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実例

  • 専用室シアターCASE11
    楽器演奏とシアターの両立を叶える防音室
    遮音性の高さと音響面のパフォーマンスを追求

    取材・執筆 / 井田有一(ホームシアターファイルPLUS編集部)
    2021年1月20日更新

趣味のアルトサックスも楽しめる高い遮音性

ライフステージが変わる50歳を目処に家づくりをしようと考えていた施主の古閑さん。趣味の時間を誰にも気兼ねなく過ごしたいと願い、室内寸で約6畳の空間に楽器もホームシアターも楽しめる防音室の設計を、高気密・高断熱設計で定評のあるセキスイハイムと、建材メーカーの大建工業に依頼。楽器の音は大きいため、高い遮音性能を備えた防音室をつくるべく、設計が進められました。

  • 古閑さんは、仕事から帰ってきた夜でも趣味のアルトサックスを練習できるように、高い遮音性能を備えた防音室をつくり上げました。
  • ドアはもちろん防音ドア。奥に見える窓は二重サッシになっているなど、遮音性能はDr-40〜50もある高いスペックを持ちます。また、天井にも吸音・拡散するオトテンを採用。

防音室の性能を損なわないテクニック

一方で、ホームシアターのインストールを手がけたダイナミックスカスタマイズの小山拓郎氏は、部屋の高い遮音性能を損ねないよう、機器選定および設置を行っていきました。スピーカーはKEFの薄型壁掛けスピーカー「T301」を使い、サウンドスクリーンと組み合わせることで室内スペースを確保しつつ、90インチの大画面を獲得。サラウンドと天井スピーカーには壁掛け、天吊り設置できるCabasse「ALCYONE 2」を使い、遮音性能を落とさずに音響面のパフォーマンスを追求しました。
こけら落としの作品は『トップガン』。飛行機の轟音が頭上や自分の周辺を飛び抜けるサラウンドを初めて聴いた時、専用室をつくってよかったと古閑さんは実感したそうです。好きなことを自由自在に。趣味力が爆発する専用室の完成です。

  • プロジェクターはJVCの4Kモデル「DLA-X590R」を選択。その映像を受け止めるスクリーンには、スピーカーを幕面の裏に置くことができ、画面の横幅を部屋いっぱいにとれる音響透過型(サウンドスクリーン)をチョイス。プロジェクターの投写距離から、設置できる最も大きなサイズを割り出し、90インチを実現させました。高い遮音性能を損ねないように、プロジェクターは天吊り設置しています。
  • サラウンドは5.1.2ch。フロントをはじめ、リア、トップスピーカーには壁掛け、あるいは天吊りできるモデルを選んで設置しました。天井や壁に極力穴を開けていないため、大建工業「プレミアム★★★防音グレード」の高い遮音性能を損ねることはありません。リアスピーカーにはCabasse「ALCYONE 2」を壁掛け設置。フロントスピーカーにはKEFの壁掛けタイプ「T301」を選び、スクリーン裏に設置しています。
  • AVアンプやレコーダーは、リモコンを画面に向けて操作しやすいように視聴位置前方に置いています。
  • インストールを手がけたダイナミックスカスタマイズの小山拓郎氏。

写真/草野清一郎

古閑邸ホームシアター概要

ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦 ●ホームシアターの広さ:約6畳 ●画面サイズ:90インチ ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、防音アドバイス ほか

SYSTEM LIST
●プロジェクター:JVC DLA-X590R ●スクリーン:オーエス PA-090H-01(WS102) ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BRW520 ●AVアンプ:デノン AVR-X4400H ●フロントスピーカー:KEF T301 ●センタースピーカー:KEF T301 ●リアスピーカー:Cabasse ALCYONE 2 ●トップミドルスピーカー:Cabasse ALCYONE 2 ●サブウーファー:DALI SUB E12F ●防音ドア:大建工業 防音ドア(S防音タイプ) ●天井材:大建工業 オトテン
※上記システムは2019年取材当時のもののため、一部生産完了になっている機器もあります。

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ダイナミックスカスタマイズ
〒861-8039
熊本県熊本市東区長嶺南1-2-15
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TEL:096-383-6109
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