大空間の美しさそのままにインストール
おうちで映画やアニメをのんびり楽しむのが日課だというAさん。ご主人はプライベートな時間が取りづらく、家族で過ごすのに自宅、特にリビングでの時間を大切に考えておられたそうです。新築時、そんな想いを知る奥様がホームシアターの導入を計画、実行しました。
インストールを担当したのはコール徳島店の野田博之氏。半円状のリビングは、外光の入りかたに至るまで設計された大空間。その美しさと開放感を損ねないまま画と音のクオリティを高めるため、野田氏は設計士と綿密な打ち合わせを重ね、美観とクオリティを両立したリビングシアターを完成させました。
- リビングは約40畳の大空間。丸い空間にしたいというご主人の要望から半円状のデザインになったそうです。非対称の構造になることで音響的にもプラスになったと野田氏。右奥にあるキッチンとの間には、空間を隔てることもできるよう遮光性の高い木扉を設けています。
- 映画にアニメにドラマにゲームと、お好きな作品もコンテンツもさまざまなAさんご一家。リビングにつくった甲斐もありホームシアターは家にいるみんなで楽しんでいますが、ソフトラックには個性がひしめきあっています
美しい意匠と映像・音のクオリティを両立
スクリーンはできるかぎり大きなものをという要望に応え150インチを導入。大画面に映像を投写するプロジェクターは後方の壁内に設置したことで、使用しないときでも圧迫感を感じさせません。内部に温度センサーとファンを仕込むことで排熱処理も完備しました。プロによる細やかな気遣いが随所で活きています。
サラウンドは空間デザインとのバランスを考慮した4.0.2ch構成。奥様が一目惚れしたというBang&Olufsen「BEOLAB 28」をフロントスピーカーに据え、それを中心に野田氏がプランニングしました。生活動線を妨げないよう、リアスピーカーには埋め込みタイプを採用。
トップミドルスピーカーの設置は照明や空調の位置との兼ね合いで難航したものの、設計士の尽力もあり角度も含めほぼ理想どおりの配置を叶えられたといいます。高さ方向の音も臨場感たっぷりに楽しめます。
ボタン1つでリビングが映画館に
さらに手持ちのスマホでシーンごとに機器を一括コントロールできるよう設定。かんたん操作のおかげもあってAさん家ではほぼ毎日ホームシアターを楽しんでおられるそうです。「ボタンひとつで再生のための準備がすべて整うので重宝しています。食事をつくったり食べたりしながら楽しめますし、ふたりでくつろぎながら、いい画と音で作品を見る時間は、いまでは毎日の暮らしに欠かせません」と嬉しそうに語ってくれました。
- 一括コントロールでホームシアターを起動したときのようす。機器だけでなく照明やカーテンも操作できるよう、キッチンに「SwitchBot」のハブを仕込んでいます。「おはよう」「おやすみ」「ホームシアター」の3つをシーンとして設定しました
写真/大野 博
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A邸ホームシアター概要
HOMETHEATER DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども3人+ペット ●ホームシアターの広さ:約40畳 ●画面サイズ:150インチ+83インチ ●サラウンド:4.0.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、かんたん操作 ほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:ソニー VPL-XW7000 ●有機ELテレビ:ソニー XRJ-83A90J ●スクリーン:キクチ TGE-150HDW ●AV アンプ:デノン AVR-X3800H ●フロントスピーカー:Bang & Olufsen BEOLAB 28 ●リアスピーカー:JBL Studio 2 8IC ●トップミドルスピーカー:JBL Studio 2 8IC ●ゲーム機:ソニー PlayStation 5
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