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レビュー

  • 東京ゲームショウ2022で見つけた
    ホームシアターでプレイしたい最新作を厳選
    大画面&サラウンドだからこそ楽しめる没入体験がある

    取材・執筆 / 松原ひな子(ホームシアターCHANNEL編集部)
    2022年11月9日更新

ホームシアターと親和性の高いゲームを厳選

3年ぶりに幕張メッセにてリアル開催されたゲームの総合展示会「東京ゲームショウ2022(以下、TGS2022)」。イベントはオンラインも併せ全4日間に渡り開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。幕張メッセ会場ではメーカーの創意工夫が凝らされた渾身作が数多く展示され、4K/HDRへの対応、5.1chサラウンドや3Dオーディオの採用など、作品への没入感をいっそう高めてくれる映像・音声フォーマットを採用したタイトルの登場が印象的でした。

  • 「東京ゲームショウ2022」のテーマは「ゲームは、絶対、止まらない。」。リアル会場である幕張メッセの来場者数は約14万人となりました。

ホームシアターのアイテムは、最新の映像・音声フォーマットに対応した機器が多数ラインアップされているため、TGS2022にて展示されていたゲームタイトルと親和性が高そうです。そこで本稿ではTGS2022で発見した、ホームシアターの大画面&サラウンドシステムでプレイすることで、さらに作品の魅力が増すこと間違いなしのタイトルを、編集部が厳選してご紹介します。

  • リアル会場では、約600の企業・団体がブースを構えました。出展されたタイトルは約1400にものぼり、さまざまな最新情報も解禁されました。

『CRISIS CORE –FINAL FANTASY VII– REUNION』

  • CRISIS CORE –FINAL FANTASY VII– REUNION
    スクウェア・エニックス
    ¥6,820円(税込/STANDARD EDITION)
    ●ジャンル:アクション/RPG ●プレイ人数:1人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Nintendo Switch™、Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2022年12月13日

一新された美麗なCGを4K/HDRで堪能

本作は『FINAL FANTASY VII』の前日譚として、シリーズ屈指の人気を誇った『CRISIS CORE –FINAL FANTASY VII–』のリマスター版。フルボイス化や操作性の向上などブラッシュアップされた内容が多く、中でも特筆すべき進化点はキャラクターをはじめ背景などの3Dモデルもすべて一新、全グラフィックデータがリニューアルされていることです。世界探索やバトルをより楽しめるようになったのはもちろん、シリーズの醍醐味のひとつであるムービーシーンをまるで映画作品のように味わうことができます。細部まで丹精に作り込まれた物語を、4K/HDRの繊細な描写力と大画面の圧倒的な情報量で、ぜひ体感してみてほしいです。

  • © 2007, 2008, 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
  • 『CRISIS CORE –FINAL FANTASY VII– REUNION』の展示の様子。画面右奥にある巨大なモニターにて作品トレーラーが上映される際には、まわりに人だかりができていました。試遊ブース、グッズ展示のコーナーも隣接されており、発売を待ち望むファンが集いました。

『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』

自然光や音の描写をリアリティ豊かに楽しめる

国民的人気キャラクター『ドラえもん』が、25年以上に渡り愛されているゲームシリーズ『牧場物語』の世界に登場した『ドラえもん のび太の牧場物語』シリーズ最新作。『ドラえもん』のひみつ道具を使い、雲のうえに牧場をつくったり、深海で真珠を養殖したり、夢あふれるハートフルなほのぼの生活ゲームを楽しめます。そして今作の舞台であるイリマ星は、自然光、環境音などのリアリティ豊かな表現や、見下ろし視点以外での描写を新たに加えることで、より美しく進化しています。季節や天気によって変化する⾳の表現は、サラウンドシステムであれば本当にその場に⽴っているかのような臨場感を体感できるでしょう。絵本の中のような癒しの世界を、ぜひホームシアターで楽しんでみてほしいです。

  • ©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
    ©Bandai Namco Entertainment Inc.
    開発/制作:マーベラス
  • 『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』の展示の様子。写真左の奥にブースがあり、写真右のように試遊機や、フォトスポットが設置されていました。ブースは体験用のチェアや仕切りの柵なども作品のテイストに揃えたフォトジェニックな空間になっており、立ち止まってカメラを構える来場者も多かったです。

『ホグワーツ・レガシー』

  • ホグワーツ・レガシー
    WARNER BROS INTERACTIVE ENTERTAINMENT
    ¥9,878円(税込/スタンダード・エディション)
    ●ジャンル:アクション/RPG ●プレイ人数:1人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Nintendo Switch™、Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2023年2月10日

高品位な映像美は大画面で真価を発揮する

映画『ハリー・ポッター』シリーズといえば、ホームシアターユーザーの中にもファンが多い世界的ヒット作。劇中で描かれた魔法界を完全再現しているのが本タイトルです。ホグワーツ城の壮大な外観や煌びやかな装飾はもちろん、テクスチャ感や光の表現まで緻密に作り込まれたグラフィックは圧巻です。音声面では作中曲として劇伴アレンジを楽しめるだけでなく、繊細な効果音がより没入感をアップさせてくれます。4K/HDRに加えTempest 3Dオーディオにも対応しているので、クオリティにこだわったホームシアターシステムで、作品の世界観にどっぷり浸って楽しんでほしいです。プレイヤーはホグワーツの新入生として探索もバトルも思いのままオープンワールドの世界を自由に歩くことができ、遊びの幅が広いのも魅力。

  • HOGWARTS LEGACY software © 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Avalanche Software. WIZARDING WORLD and HARRY POTTER Publishing Rights © J.K. Rowling. PORTKEY GAMES, HOGWARTS LEGACY, WIZARDING WORLD AND HARRY POTTER characters, names and related indicia © and ™ Warner Bros. Entertainment Inc.
  • 『ホグワーツ・レガシー』の展示は、セガ・アトラスブースと一体になっています。写真左の裏位置にプレビューが展示されており、作品トレーラーが巨大モニターで上映されていました。立ち止まって細部までじっくり視聴していく来場者が多かったことも印象的でした。

『Wo Long : Fallen Dynasty』

  • Wo Long : Fallen Dynasty
    コーエーテクモゲームス
    価格未定
    ●ジャンル:アクション/RPG ●プレイ人数:1人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Nintendo Switch™ Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2023年発売予定

4K/120pでバトルプレイを高精細&スムーズに

『Wo Long : Fallen Dynasty』は、『仁王』シリーズで日本ゲーム大賞を受賞、数多のアクションゲームでファンを魅了してきた「Team NINJA」が手がけるバトルアクションRPGです。本作は戦闘アクションに特化したタイトル。プレイヤーは三国志モチーフのダークな世界観に無名の義勇兵として入り込み、武器や戦術、さらには「氣勢」と呼ばれる攻守の駆け引きや、マップ探索によって上昇する「士気ランク」など独自の戦闘システムを駆使しつつ、数多の強敵に挑むこととなります。ゲーム本体が4K/120p出力に対応しているので、対応ハードを使えば高解像度となめらかな映像表示が合わさった、臨場感たっぷりの爽快なプレイを堪能できます。一撃のダメージが命取りとなるバトルアクションを、迫力満点のホームシアターで楽しんでみてほしいです。

  • ©コーエーテクモゲームス All rights reserved.
  • 『Wo Long : Fallen Dynasty』の展示の様子。本編の登場キャラクターである「呂布」の巨大なオブジェがフォトスポットに設置されていました。細かい装飾や背面の造形も精巧で、これだけでも話の種になるような作り込みです。パネルの裏に試遊ブースがあり、腕に覚えのあるプレイヤーが列を成しました。

ホームシアターはゲームに好適な選択肢のひとつに

そのほか、最大4人のプレイヤーと一緒に遊べるパーティゲーム『スーパーボンバーマンR2』、プレイヤーとして参加するもよし、画面の前でサッカー観戦しても楽しめる『EA SPORTS FIFA 23』、新たにストーリーモードが搭載され、格闘アクション、キャラクター共に魅力を増す『ストリートファイター6』、シリーズのフィナーレを飾る物語に没入して楽しめる『ライザのアトリエ3〜終わりの錬金術師と秘密の鍵〜』、戦闘アクションをサラウンドで楽しむのに最適な『モンスターハンターライズ:サンブレイク』など、気になる作品が数多くありました。

ホームシアターはそんな各タイトルの制作陣がこだわった映像と音声に対する創意工夫を、より高次元で体感できるポテンシャルを持っています。映像機器であれば4K/120p対応のプロジェクターや、HDMI2.1をサポートする4Kテレビなど、ゲームとの相性にも優れるモデルが多数あり、グラフィックの描写力はもちろん、操作性、応答性の面も安心できます。ぜひ一度、ホームシアターの大迫力と没入感で、ゲームを楽しんでみてほしいです。

  • スーパーボンバーマンR2
    コナミ
    ●ジャンル:アクション ●プレイ人数:1〜64人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Nintendo Switch™、Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2023年予定
  • EA SPORTS FIFA 23
    Electronic Arts
    ¥8,690(税込/通常版)
    ●ジャンル:アクション ●プレイ人数:1〜64人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Nintendo Switch™、Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2022年9月30日
  • ストリートファイター6
    カプコン
    ●ジャンル:対戦格闘 ●プレイ人数:1〜2人 ●対応ゲーム機:PlayStation®5、Xbox SeriesX|S 他 ●発売日:2023年予定
    ©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.