ホームシアターの総合誌「ホームシアターファイルPLUS」でも執筆されている伊尾喜大祐さんが、夢の映画館「シン・イオキネマ」づくりを決意! 本連載では、映画館づくりを決意したきっかけから完成するまでの模様を完全密着ドキュメントでお送りします。どのタイミングでどんなことが進行するのか? 映画館づくりにどんな想いがあったのか? 読んだらホームシアターを作りたくなること間違いなし!
コンセプト決めの次はインストーラー選び
新ホームシアターは建物1階部分の実に半分以上を占有する、15畳という縦長の空間になりました。これを「映画鑑賞」「書斎」「収納」の3つにゾーニングし、ホームシアターとしても仕事の空間としても利用するというコンセプトが完成しました。すると編集部から「じゃあ次はインストーラー選びですね!」といわれたのですが……、僕の30年以上のホームシアター歴はほとんどDIYで、実はインストーラーの立ち位置がよくわかっていません。シアターの意匠は建築士サイドにお任せするつもりだし、機器についても自分で調達しようと考えていたし……。とはいえ、ジーッとしててもドーにもなりません。ホームシアター新築にあたり、現場にこまめに来ていただける方がいいなあと編集部に聞くと、まさかの近隣にインストーラーさんがいることが判明!それならまずは現状のシアター案をぶつけて、何をどこまでご協力いただけるのか、ぶっちゃけて相談してみましょう。
- 2020年10月某日、JR高田馬場駅より徒歩5分の場所にあるホームシアターショップ「ホームシアターのトムテック」を訪れた伊尾喜さん。DIYで長年ホームシアターを楽しんできたので、インストーラーへの相談の必要性をあまり感じていなかった伊尾喜さんですが、その結果は果たして?!
- 笑顔で出迎えてくれたインストーラーの浅田友英さん。ホームシアター黎明期より映画館づくりに携わってきた、インストーラーの草分け的存在です。“お客様第一主義”をモットーに、ユーザーの要望に合わせ、最適なAV機器とレイアウトを提案してくれます。