERSのワイヤースタンドを使いました。
- GIBSON HOLDERS
「Two Wire Stand」¥605(税込/1個)
Ivy wallをデスクトップ設置します。メーカーに問い合わせると、筆者宅の場合はスピーカーと壁の間、かつスピーカーの外側に設置すると効果を感じやすいとのことでした。
実際に設置してみると、オーディオアクセサリーとは思えないほど物々しさがなく、インテリアのようにお部屋に溶け込んでくれました。さて、問題は音。これを設置したことで、本当に音が良くなるのでしょうか。
- 設置した様子。物々しさがなく、インテリアの一部としてお部屋に溶け込んでいます
使用スピーカーはGENELEC「G One」
本当に音は良くなる?
YouTube Musicで音楽、坂本真綾『Drops』を再生しました。イントロが始まる瞬間から音の質感に驚きました。イントロからAメロまでの展開、楽器群の中にある川のせせらぎが印象的ですが、とても明瞭に聞こえるようになり心地よいサウンドになりました。
そしてAメロ~ボーカル。Ivy wallによって中高域の響きがクリアになり、ナチュラルで力強い坂本真綾のボーカルの音粒が整って届きます。しっかりと音のクオリティーが上がって驚きました。
映画の音声も試してみました。
Netflixで映画『劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢』を再生。14:22~アガサ博士と少年探偵団の会話シーンでは、声音が整い、ボリュームを上げても聴き疲れなく楽しむことができました。
1:38:30~ジンが乗っているヘリコプターめがけてコナンがシュートを決めるアクションシーンでは、BGMやキック力増強シューズの電撃、爆発音といった音に立体感が増し、より迫力のある鑑賞ができました。
- 背面の四隅にはネジ穴があいており、カメラストラップ等を別途用意して取り付けると、壁に掛けたり吊るしたりして設置できる
今回使用したカメラストラップはこちら
心配は杞憂、手軽&おしゃれに音質アップ!
今回は、自宅のデスクトップオーディオにオトノハを使ってみました。正直に言ってしまうと、本当に音が良くなるのか、使ってみるまでは半信半疑でしたが杞憂におわりました。しっかりと音響拡散材としての役割を果たし、音楽や映画の視聴体験を引き上げてくれます。
インテリア性の高いデザインでお部屋を物々しくさせず、設置もタブレットスタンドで立てかけるだけなので手間もかかりません。ご自宅のスピーカーの音を手軽に、かつおしゃれにグレードアップできるおすすめのアイテムです。