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レビュー

  • JBL「JBL BAR 1000」/DENON「DENON HOME 550」/SONOS「Sonos Arc」/SENNHEISER「AMBEO Soundbar | Plus」/SONY「HT-A7000」 65インチ超級TVのサウンドバーは“没入感”で選ぶ! 大画面テレビシアターのススメ ワイヤレススピーカーを追加できる! 5社プレミアム・サウンドバーを横並びテスト

    取材・執筆 / 折原一也
    2023年9月15日更新

    • VGP審査員
      折原一也

リアスピーカーやサブウーファーをワイヤレスで追加できる!高級サウンドバー

2023年、大画面テレビのスタンダードとなりつつあるのが65インチクラスの大型テレビ。大迫力の映像美を没入感たっぷりに楽しむなら、“音”とのつり合いはぜひ検討してほしいポイントです。大画面に合わせた広い音場をつくるためには、リアスピーカーやサブウーファーの追加が効果的。今回取材したサウンドバー5機種は、ワイヤレスで接続できるリアスピーカーおよびサブウーファーが展開されているモデルです。各ブランドの高級サウンドバーでサラウンドシステムを構築して、それぞれの音質をチェックしました。(編集部)

  • この取材で選んだ5つの高級サウンドバーは、いずれも同梱品あるいは別売オプションとして、ワイヤレスで使えるリアスピーカーやサブウーファーが組み合わせる仕様になっています。大画面テレビには、PANASONICの65インチ4K有機ELビエラ「TH-65MZ1800」を用意しました。

今回の取材では映画2本、アニメ1本、そして音楽1本の計4作品を試聴して比較を行いました。映画1『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(以下アバターWOW)』では、CH30からの水上〜水中での戦闘シーンを通して、上下左右の移動感、音空間の広がりなどをチェック。映画2『トップガン マーヴェリック』では低域再生の迫力を確かめるため、冒頭の整備場のシーンとマーヴェリックのジェット機が離陸するシーンを試聴しました。

アニメ作品はユーザーの視聴環境になるべく近くなるよう動画配信サイトにてチェック。セリフの聞きとりやすさや量感を中心に、BGMの臨場感なども検証しています。そしてステレオ再生およびアップミックス時の音質を確かめるため、音楽はジャズシンガー・ピアニスト、ダイアナ・クラールのアルバム『wallflower』より「California Dreamin’(夢のカリフォルニア)」を試聴しました。(編集部)

  • 『アバターWOW』と『トップガン マーヴェリック』は4K Ultra HDブルーレイをPANASONIC「DMR-ZR1」を使用して再生。アニメはテレビの内蔵アプリにてAmazon Prime Videoから、音楽はデバイスをBluetooth接続、Apple Musicで再生してテストしました。

JBL「JBL BAR 1000」

2022年11月の発売以来「サウンドバーのプレミアムモデルなら、サラウンドスピーカー別体型」というトレンドを決定付けたモデル。充電式リアスピーカーによる7.1.4ch完全ワイヤレスサラウンドという発想、立体音響の再現に壁反射によるビームフォーミング、キャリブレーションも併用するなど、JBLの手掛けるサウンドバーの全技術を投入したモデルです。

  • サウンドバーシステム(サウンドバー+着脱式リアスピーカー+サブウーファー)
    JBL「JBL BAR 1000
    ¥143,000
  • リアスピーカーは取り外して任意の配置し電源オン、サブウーファーは電源に接続するだけでサウンドバー本体とペアリングできます。テレビとサウンドバーをHDMI eARCで接続し、リモコンのワンボタンで音場補正を実行すればセッティングは完了です。ちなみにリアスピーカーを外した際に接続部分は裸のままではなく、L/Rリアとバー両端それぞれ用にカバーキャップが付属しています。

実際にサラウンドを体験すると、『アバターWOW』では完全に実スピーカーの存在を消して、頭の上から左右、そして背後に抜ける移動感を再現。まさに劇場を思わせるような臨場感と密度感です。『トップガン マーヴェリック』のジェットエンジンの轟音も気持よくヌケのよい重低音で描写。通信手の声の定位感も立体的で、映画館さながらのサウンドで楽しめました。

TVシリーズのアニメ作品の試聴でも、雷鳴の効果音、声優のボイスの定位まで広大なサウンドフィールドで再現していて、劇場版かと思わせるほどの出来栄えです。音楽リスニングでも同じく、その実力を発揮してくれました。

JBL BAR 1000は家庭に映画館の体験を届けるサウンドバーとして、一つの完成形と呼んでいいモデルです。

  • 立体音響を再現する独自のビームフォーミングテクノロジーは、スピーカーから音をビーム状に放射し部屋の壁や天井に反射させることで、フロントとリアの間も音で満たし、前後左右だけでなく高さ方向の音も再現しました。さらに本体内蔵マイクを使用した「キャリブレーション機能」によって、壁との距離や反射速度の違い、空間の広さを計測。音を正確に反射させ、最適なサラウンド効果が得られるよう補正も行ないます。
  • JBL BAR 1000の内部構造。バー本体はフロント3chを担当しています。前向きにトゥイーター3基およびウーファー5基、さらに音を天井に反射させて高さ方向の音を再現するため、上向きにフルレンジを2基搭載しました。充電式リアスピーカーにはトゥイーターが各1基と、同じく天井反射用のフルレンジも1基ずつ。サブウーファーも含め計15基のスピーカーにて7.1.4chを実現しました。
  • JBL BAR 1000の音質傾向表
    Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC/eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    自動音場補正 ○
    アプリ ○(JBL ONE)

DENON「DENON HOME SOUND BAR 550」

サウンドバー「DENON HOME SOUND BAR 550」を中核として、スマートスピーカー「DENON HOME 150」を2台追加、拡張型サウンドバーとしてパッケージ化した製品が「DENON HOME SOUND BAR 550 SET」です。セットアップは同社の音楽再生アプリHEOSの技術を利用するので、音楽リスニング向けシステムの発展形でもあります。

  • サウンドバーシステム(サウンドバー+リアスピーカー)+サブウーファー
    DENON HOME SOUND BAR 550 SET」+「DENON HOME SUBWOOFER
    ¥OPEN(実勢価格¥120,000前後)+¥OPEN(実勢価格¥77,000前後)
  • セッティングにはワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」を利用するため、iOSもしくはAndroid端末とネットワーク環境が必要です。専用アプリでサウンドバーを無線もしくは有線LANネットワークに接続したのち、ほかの機器も追加して任意のシステムを構築できます。「DENON HOME 150」は本来、単体のスマートスピーカーとしても使用できるため、HEOSの機能を利用して家中で移動させることも可能です。

サウンドバーとしての実力をチェックしていくと、映画『アバターWOW』では画面と一致した実体感のある音の再現、低音重視のメリハリあるサウンドに、スピーカーとしての素性のよさを感じます。『トップガン マーヴェリック』も体を振動させるよう重低音、そして横方向までの空間再現をしっかりと感じられました。

アニメ作品の試聴は、サラウンド志向よりむしろ人の声の質感重視で、声優の演技のニュアンスをしっかりと感じ取れるサウンドで聞かせてくれます。

Bluetoothで再生した「California Dreamin’」は、特に中高域までをナチュラルな情報で鳴らすサウンド。音楽再生用途としても確かな実力を感じさせてくれる出来栄えでした。小音量のリスニングが得意というところも優れたポイントです。

  • DENON HOMEシリーズはいずれもHEOS搭載、コンパクトなサイズ感に見合わぬパワフルな原音再生が魅力です。シリーズ製品との組み合わせによって、単にスピーカーが追加されるというだけでなく、システムとして音のつながりを重視した調整が施されており、特に低音成分の再生はサブウーファーを追加することで、ほかのスピーカーの動作に余裕が生まれ、より透明感が高く、繊細なサラウンド再生が可能になるといいます。
  • サウンドバーの内部構造。本体は幅650mm×高さ75mmとコンパクトです。スピーカーはミッドバス4基とトゥイーター2基の計6基で構成、各スピーカーに独立駆動のパワーアンプが搭載されています。ミッドバスにはロングストロークと低歪を両立するという真円形状ユニットを採用したほか、3基のパッシブラジエーターにより低音再生も強化。筐体は不要な振動を抑制するよう、硬度解析を考慮した設計となっています。
  • DENONシステムの音質傾向表
    Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC/eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    自動音場補正 −
    アプリ ○(HEOSアプリ)

SONOS「Sonos Arc」

音楽リスニング用のWi-Fiスピーカーを展開するブランドとして世界的な人気を誇る SONOS。同社によるサウンドバー「Sonos Arc」に、サブウーファー「Sonos Sub Mini」、スマートスピーカー「Sonos Era 300」をリアスピーカーとして2台追加して、ホームシアターとして発展させた構成が本プラン。アプリによるセットアップ後は、iPhoneの内蔵マイクを利用した自動音場補正機能「Trueplay」を実行でき、最適化が働くところもポイントです。

  • ワイヤレスオーディオに長けたブランドとして知られるSONOS。セッティングは「Sonos S2」アプリで行うので、iOSもしくはAndroid端末とネットワーク環境が必要です。まずサウンドバーをアプリに登録してから、連携するサラウンドを1つずつ追加すれば完了。リアは「Era 100」に、サブウーファーは「Sonos Sub」にも代替できます。ちなみにカラーは2色展開で、取材時はホワイトで統一しました。

実際に『アバターWOW』から体験してみると、水中における音空間の奥行き、頭上から背後に抜けるような移動感、リアだけでも成立する音の移動の再現性はほぼパーフェクト。『トップガン マーヴェリック』も、テレビ画面の存在や、壁に囲われた部屋にいる感覚が完全に消えたように感じられ、エンジンの轟音の再現も極上です。全身に響く音の深みだけでなく低音の移動感までも再現するサウンドは、まさに劇場級。大画面とサラウンドならではの没入感を体感できました。

アニメ作品はセリフの再現が丁寧で、ステレオ制作の作品を正確に再現する意図が感じられました。

「California Dreamin’」の音楽再生は空間に浮かぶような表現が独特。気になる方はアプリからサラウンドをオフにして聴いてもよいでしょう。

  • 「Sonos Era 300」は単体および複数でも再生できるスマートスピーカー。前面、側面、上面に計6基のスピーカーを搭載していて、1台でドルビーアトモスの立体音響を再現できます。今回のテストのようにリアスピーカーとしても利用することができ、臨場感あふれるサラウンドサウンドを実現できます。外観は中央がくびれた独特の形状で、アングル、貫通孔パターンなど、音の指向性や拡散性を最大化させるよう設計されています。さらに独自設計のウェーブガイド技術によって、上下左右の奥行きも感じられるサウンドに。
  • Sonos Era 300の内部構造。スピーカーは計6基構成。前面・左右側面にミッドトゥイーター1基ずつ、左右底面にウーファーを2基、さらに天面には指向制御技術を応用した上向きトゥイーターを1基搭載。また、周波数特性や指向性をコントロールできる独自設計のウェーブガイドを4つ搭載しています。音を壁や天井に反射させることで、立体的なサウンド再生と広いリスニングエリアの確立を両立させました。
  • SONOSシステムの音質傾向表
    Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC/eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X −
    自動音場補正 ○
    アプリ ○(Sonos S2)

SENNHEISER「AMBEO Soundbar | Plus」

ヘッドホン・イヤホンブランドから、独自の立体音響技術AMBEOによってサウンドバーへの進出を進めるSENNHEISER(ゼンハイザー)。単体で7.1.4chを実現する「AMBEO Soundbar | Plus」に、「AMBEO Sub」で重低音をプラスした組み合わせが今回のプランです。

  • サウンドバー+サブウーファー
    「AMBEO Soundbar | Plus」+「AMBEO Sub」
    ¥OPEN(実勢価格¥242,000前後)+¥OPEN(実勢価格¥121,000前後)
  • SENNHEISERはリアスピーカーをラインアップしていないため、サブウーファーのみを追加して試聴。設置性の高さも魅力のひとつです。サブウーファーの接続は、本体のセットアップボタンによる操作、もしくはアプリ「Sennheiser Smart Control App」によるコントロールのどちらかを選んで実行。ステータス確認や各種操作も可能なため、基本的にはアプリがお薦めです。

実際に『アバターWOW』からサウンドを体験すると、とにかくオーディオとしての音の正確が極めて優秀。背後までの回り込みは強くありませんが、前方にかぎれば極めて音分離よくパワフルで、移動感も正確に再現してくれます。『トップガン マーヴェリック』もあくまで正確さ重視で、ジェットエンジンの轟音までサブウーファーとサウンドバーで完璧に制御して描き切ります。

アニメ作品の試聴においても、声優のボイスはナチュラルかつ情報量を重視。モニタースピーカーでアニメを鑑賞するようなストイックな体験です。

「California Dreamin’」の音楽再生では、情熱的な歌声の再現、ピアノの美しさなどは高級ハイエンドスピーカーに通ずるサウンド。ブランドのアイデンティティが垣間見える、異色の音質重視のサウンドバーといえます。

  • AMBEO Soundbar | Plusに搭載された「AMBEO(アンビオ)」とは、ブランド独自の立体音響技術です。周囲の物体の距離、材質、反射率などを認識できる高精度なキャリブレーションを通して、ビームフォーミング、バーチャルスピーカーのチャンネルマッピングをはじめとするさまざまな技術を実行。音響を視聴環境に合わせて最適化することで、音と空間が一体になった3Dサウンドを再現したといいます。
  • AMBEO Soundbar | Plusの内部構造。スピーカーはすべて自社開発されています。フルレンジはフロントに3基、左右に1基ずつ、上向きに2基搭載。さらにロングスローウーファーを2基搭載した計9基の構成です。スピーカーごとにチャンバーを設けることで音干渉を防ぎ、よりクリアな再生を実現。また高さ方向の音響効果を引き出すため、天面には3度の傾斜がつけられています。
  • SENNHEISERシステムの音質傾向表
    Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC/eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    自動音場補正 ○
    アプリ ○(Sennheiser Smart Control App)

SONY「HT-A7000」

「HT-A7000」はSONYのフラグシップサウンドバー。本体は7.1.2chであると同時に、リアスピーカーの追加により、同社独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」にも対応します。

  • サウンドバー+リアスピーカー+サブウーファー
    HT-A7000」+「SA-RS5」+「SA-SW5
    ¥OPEN(直販サイト価格¥198,000前後)+¥OPEN(直販サイト価格¥88,000前後)+¥OPEN(直販サイト価格¥93,500前後)
  • はじめにサウンドバーとテレビをHDMI eARCで接続すれば後の操作はテレビ画面に表示されるので、指示に沿ってリモコンを操作、順番に機器の電源を入れていくのみでOK。体感ではJBLと並んでかんたんに感じられました。自動音場補正も流れで完了。またリアスピーカーは充電式で電源接続に悩まされず配置できるほか、リアは「SA-RS3S」に、サブウーファーは「SA-SW3」にも代替が可能。

『アバターWOW』のサウンドを体験してみると、背後までの移動感こそあまり感じられませんが、画面内の音の定位、メリハリの再現はとても丁寧。水中の水音の再現も情報量豊かです。『トップガン マーヴェリック』は画面の奥に向けての空間の広がりの大きさ、体に降り注ぐような音の臨場感にくわえて、ジェットエンジンの轟音のヌケのいいクリアな低域再生が極めて優秀です。

アニメ作品は女性・男性声優のボイスともナチュラルに再現します。やや男性のボイスのほうが相性はよさそうです。

「California Dreamin’」の音楽再生では、ムーディに空間のなかに音楽を満たしてくれて、特にアコースティックな楽器の再現は絶品。映画も音楽も、よく整えられたサウンドを上質に聞かせてくれるサウンドバーです。

  • 「360 Spatial Sound Mapping」はHT-A7000に搭載されているSONY独自の立体音響技術。サウンドバー本体の左右に内蔵されたマイクを使い、スピーカー間の距離と各スピーカーから天井までの距離を測定、結果をもとに波面合成を行うことでファントムスピーカーを作り出します。空間を音で埋め尽くしシーンの中にいるような臨場感を体感できるといいます。使用にはリアスピーカーが必要。
  • HT-A7000の内部構造。フロントに4基、センターに1基、上向きに2基搭載されたフルレンジスピーカーとサブウーファー2基には、音の歪みを低減させるという独自の振動板X-balanced Speaker unitをサイズ違いで採用。さらに壁反射を使って横方向のサラウンドを再現するビームツイーター2基を搭載した、計11基で構成されています。
  • SONYシステムの音質傾向表
    Wi-Fi ○
    Bluetooth ○
    HDMI(ARC/eARC) ○
    ドルビーアトモス ○
    DTS:X ○
    自動音場補正 ○
    アプリ ○(Music Center)

臨場感指向ながらブランドの特色はそれぞれ

65インチ超の大画面テレビに向けたプレミアムなサウンドバーは、リアスピーカーやサブウーファーのワイヤレス化によって、設置性が高まると同時に、音質面でも実際にスピーカーで取り囲まれる効果は大きく、一気にリアルな臨場感志向へとシフトしているのが感じられました。

このトレンドの火付け役は、本特集でも検証している「JBL BAR 1000」です。サウンドバーと一体化して充電できるワイヤレスサラウンドスピーカーを採用することで、実際に後ろまで音が回り込むリアルなサラウンドを気軽に楽しめるようになりました。エンタメ志向に振り切ったハリウッド映画風のサラウンドは『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『トップガン マーヴェリック』という2本の映画タイトルだけでなく、ステレオ2chで制作されているアニメ作品でも実力を発揮してくれました。

一方、ライバル機種もオプションでワイヤレスリアスピーカーやサブウーファーを用意するなど、同じように進化を遂げていますが、音質面では、メーカーごとに明らかに異なる特色があります。オーディオメーカーらしいHi-Fi志向の音質を全面に押し出したデノン「DENON HOME SOUND BAR 550 SET」、サラウンド表現の正確さと臨場感を追求するSONOS「Sonos Arc」のセット、モニタースピーカーに通ずるほどの音の正確さを志向するSENNHEISER「AMBEO Soundbar Plus」、音に包み込まれるような空間再現に長けたSONY「HT-A7000」と、音の個性はそれぞれ。

今回、テストしたサウンドバー5機種すべてがプレミアムモデルだけに、強みやこだわりも顕著に感じられ、各ブランドのアイデンティティが垣間見える検証となりました。あとは求めるサウンドの個性で選んでもよいでしょう。

SPEC/REFERENCE

SPEC

JBL「JBL BAR 1000
直販サイト価格/税込¥143,000

●総合出力:880W ●スピーカー構成:7.1.4ch ●ユニット数:スピーカー合計15基(バー:上向きフルレンジ×2、トゥイーター×3、ウーファー×5、 リア:上向きフルレンジ×1、トゥイーター×1 サブウーファー×1)●接続端子:HDMI入力×3、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、USB-A×1 ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz、5GHz)●外形寸法:バー:884W×56H×125Dmm、リア:155W×56H×125Dmm、サブウーファー:305W×440H×305Dmm ●質量:バー:約3.7kg、各サラウンドユニット:約1.4kg、サブウーファー:約10kg

DENON「DENON HOME SOUND BAR 550
●スピーカー構成:2.0ch ●ユニット数:スピーカー合計6基(ミッドバス×4、トゥイーター×2)●接続端子:HDMI入力×1、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、USB-A×1、ステレオミニ入力×1 ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz、5GHz)●外形寸法:650W×75H×120Dmm ●質量:3.5kg

SONOS「Sonos Arc
●スピーカー構成:5.0ch ●ユニット数:スピーカー合計11基(楕円型ウーファー×8、トゥイーター×3)●接続端子:HDMI出力×1、、光デジタル音声×1 ※アダプターで対応 ほか ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz)●外形寸法:1141.7W×87H×115.7Dmm ●質量:6.25kg

SENNHEISER「AMBEO Soundbar | Plus」
●総合出力:400W ●スピーカー構成:7.1.4ch ●ユニット数:スピーカー合計9基(フルレンジ×5、ウーファー×2、上向き×2)●接続端子:HDMI入力×2、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1、USB-A×1 ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz、5GHz)●外形寸法:約1050Wmm×78Hmm×120mm ●質量:約6.3kg

SONY「HT-A7000
●総合出力:500W ●スピーカー構成:7.1.2ch ●ユニット数:スピーカー合計基(フルレンジ×5、ウーファー×2、ビームトゥイーター×2、上向き×2)●接続端子:HDMI入力×2、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、ステレオミニ音声入力×1、USB-A×1 ほか ●ネットワーク接続:Wi-Fi(2.4GHz、5GHz)●外形寸法:1300Wmm×80Hmm×142Dmm ●質量:8.7kg

REFERENCE

  • 4Kチューナー内蔵ビデオレコーダー
    PANASONIC
    DMR-ZR1