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  • 冨士ファニチア リビングシアターを取り巻く“収納”の悩みを解消! 冨士ファニチア「Oka(オカ)」

    取材・執筆 / 遠藤義人
    2024年3月4日更新

    • ホームシアター・コンシェルジュ
      遠藤義人

リモコン、iPad、ソフト・・・「リビングシアター」はいつも収納不足

映画鑑賞だけでなく、音楽ライブやゲーム、リモートコミュニケーションなど、日に日に多目的化する「リビングシアター」。それに伴って細かな周辺機器が増える一方なのに、ちょっとした収納スペースが妙に少ないのが悩みのタネですよね。今回は、それらを解消させようとデザイナーの小林幹也氏が考案したシステムソファ、冨士ファニチアの「Oka(オカ)」シリーズを紹介します。

  • 冨士ファニチア
    Oka
    “丘(Oka)”というひとつの空間で、様々な人が程よい距離感を保ちながら各々の好きなことを楽しむように、本を読んだり、音楽を聴いたり、勉強をしたり、家族それぞれがしたいことを、しやすい環境に整えられることをコンセプトとしたシリーズ。

空間の中にある家具を重視する小林幹也氏のデザイン

小林は、自身もライフスタイルブランド「IMPLEMENTS」を運営するデザイナー。国内外の様々な家具メーカーとタッグを組んだり、住宅プロジェクトに携わることも多く、家具単体としての見た目のみならず、家具が空間に置かれたときの佇まいにも意を払う点で異彩を放っています。

そんな小林氏が気になっていたことのひとつが「家の中の収納スペースが、リアルな生活に対して少ない」というものでした。そこで冨士ファニチアと組むにあたり、ソファに対して収まりのいい収納を考えながらリビング全体をデザインしたいと考案したのが「Oka」です。

「Oka」シリーズは現在、近年人気の足を伸ばせるシェーズロングや、自由度を増すコーナー、スツールを含むソファのほか、シェルフ2タイプ、デスク、そしてワゴン2タイプをラインアップしています。

  • デザインを担当した小林幹也氏。
    1981年東京都に生まれ、2005年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。インテリアデザイン会社勤務後、株式会社小林幹也スタジオ設立し、東京とスペイン・バレンシアを拠点に活動しています。家具、プロダクト、モビリティからインテリアデザインまで幅広く携わり、国内外のクライアントとともにデザインを提案。自社のオリジナルライフスタイルブランド「IMPLEMENTS」も運営しています。

ソファ 〜硬めの座が長時間でも快適〜

その名の通り「丘」をイメージさせる弓なりのやわらかい曲線が特徴的なソファは、リビングという、多目的でときに殺伐としがちな空間に、優しい印象をもたらします。

見た目ボリューム感のあるソファの座面には、硬軟のウレタン、硬めのチップウレタン、ポケットコイルなど計8層が積層されており、通常のソファではあまり見られないスラブ構造を形成。ポケットコイルの沈み具合を取り囲むウレタンで調整することで、座ったときの姿勢が崩れにくく、長時間座っても疲れにくいという、まさに「ホームシアター」ユーザーにうってつけの仕様になっています。

また、ソファはセパレートのモジュールタイプとなっており、ベンチ型ソファは片肘や肘なしもあり、コーナーソファもラインアップ。空間や生活スタイルに合わせた多様な組み合わせが可能で、時にはひとつの大画面を囲んで「リビングシアター」を楽しみ、時には家族1人ひとりが好きな場所に居所を作り程よい距離感で過ごす・・・といった配置も可能です。

  • ソファ
    片肘や肘なし、一人掛けや二人掛け、コーナーソファなど多数ラインアップ。張地の素材・カラーもバリエーション豊かで、多様なインテリアや生活スタイルに対応可能です。
  • スツール
    3サイズを展開。ソファと同様、張地の素材・カラーもバリエーション豊か。

オープンシェルフ 〜機器の配線や放熱にも有利〜

組み合わせるシェルフは、テレワークやリモートワークが一般化した現代にもピッタリで、ワゴンやデスクを組み合わせることで使い勝手のいいリビングに仕立てることができます。

背面と側面がないデザインを採用するタイプは、奥行き450mm。棚の中まで光が回り込んで抜けをよくするとともに、ゲーム機器やデジタル機器の配線や放熱にも奏功します。

一方、中仕切りがなく側板のあるタイプは、大判の書籍やCDなどざっくり収納するのに便利です。

ソファに並べて使えるリビングテーブルは天板が開閉式で、リモコンなどを収納してすっきりさせることができます。もちろん天板を閉めればiPadなどのタブレット端末やノートPCなどを置く作業台としても使えます。

  • シェルフ
    背面と側面がないタイプ。天板から側面への繋がりが美しく、すっきりとしたフォルムで木の温かみを感じられます。3サイズを展開。
  • シェルフ
    中仕切りがなく側板のあるタイプ。多動棚になっており、用途に合わせて収納しやすい環境を作ることができます。4サイズを展開。

デスク 〜リビングシアターと共存できる〜

リビングにあっても違和感がないデスク周りもラインアップ。脚から天板へのラインが美しくすっきりとしたフォルムで、木の温かみも感じられるデザインです。

デスクは、幅4タイプ(1200/1000/800/600mm)、奥行2タイプ(600/450mm)と豊富なサイズ展開で、設置場所にあったサイズが選べます。天板には厚杢という0.5mm程度の突板を張り薄く仕上げており、杢目の美しい表情が無垢材とは異なる趣をみせています。脚部と貫部は無垢材を使用し、仕事道具っぽさを排除しています。

ワゴンは、上段がオープンボックスですぐに取り出せる引き出し1段タイプと、比較的薄い引き出しとA4ファイルが収まる大型の引き出しの2段タイプを用意しています。リモコンやiPad、ノートPCなどがすぐ取り出せる1段タイプは外にない使いやすさを発揮しそう。

  • デスク
    抽斗やワゴンを組み合わせることでリビングやダイニングでも自室のような使い勝手の良い空間を作ることができます。8サイズを展開。
    ワゴン
    抽斗の数が1段と2段の2種類を展開。

専用室にはない「リビングシアター」ならではの悩みを解決してくれる

大画面を囲む、長時間座っても疲れず、リモコンやiPadなどちょっとした収納スペースが手許にある…。リモートワークとの共存という課題もクリアーしてくれそうな、魅力的なソファシリーズは、現代の「リビングシアター」の味方になってくれそうです。

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