「わが家を甲子園にしたい」
グレートーンで統一されたシックなLDKが印象的な永田さんの住まい。アクセントになっているのが、和室スペースとの境に下ろされたスクリーンです。「私は阪神タイガースのファンで、昔からわが家を甲子園にしたいと思っていました。そこで、家の新築にあたり、ホームシアターづくりを思いつきました」と語るご主人。
ホームシアターのインストールは木田電業の井上祐樹氏に依頼しました。「子どもと遊ぶ時間、家族で寛ぐ時間。それぞれでメリハリをつけて過ごしたい」という永田さんの要望を受け、ホームシアター機器をレイアウトしていきました。
視聴コンテンツごとにゾーニング
プロジェクターはJVCの4K/HDR対応モデル「LX-UH1」を選択。さらに5.1chのスピーカーはサブウーファーを除いてイクリプス「TD508MK3」で統一することで、各スピーカーのスムーズな音のつながりを追求しました。
特に印象的なのは、スクリーンとテレビのスペースをわけたレイアウトで、スクリーンを収めるにあたって生活の妨げにならない位置として井上氏が導き出したのが和室との境でした。スクリーンサイズは和室が隠れる120インチを選択。邪魔になるものが視界に入りにくく、映像に没入しやすいという効果とともに、快適な暮らしももたらしました。
- スクリーンは120インチ。住まいの構造上、天井を掘り込んでケースを隠せなかったですが、和室スペースとの境に設置することで、スクリーンの存在感を極力目立たないように工夫しています。また、映像に集中しやすいように、スクリーンの後ろにロールスクリーンを垂らしています。
- テレビボードは造作で、サブウーファーやAVアンプなどが収まるように井上氏が設計アドバイスを行っています。なお、サブウーファーはヤマハの前方放射タイプとし、響き方や放熱を考慮した上でゆとりを持って設置しているといいます。
遊びと寛ぎの切り替えが快適
こうして完成したホームシアターでは、テレビとスクリーンとをわけたレイアウトのお陰で、遊びと寛ぎの時間を切り替えしやすくなったといいます。ちなみに、ご主人が特に感動したのはB’zのライブブルーレイを観た時なのだとか。
「B’zの2人が目の前にいるかのような迫力で、本当に鳥肌が立ちましたね」と顔を綻ばせるご主人。子どもと楽しむゲームやアニメはテレビで、大人が楽しむ野球や音楽はスクリーンで。気分の切り替えがしやすい快適なエンタメライフを送る永田さん。そこには子育て世代がお手本にしたいアイデアが満載です。
写真/草野清一郎
そのほかの事例>>>迫力のサラウンドで楽しむ究極のマーベル劇場
そのほかの事例>>>50畳&天井高5m超のLDKにシアターが美しくマッチ
永田邸ホームシアター概要
ROOM DATA
●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども2人 ●ホームシアターの広さ:約30畳 ●画面サイズ:120インチ+32インチ ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニングほか
SYSTEM LIST
●プロジェクター:JVC LX-UH1 ●スクリーン:グランビュー GEA-120HDW ●液晶テレビ:シャープ LC-32W5 ●Ultra HDブルーレイレコーダー:シャープ 4B-C20AT3 ●AV アンプ:デノン AVR-X2700H ●フロントスピーカー:イクリプス TD508MK3 ●センタースピーカー:イクリプス TD508MK3 ●リアスピーカー:イクリプス TD508MK3 ●サブウーファー:ヤマハ NS-SW500 ●ゲーム機:ソニー PlayStation 3 ●ゲーム機:ソニー PlayStation 2 ●ゲーム機:Nintendo Switch
INSTALL SHOP
木田電業
〒889-1801
宮崎県都城市山之口町富吉4192-4
TEL:0986-57-4305
営業時間:10:00 – 18:00(要予約)
定休日:水曜日
https://kida-dengyo.com/