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  • 連載 伊尾喜大祐のシン・イオキネマの夜明け
    第10回「インストーラーだからできる提案」

    取材・執筆 / 伊尾喜大祐
    2021年3月18日更新

ホームシアターの総合誌「ホームシアターファイルPLUS」でも執筆されている伊尾喜大祐さんが、夢の映画館「シン・イオキネマ」づくりを決意! 本連載では、映画館づくりを決意したきっかけから完成するまでの模様を完全密着ドキュメントでお送りします。どのタイミングでどんなことが進行するのか? 映画館づくりにどんな想いがあったのか? 読んだらホームシアターを作りたくなること間違いなし!

機器の設置からスクリーンサイズまで具体的に

前回はこちら

そう話をしながらも浅田氏はPCで製図アプリを立ち上げ、あっという間に部屋の寸法を入れた図面を完成させました。
「さて、伊尾喜さん。この部屋はオーディオビジュアルの専用室? それともリビング兼用ですか」(浅田氏)。

専用室であれば、筆者の仕事としてはプレーヤーをこまめに交換したり、スピーカーの位置を移動しやすくする必要があります。逆にリビングであれば、例えば子供たちが不用意に機器をいじったりできないよう、まるっと隠す方法もあるといいます。僕のイメージは後者寄りということで、浅田氏に妻が描いたイメージイラストを見てもらいました。前方にテレビ再生機器、僕が制作したソフトなどを並べるラックを作る。そしてプロジェクター使用時には、下りてきたスクリーンでラックを隠したいというのが僕の希望です。

「なるほど。機器の収納部分は高さ45〜55cmが一般的なので、それ以下に抑えると部屋が広く見えます。ただ収納の限界はあります。収納ゾーンに機器ラックを隠して学習リモコンで操作する方法もありますが、ディスク再生時には必ずプレーヤーの前に行く必要がある。頻繁にディスクを入れ替えるなら、機器は視聴位置に近い方がよいかと」(浅田氏)。

続いて話はスクリーンについて。「部屋の幅が3.45mだから、設置可能なのは……最大140インチ」と浅田氏にいわれ、思わず目を輝かせる僕。しかし防音設備やフロントスピーカーの設置を考えると、120インチが最良のバランスということに。ありゃ、と落胆する僕を見た浅田氏が「いやいや! 120は大きいですから!」と笑います。このサイズだと視聴位置はスクリーンから2.5〜3m。図面でいえば映画ゾーンと書斎ゾーンの境目のあたり。プロジェクターからの投写距離も3.6mだから問題なし。「音もこれなら迫力ですよ」という浅田氏に、さらに相談を持ちかけました。>第11回へ続く

  • 基本設計図を参考に、PCのCADソフトを用いてシミュレーションをはじめる浅田さん。あっという間に、正面図(前から見た図)、側面図、平面図ができあがっていきました。その手際のよさに伊尾喜さんの奥様もびっくり。
  • 機器の収納に悩んでいるという伊尾喜さんに対し、浅田さんは自身が手がけた過去事例の写真をテレビに映し出しながら、さまざまな収納方法を解説してくれました。「専用の部屋なら、この事例のようにスピーカーをラックの前に置いてもいいですよね」と浅田さん。
  • フロントスピーカーやサブウーファーの寸法に合わせて浅田さんがラックの設計図を起こしたというリビングシアターの事例。「専用室かリビングなのか、機器を見せたいのか隠したいかによって、最適な収納方法は変わってきます」と浅田さん。

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