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レビュー

  • SUPRA 4K/HDRのホームシアターに
    絶好のHDMIケーブルSUPRA「HDMI 2.0 AOC」
    SUPRA 「HDMI 2.0 AOC」

    VGP 取材・執筆 / 大橋伸太郎
    2019年10月23日更新

    • VGP審査委員長
      大橋 伸太郎

大橋伸太郎がチェック~超長尺でも抜群の信頼度 画質向上の効果も秀逸

スウェーデンのケーブルブランドであり、信頼度の高いアイテムを生み出しているSUPRA(スープラ)。既にHDMIケーブル「HD-5」がロングセラーとして君臨していますが、新たに「HDMI 2.0 AOC」がラインアップに加わりました。

導体には光ファイバーを、コネクター部にはHDMI出力と光信号を変換する優れたアクティブ制御回路を採用したことで、最長100mという長尺での4K/HDR伝送を可能にした、ホームシアターファン必見のHDMIケーブルです。長尺のHDMIケーブルの場合、別途USBなどから給電を行わなければならないモデルが多いですが、本モデルはそういった煩わしさを取り除いています。また、直径が4.5mmと細身で、かつ柔らかくしなやかなため取り回しも優秀。インストーラーも歓迎するHDMIケーブルでしょう。

  • 光伝送方式を採用し、100mという驚きの長さでも4K/HDR伝送が可能な「HDMI 2.0 AOC」は、電波干渉を防ぐスープラ独自の金メッキシールドメタルハウジングや高品質なアクティブ制御回路の採用によって、信頼度の高いHDMI伝送を実現。

今回は実際に10mのモデルでクオリティをチェック。メタル線のHDMIケーブル(5m)と比較すると、HDRのピークは伸び、一方でクロマレベルやカラーバランスが変わらない点が好感触。パナソニック「DP-UB9000」とJVC「DLA-V7」を本ケーブルで直結すると精細感が凄まじいです。使用機器や接続条件の違いも敏感に伝えてくれます。自宅シアターでは、光ファイバーでUSB給電タイプのモデルと比較しましたが、バランスのよさが秀逸で、ノイズや歪みなど妨害要素が皆無です。映像の透明感、滲み出るような自然な立体感と奥行き。スクリーンの映像に没入するホームシアターで、特権的な時間をもたらしてくれます。

LINEUP

SUPRA
「HDMI 2.0 AOC」
HDMIケーブル

  • 6.0m→¥51,300
    8.0m→¥53,100
    10.0m→¥54,900
    12.0m→¥56,700
    15.0m→¥58,500
    20.0m→¥61,500
    25.0m→¥67,500
    30.0m→¥73,500
    40.0m→¥79,500
    50.0m→¥85,500
    75.0m→¥100,500
    100.0m→¥115,000
    ※25.0m以上の長さは受注生産のため、納期に2カ月ほど必要

SPEC

●コネクター:独自金メッキシールドメタル ●導体:光ファイバー ●直径:4.5mm ●帯域幅:20Gbps(4K/60p、4:4:4、HDR、ARC、CEC、HDCP 2.2対応)