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レビュー

  • いまこそテレビでホームシアターを!
    壁寄せスタンド特集PART1
    PART1 まるで壁掛け!新しい設置スタイル

    取材・執筆 / 平野勇樹(ホームシアターファイル プラス編集部)
    2020年6月17日更新

新しい設置スタイルを生んだ「壁寄せスタンド」

連載企画「テレビでホームシアターを!」。今回は大画面テレビの新しい設置スタイルとして注目を集める「壁寄せスタンド」を特集します。テレビの設置方法といえば、ラックに置くか、壁に掛けるか、どちらかを選ぶケースがほとんどでしたが、いま、第三の選択肢として大いに注目を集めています。PART1では、大画面テレビとの組み合わせに「壁寄せスタンド」を選ぶことのメリットと、ホームシアターへの上手な発展方法をご紹介していきます。

  • 大画面テレビを、まるで「壁掛け」したように設置できる「壁寄せスタンド」

次回はこちら>>>いまこそテレビでホームシアターを!壁寄せスタンド特集PART2

狭いスペースでもOK! すっきりお部屋も広々

テレビを壁掛けにしたいと思ったことはありませんか? 大画面テレビを壁掛けにすれば、お部屋がスッキリと広く使えて、掃除がラクチン、配線もごちゃごちゃしない、理想的なホームシアター環境をつくることができます。もちろん、メリットだらけのテレビの壁掛けは、新築なら問題なく実行できるでしょう。しかし、既存の住まいや賃貸では、壁に穴をあけるのはどうしてもハードルが高いもの。また、いちど設置したら、テレビの向きや高さを変えられないというデメリットもあります。ライフスタイルの変化に合わせてお部屋のレイアウトを気軽に変えることは、すこし難しくなるかもしれません。

そこでお薦めしたいホームシアタースタイルが、「壁寄せスタンド」を使ったテレビシアターです。壁寄せスタンドを使えば、大画面テレビを壁掛けのように設置でき、お部屋を広く使えます。大きなテレビボードも不要です。ひと昔前は、業務用の無骨なディスプレイスタンドばかりでしたが、いまはさまざまなメーカーから、インテリアに美しく溶け込ませることができる壁寄せスタンドが発売されています。

  • いま、続々と登場している「壁寄せスタンド」。ホームシアターで使うなら、商品選びの際には、対応するテレビのインチサイズや、サウンドバーや各種コンポーネントを設置できるか、棚板や耐荷重などもチェックポイント。さらに子どもやペットがいらっしゃるご家庭なら、配線がすっきり隠せるか、安全性に問題がないかなども確認しておくと安心です。

サウンドバーと大画面テレビで省スペースシアター!

サラウンド再生には、「サウンドバー」を活用しましょう。サブウーファーまでワンボディに内蔵したタイプ、半球状の立体的な音場を再現できる「ドルビーアトモス」に対応したアイテムを使えば、省スペースで驚きの臨場感が味わえます。(最新のサウンドバーが気になる方は、ホームシアターCHANNELの特集記事をチェックしてみてください!)。

そしてコンテンツは、ディスクがなくても、新しい「大画面テレビ」ならインターネット機能がフル活用できます。Netflixなどのストリーミング配信を使えば、4K/HDRの高画質や迫力のサラウンドが手軽に楽しめます。開催を間近に控えた大型スポーツイベントも、大画面とサラウンドがあれば、ご自宅で臨場感たっぷりに楽しめるはずです。このように最新の大画面テレビに「壁寄せスタンド」と「サウンドバー」を付け足すことで、憧れのホームシアターが省スペースで実現できます。

PART2では、ホームシアターCHANNELがお薦めする、テレビシアターに最適な「壁寄せスタンド」を紹介します。どうぞお楽しみに!

  • ひとつのボディに複数のスピーカーとアンプを内蔵。コンパクトなスペースでサラウンドを実現するのなら「サウンドバー」が最適! 壁寄せシアターで使うなら、サブウーファーを内蔵したワンボディ完結タイプ、「ドルビーアトモス」や「DTS:X」に対応した3次元的なサウンドを再現できるタイプがお薦めです。快適に使いこなしたいなら、音声操作に対応したモデルも登場しています。
  • 「大画面テレビ」は、まさにいまが買い時!2020年モデルなら、ほとんどが新4K衛星放送チューナーを内蔵、Netflixなどの動画配信サービスにも対応しています。つまり、ディスクプレーヤーがなくても、高画質な4K/HDRコンテンツを手軽に楽しむことができます。最新の4K有機ELテレビや液晶テレビは、本体がスリムでベゼルの部分も狭く、まさに絵画のように壁にピタッと寄り添ってくれます。